石けん工房を作りたい:製造所探し
薬剤師さんを見つけることができたので、製造場所を探すことになりました。
製造所も何でもいいわけではなく、様々要件があるのですが、大雑把に言うとこんな感じです。
化粧品製造所の条件
換気が適切で清潔
常時居住する場所や不潔な場所から区別されていること。⇒自宅NG
作業ができる広さ
防塵・防虫の設備
床は板張りかコンクリート⇒カーペット、畳などNG
場所が見つかったのはいつもの○○
自宅で開業できたら楽なんでしょうけど、化粧品だから清潔な環境でないといけないようで、場所を探さないといけません。
不動産屋さんに行って、物件を紹介してもらいましたが、なかなか希望に添うところがない。
それでも、先生がたまたま来ていた生徒に工房の計画を話したら、その方の親戚が経営している会社建物の社員食堂として使っていた部屋が空いているから使いませんか?という話に。
社員食堂だった場所なので、部屋のなかに水道も完備されているし、トイレなどの不潔な場所とも離れている。
広さも十分で、元々おいてあったテーブルや椅子などの備品はそのままお借りできることに。
石けん作りのためにあるような部屋でした。
すごいね。
いつもの人間関係ラッキーがまた出ましたよ。
たまたまっていうのが、続いている。
何事も、人に支えられて成り立っているんだろうと、社会の仕組みを考えさせられます。
それで、最終的にその生徒さんも工房作りに参加して4人チームになりました!
お盆返上で大掃除!
いくら条件に合っていたとはいえ、しばらく物置のように使われていたようで、部屋自体はだいぶ汚れた感じ。
それから更衣場所、必要な機器・材料の保管場所、完成したした製品の保管場所など、図面に基づいた配置をしなけばなりません。
そしてホコリが落ちて製品に混入することがないように、蛍光灯は透明のプレートなどで覆う対処が必要です。
もしかすると、蛍光灯を外してしまえばいいかもしれないですが。
申請後には、実地検査があるため、まずは清潔にしないといけません。お盆休みを返上して大掃除をしました。
結局、自宅の掃除だってこんなにしたことないよ。
と言うくらいの大がかりのな掃除になりました。
窓の汚れ、壁の汚れ、なるべく暑くない時間帯を使って手分けしました。
一番手強かったのは床。
元々社員食堂で人が集まる場所だったからか、とにかく汚かった。油汚れみたいなものが。
つくづく思うけども、やっぱりこういうときには、化学洗剤なんだあ。
いくら石けんを作って売ると言ってもね。
石けんでは泡だってしまって、使いづらいだろうし。
ということで、マジックリンの原液をシュッシュして、金だわしで洗い、更にスケッパー(わかります?パンを作るときにパン生地を切る道具です)で汚れをこそぎ取るかんじ。
汗だく、膝痛、筋肉痛、あせもになりながら、結局5日くらいかけて掃除しましたよ。
もう、ピカピカ。
製造所に泊まれる。(いや、人が住んでるのはダメなんだって)
こんなかんじ。
まだまだやることは有るんだけど、すべて終わったような清々しさ。