2020.6.17.wed. 星読み日記@練習中
星読み練習中。毎日のホロスコープを読んでいます。
太陽双子座の季節もあと4日ですが、ようやく雰囲気が掴めてきたような気がします。って、遅っ。双子座に星がないので仕方ない...
昨日もコツコツ勉強しようと思うけど捗らず、気分転換にと本を読み始めました。何年か前に買ったのに読んでいなかった、シャネルについての2冊の本『獅子座の女シャネル』と『ココ・シャネルの星座』です。
両方ともタイトルに星にまつわる言葉が入っていますが、前者は占星術的な意味合いで、後者は英題がConstellationとなっておりシャネルを取り巻く人々が描かれているので、シャネルという人を形成したもの、という意味合いで使われているのかなという感じ。
星読みにのめり込む前に買ったけど、いいタイミングまでよくぞ寝かせてあったものです...
『獅子座の女〜シャネル』は、ポール・モランという友人にシャネル自ら語った回想録という体なのだけど、何の気なしにもう一冊を読むと、全然違う...『ココ・シャネルの星座』は前著も参考にしているようだけど、シャネルは生い立ちについて嘘をでっちあげているとも書かれています。『ココ・アヴァン・シャネル』という、タイトルそのものファッションデザイナーとして名声を轟かす前に焦点を当てた映画のストーリーは、大筋では後者の本に近いものだったように思う。
気になってくるのはガブリエル=ココ・シャネルのホロスコープ。双子座には結構星がたくさんあって、土星・冥王星・カイロンは5ハウス、火星は6ハウスに位置しています。5ハウスの三天体は不幸な生い立ちと、そんななかで培った破壊的な衝動と観察眼、のちにファッションに革命を起こしたのは努力の賜物だと本人も回想録で述べています。6ハウスは仕事のハウス。今日のサビアンシンボルに近い角度なのも、それまでの女性のファッションや男性優位の社会の枠から飛び出して生き抜いてやろうという彼女の魂の衝動を表しているようです。
双子座27°「森から出てくるジプシー」
直観を信じて新しい方向へ向かう・チャレンジ
向上心を持って上を目指す度数
シャネルの話は続きますが、田舎での貧しい暮らしに耐えかねて、ミュージックホールでの歌手の仕事、帽子のクチュリエ、ファッションデザイナーとのし上がって行った彼女は、「森から出てくるジプシー」に象徴されるような火星の行動力を使っていたのかなぁと思います。
彼女の火星は双子座27.07°で、サビアンは厳密には28°「破産宣告された男」になるのですがそれもまた意味深。影には、恋人でありパトロンでもあった男性の姿があります。最初の男性は歌手時代の後見人でもあり帽子の仕事を立ち上げる援助をしてくれたのですが、さらに魅力的なイギリス人の資産家が現れるとシャネルの心はそちらの方へ。資産家ボーイ・カペルも援助をしてくれていたけれど、やがて彼女の野望と独立心が上回り経済的には自立。こちらも野心家のボーイも面白くなかったこともあるだろう、有力者の娘と結婚するも、シャネルとは恋人でいたいと言いながら事故であっけなく死んでしまう。
また、シャネルとは犬猿の仲だったそうだけど、新しいファッションの時代を先導していたデザイナーのポール・ポワレも、シャネルの影で「破産宣告された男」かもしれない。彼が戦争に駆り出されている間に、シャネルが台頭してしまったのだから。
長くなってしまいましたが、歴史上の人物の伝記とホロスコープとを見比べながら読むと、星の符号がありすぎておもしろいです。
自分の能力や言葉の使い方を磨くのにも、偉人や本から学ぶことは必要ですしね。
シャネルの生きた時代から100年ほど経った今年の火星は、魚座にあり太陽とはスクエア。闘ったり勝ちに行くのではなくて、自分の心地よいほうの直観に従って行動する。同じく田舎の生まれで獅子座の私は今日そのように考えております。
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