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Art Work 『ムラサキシジミ』
こちらは、蝶好きの母のために描いた作品です。(現在過去記事移行中)
2021年1月25日
昨年の10月頃に、娘とふたり、雨の日の散歩に出かけると、道端に、美しい蝶がいるのを発見しました。その蝶は鳥に襲われたのか、翅がひどく傷んでいました。
見慣れない蝶だったので、自宅に戻ってから、調べてみると、それは、ムラサキシジミという名の蝶でした。
寒冷地ではまれな種であり、私の暮らす地域は、生息の最北限なのが分かりました。越冬直前には、ソバの花で吸蜜するとのことで、確かにこの辺りには、ソバ畑が広がっています。
この蝶との出会いも、人生初でしたが、母には、新婚旅行で訪れた、九州の国立公園でムラサキシジミを見かけては、興奮したという思い出があり、子供の頃から、よくその話を聞かせてくれていました。
直接、生命に触れることができた出会いに、感謝の気持ちを抱かずにはいられませんでした。
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分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
目 : チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
科 : シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
族 : ムラサキシジミ族 Arhopalini
属 : ムラサキシジミ属 Narathura
種 : ムラサキシジミ N. japonica
今回描いたのは、雌のムラサキシジミです。
幻光色の美しさに魅了され、その表現に挑みました。
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描いている途中に、翅に、サンキャッチャーの光が当たり。嬉しくなりました。そんな遊びをしていたら、リアルを追求するのか、感性で描くのかの、分かれ道が訪れました。
いつも、そこのバランスに迷います。影と色を足すと、リアルに近づきますが、できる限り、光を残したいと、願ってしまうのです。
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描き終えてみると、『この生物を創り出した、神様の美的センスは、レベルが高い!』そんな感想です。
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ムラサキシジミに、生命の輝きを感じては、心が癒され、また、光が織りなす虹色の世界を、更に追い求めたくなりました。
お付き合いくださり、有り難うございました。
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