映画“めぐり逢い”3.独断と偏愛で語るラストシーン
“めぐり逢い”は、レオ・マッケリー監督が1939年に作った“邂逅”(シャルル・ボワイエ&アイリーン・ダン)を自身でリメイクしたものです。1939年版もしっとりとした味わいのある作品です。せりふや演出がほぼそっくりなので、逆に違う点が興味深く、監督が何にこだわったのか、つい妄想したくなります(笑)
<シャルル・ボワイエ&アイリーン・ダン、邂逅:めぐり逢い>
ラストシーンは、クリスマスの日、ひとりで過ごすテリーのアパートにニッキーが現れ、思いがけず再会するところから始まります