TEDx登壇を終えて
tedxの登壇が終わった。。
解放感がものすごい。
tedxが本当に終わったことを実感する為に一度振り返ってみる。
本番前夜
2024年6月下旬頃から月1回。今月に関しては週1回くらいのペースのミーティングを重ねて、世の中に届けられる「アイデア」を練りに練って考えた。
最後のミーティングで流れが決まってしまえば、
あとはひたすらその一連の流れを繰り返していく作業。
あまり練習し過ぎてもモチベーションが下がってしまうので、一日に1~2回に留めながら、本番の1週間は毎日練習した。
登壇では玩具を実際にお客さんの前で実演するので、持ち込む準備が必要なのだが、徒歩で行くので、玩具を入れる為の袋が必要になった。
しかし、色々な袋を試しても規格が合わない。仕方なく、グルーガンで紙袋同士を融合させながら、規格に合うサイズの袋を作る。そして、手持ちはちぎれても良いように沢山の手持ちをつける。こういう部分に無駄に力をいれてしまう。。※そして、ちぎれなかった。笑
本番前日では緊張をほぐそうとお風呂を沸かし、なんとなく気分転換をする為にお気に入りの“登別温泉の素”をお風呂に投下。
お風呂に入りながらリラックスするが、どうしても本番の事を考えてしまうので、エコーの効くお風呂場で2回通し練習を湯舟に浸かりながら、30分練習をしてみた。
すると、完全にのぼせてしまい、
立ち眩みがひどい。笑
何とも気持ちが悪くなり、、頭が真っ白になった。
意外と心地良い具合の悪さである。
でも、そのおかげで何も考えることなくグッスリと寝る事が出来た。
この方法は今後も緊張し過ぎた時に使えそうなテクニックかも知れない。笑
本番
登壇前は本当に緊張した。
だけど、僕の前に同じ登壇者の“木箱”さん
による生演奏が聴こえてくる。
目を瞑るととても落ち着く歌声とメロディにとても癒された。
そして、同時に音楽を聴きながら
自分の過去の人生も振り返る。
たぶん、ほんの数十秒だったと思うけど、
その時間も良かった。
自分が赤いカーペット上で登壇できるような日がおもちゃ作家を始めた頃は想像できなかった未来で、、。今、その場に立とうとしている。。
本当に沢山練習を繰り返してきたのだけど、登壇直前はやはり緊張するもので表情がきっと強張ってしまっていた。
こういう舞台で自分の人生について
語る機会なんて早々ない。
だけど、本番直前に強く自分の中で
繰り返し意識したのは、、
“後悔しないようにとにかくこの舞台を楽しもう”
そう思いながら登壇した。
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登壇の最中は今まで練習したどのペースよりもややペースが速いことに終盤になって気が付いた。持ち時間は15分と決まっているので、あまりにも話が長くなりすぎても、後で話したことをYouTubeでカットされてしまう。それは避けたかった。
そして、終盤へ差し掛かり「リアルな体験が心を動かす」という締めの言葉へ入る。
登壇者視点で残り何分なのかカウントダウンが見えるようになっていて、その時点で1分20秒くらい残っていたことを覚えている。やっぱりいつもよりも少し早い。。
でも、その時少しチャンスだと思った。
最後の言葉は、、
自分が社会へ届けたい言葉が詰まっている。
デジタル世界が進んでいく中でアナログな価値を再認識しなければと思っている人はきっと多くいるはず。
だけど、それを多くの人の前で言葉に出来るチャンスを持つことが出来たのは自分だけではないか。。そんな風に思えた。
だから、最後はゆっくりと丁寧に想いを乗せながら言葉にした。
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「ありがとうございました、、!」
話を終えて、数秒頭を下げてから、
その後再びまた顔上げる。
そこから目に映る景色は
大きな拍手とスタンディングオベーション。
tedxらしい演出ももちろんあるけど、
本当に感動した。
自分が信じてきた価値観が
認められたように感じられた。
きっとこれからもこの景色は忘れない。
登壇前から声を掛けてくれた人、会場まで足を運んでくれた人、こっそりと陰から応援してくれる人、感動して泣いてくれた人、アトリエに遊びに必ずいくよ!って声掛けてくれた方々、、本当にありがとうございました!