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2021.3.7.sun. 魚座17° 星読み日記
毎日のホロスコープとサビアンシンボルを読みながら日記を書いています。
2020年の今日、ひとりの友人が宇宙に還りました。とても可愛らしくてあたたかくてみんなの人気者だったその女性が、闘病していたということはごく一部の人だけが知っていて、私はその周囲の方から打ち明けられていたのだけれど、その時の私はとても弱く、そんな状態で会えないと意地を張ってしまっていました。
私がもっといい状態に変われたら、そうだなぁ春頃には会いに行ける、そんな勝手なことを考えていました。その間にもずっと病院に付き添ったりお世話をしていた人たちがいて、その人たちがどんな思いでいたのか、一年経つ頃にぽつりぽつりと耳にするようになって、会いたかったなぁ、会いに行けばよかったなぁと、今さら切ない気持ちでいっぱいになっています。
魚座17° 「復活祭の歩道 」
生命力を解放する喜びの力を演出する・歓喜の人
対立する要素をプラスに変換する転機となる度数
心配をかけたくない、弱っている姿は見せられない。そんな風に思う彼女の気持ちもなんとなくわかる関係性だったけれど、住む場所が離れたことで少し疎遠になっている間に、彼女の周りには私の知らないご縁がどんどん広がっていて、なんだか優しくてすごい人たちばかりでちょっと気遅れしてしまいました。私は私で新しい土地で働くことに精一杯になっていて、そのまま二度と会えなくなるなんて思いもしませんでした。
私が引っ越していちばんにしたことは、彼女の写真を部屋の壁に貼ったこと。無機質で唐突なインターホンの画面や給湯器の操作画面をカモフラージュするように、友人の撮った地元の風景で壁を彩りました。ずっとそのまま、いつも私を慰めていてくれました。
写真や編み物などの作品を見ても、ほんとうはとても繊細な心の持ち主なんだけど、いつのまにか強く頼られる人になっていて、そうすると周りを元気づけようと、サービス精神と笑顔とでがんばってしまう。そんな彼女にどれだけの人が救われてきたんだろうか。
でも、弱音を吐いても助けを求められても、やっぱりみんなあなたに会えることが幸せで、生きていてほしかった。どんなことでも話してほしかったなぁと思います。
私自身も言えなかったり強がろうとしてた部分がどれだけあったのか。そしてあなたみたいに強くいられなくて、人に迷惑かけたり嫌われたりもいっぱいしてて、全然誉められたことではないのだけれど、それも私なんだと認めるしかない。最近はそんな風に思うことばかりです。でも彼女の生きた年数にはまだほんの少し追いつかないし、それだけの経験には全然足りていないのだから、愚直にやっていくしかない。
会えなかった時間を埋めてもらうように、彼女が生きた最期の時間の話を聴くことができてよかった。お別れの悲しみは近くにいた人たちの方がずっと大きいから、私は泣かないと思っていたのに、最後の方には耐えられなくて、これを書きながらも何度も込み上げてくるものがありました。
去年の今日のホロスコープを読んでみたら、太陽と海王星が重なろうとしていた。だから、彼女が宇宙に還るちょうどいいタイミングだったんだよ、って、悲しむ友人と自分を慰めていました。
その時はまだサビアンシンボルまでは見ていなかったのかも知れません。「復活祭の歩道」いつもこの時期になったら彼女の思い出がよみがえる。それはとても素敵なことなのかもしれません。
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