こんにちは!
現在シュガークラフトのオーダーメイドやマジパン細工の講師として活動しております、atelier POPOのフジシマ エリと申します。
突然ですがみなさんは『マジパン』という食べ物をご存じでしょうか?
マジパンとは粉末状にしたアーモンドと砂糖を練り合わせたお菓子のこと。日本では主に細工用としてケーキの装飾に用いられることが多いのですが、ヨーロッパではグミやチョコレートと並ぶポピュラーなお菓子です。
パティシエの方で知らない人は殆どいないこの『マジパン』という素材ですが、実際に販売されているパティスリーは日本国内では少数で扱い方や作り方を記した専門書も数少ないのが現実です。
その半面、大きな道具を使わず少ないスペースで気軽に制作ができるため、国内最大の洋菓子コンテスト『ジャパンケーキショー東京』では最も出品数の多い部門として【マジパン仕上げデコレーションケーキ部門】が挙げられます。
マジパン細工を経験することで、色彩や造形の感性を磨いたり、他の菓子にマジパンで特別な装飾をする事が出来たり、得られるものはたくさんあります。
私自身も専門学生の頃からマジパン細工の部門でコンテストに出品しておりました。
当時私の通う学校ではコンテストに参加する学生が多く、わからないことだらけの中試行錯誤してできたものを仲間同士で教え合い切磋琢磨してマジパン細工を楽しんでいました。ですが、現在では細工人口の減少やコロナ禍で自宅制作する方も増えているため、こうした周りからの刺激を受けることなく制作している方も少なくないのではと思います。
また、マジパン細工を始めて間もない頃は特に「自分のつくりたいもの」があってもそれを上手く表現する方法がわからず楽しくなくなってしまったり、やめたくなってしまったりすることもあると思います。私自身も学生の頃は思うように出来ず、一生懸命取り組みながらもそれがすごくもどかしかったです。
そんな方にとってこのnoteが少しでも刺激になり、制作のヒントになればと考えています。
自分の作れるものの幅が広がるとどんどん楽しくなっていくはずです…!
マジパン細工を続けて約10年、私が培ってきた大切な技術を少しずつ投稿していきたいと思います。
作り方は人それぞれ、正解不正解はありません。このnoteに記載されていることに関してもたくさんある方法の中の一部に過ぎませんので、これいいかも!と思えることは是非活用して頂き、そこからまた新たな方法を発見する糧にして頂けると嬉しいです。
最後に、
初心者の方でも作りやすい細工から、コンテスト作品に活用できるような技術まで幅広く投稿していけたらと思います。
工程ごと写真を用いてなるべく分かりやすいようまとめていきたいと思いますので、興味のあるページがありましたら是非ご覧下さい。
Instagram、twitterにて普段制作している作品や活動記録など投稿しております。noteの更新状況も発信して参りますのでご確認頂ければと思います。
https://www.instagram.com/atelier.popo/
マジパン細工で誰かを喜ばせたい方や、技術向上を目指して真摯に取り組んでいる方にとって少しでもご参考になれば幸いです。
これからどうぞ宜しくお願い致します。
atelier POPO フジシマ エリ