お庭のビジター~赤は美しい~
※ビジター・・・野生動物とかの話ではない。
家族はだれもキョーミないけど、私のお庭ってば・・・の話。
みなさま、今年の秋の紅葉はおたのしみあそばされましたか。
散りゆく姿とはいえ、鮮やかな赤や黄色は枯れ果てた人間に活力をくれますね。
・赤いものは美しい(思想的なアカではない)
ロシア語で「赤・красныйクラースヌイ」「美しい・красивыйクラスィーヴイー」を勘違いして読んで笑われた学生の頃をふと思い出しましたが、
調べたら、語源は一緒らしいです。やっぱ赤は美しいってことじゃん。
・・・本能に訴えかける色というか。狩猟採集時代の記憶?知らんけど。
エケベリア、グラプトペタルム、パキフィツム、クラッスラ属など。
わが庭の多肉植物も鮮やかに紅葉し、目を引くものが多い季節。(これらの属の違いがすぐにわかる方は、多肉通ですな)
ある休日、とつぜん一人の訪問者がいらっしゃいました。
上品なご年配のご婦人。
実は先週も来られたそうで、その際あいにく私は昼寝中。長男が対応したそう。
「このお庭は誰がお世話されているのおばあさん?お母さん?」
「どうやってこんなに沢山の多肉を育ててらっしゃるの」
という矢継ぎ早の質問に、「おかーさん寝てる!○○(長男の名前)はわからないよ!」とそっけなく帰したというのを後で聞きました。
「・・・庭を見たいなんて言って、空き巣の下調べ?」
近ごろ田舎でも物騒っていうし怖いね。
失礼ながらそう思っていた次の週末の午後。くだんのお庭の訪問者が再びお越しになられたのです。
どんな空き巣犯か見たろやないの、とドキドキしてドアを開けると、グレイヘアの貴婦人。紙袋までさげてらっしゃる(私ってば、めざとい奴)
お話を聞くと、ポケGOのポケストップがあるので、この辺りにちょくちょく来ていたらステキな庭があるのが目に付いた。自分も多肉が好きで育てているが上手くいかない。ここでは雨ざらしで栽培しているが、冬越し対策をしなくていいのか聞きたくなったとのことでした。
そしてうちの長男がその方の孫の名前と同じだったので、うれしくてお菓子も持ってきてくれたそう。
そんな風に興味を持って頂けるなら悪い気はしない。
お庭をガイドしてとっておきの自己流・栽培法をお伝えして、お土産にといくらかの葉挿し苗もふるまったのでした。
お話していると、私の実家方面にお住まいということでまたご縁を感じる。
きっとまたお会いできることを確信して、お名前も聞かずに手を振ったさわやかな秋の日でした。
うちの家族は誰もお庭に興味がないので、お母さんまた泥んこ遊びしてる程度の理解で、ご近所からも煙たがられ(笑)いまいち私のガーデナーとして技量(?)が認識されていませんが、水やりとかしてると「きれいなお庭ね」なんて声かけられますのよ。時々。お散歩中のご老人とか。
ガーデニング談義に花を咲かせながら、優雅にハーブティーをすする庭トモダチがいたら人生楽しいだろうか。なんて夢見てみる今日この頃。
多分高貴でお上品な私は、庭でビール飲みながら肉焼いてるわよね。オホホ、乾杯!