「わたしか?わたしじゃないか?だから」〜映画「アイスクリームフィーバー」がさしたトゲ
こんにちはブログ「雨雲と太陽」です
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「アイスクリームフィーバー」の話をします
今年1本だけ映画館でみた映画 でも3回もみた映画「アイスクリームフィーバー」の話をします
コトシ7月に公開されてそろそろ円盤化(BR・DVD)される時期なので #ネタバレ もありかな?って思っています
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「わたしか?わたしじゃないか?だから」は劇中で松本まりかさんがめいっこ役の南琴奈さんに放った言葉です
この言葉がアイスクリームの季節がさったあともワタシの心にトゲのように刺さって抜けないんです
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タイトルのとおりこの映画にはアイスクリームやアイスクリーム屋さんが出てきます
でもアイスクリームは映画のソザイのひとつです
ワタシはこの映画から
「大好きなことを大好きでいいんだよ」
って言われた気がします
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きっかけはFM802
この映画を知ったきっかけはFM802という大阪のラジオ局でした
関西在住ではないのですがワタシはこのミュージックステーションが大好きでラジコのエリアフリーでよくきいているんです
このラジオ局がこの映画の製作委員会に加わっていて 7月に入ってモーレツにプッシュしはじめ吉澤嘉代子さんの挿入曲「氷菓子」が大量に流れました
https://youtu.be/Saroj8ikOPg?si=JHrUuOe7iF_jl-A-
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FM802では各番組で監督の千原哲也さんや出演者さんが毎日プロモーションのためにゲスト出演してガゼン「みたい」ワタシが盛り上がってきました
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何よりも大好きな❤吉岡里帆さんが主演ということもあり たまには映画館に行こか?って まずは上映館を検索!
でもシネコンの上映作品をスクロールしても最後まで「アイスクリームフィーバー」がない?!
作品のホームページ #icecreamfever_m から探すとパルコ系のミニシアターでやってました
そのマニアック感も「好き」を増幅させたかもしれません
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「好き」について考える
ワタシの足を3回も映画館に運ばせた「アイスクリームフィーバー」!
その「好き」について考えてみました
「好き」を考えるのはあまり好きなことではないです
言葉で考えると「好き」が色あせてしまいそうなんです
でも考えないと言葉にできないので考えてみました
① 出てくる女性たちがみな美しい
② 出てくる女性たちを応援したくなる
③ 新しいアプローチで制作されていて何度みても新しい発見がある
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① 美しさ
ワタシの行動基準、判断基準の第一は「美しさ」です
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でも世界は美しくないモノ・ことであふれていて気分が悪くなります
↓
「アイスクリームフィーバー」は出て来る女性 吉岡里帆さん、モトーラ世理奈さん、松本まりかさんたちの美しさを存分に妥協なく(メイク、ヘア、ファッション、アクセサリーまで)表現していて「きれいなものを好きでいいよね?」「美しいって正義!」って思わせてくれました
もちろん外見だけでなく、いい味出してた片桐はいりさんなどの内面の美しさもたっぷりです
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②応援したくなる
ワタシが2回目にみた回は上映後に千原監督とトークができる特別回で直接質問もできて楽しいものでした
その中で監督は原作の川上未映子さんとのやりとりの中で「女の子を応援する映画」というコンセプトができたと話されていました
ストーリーは里帆さんxモトーラさんの時間、まりかさんx琴奈さんの時間が少しずつ接点をもちながらパラレルにすすみます
どちらの女の子たちもなんらかのキズをかかえて必死に生きていて 誰の水槽にいつヒビが入って水があふれてしまうんだろうという不安がワタシを切なくさせました
でもみんなギリギリセーフで持ちこたえ それぞれが淡い答えを見つけるのをみてワタシはほっとして 気づけば彼女たちを応援しているワタシがいたのでした
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③新しい制作アプローチ
(1)手作り感
出演者、脚本、音楽までキャスト・スタッフのオファーをすべて千原監督本人がやっていて手作り感満載の映画です
千原さんの本業はアートディレクターです
映画のスタッフ(撮影・スタイリストなど)は千原さんと一緒に仕事をした人で 主演の吉岡里帆さんは監督がカレンダーを作り 挿入歌の吉澤嘉代子さんは監督が過去に作品のアートワークを担当しました
みんな千原さんの仕事が好きで千原さんが映画を作ったらどんなものになるうんだろうって楽しみで参加したようです
(2)4:3の画角
現在の映画の画角(画面の横:縦の比)は人の視界に合わせた16:9が主流ですが この映画は写真用紙と同じ4:3です
これを採用した映画はいくつかありますが この映画では女の子の可愛さに視線が集中するという意味で効果的だったと思います
そのうちインスタグラムグラムような1:1 スマホのような縦長画角の映画も登場するかもしれません
(3)ピンクがかった色調
里帆さんxモトーラさんパートの映像は薄くピンクがかっていて非現実感が漂います
そのピンクにアイスクリーム店のユニフォームの黄色がビビットに浮き上がってとてもきれいなんです
https://youtu.be/DSBSpX7DUMA
(4)すべてがデザインされている
ロゴのフォントやアイスクリーム店の内外装、住んでる部屋のしつらえ、コラボ商品のアイスクリーム、パンフレット(1400円ですが買ってしまいました)など すべてに千原さんのデザインがいきわたっていてすきがないんです
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「わたしか?わたしじゃないか?だから」
同居生活をはじめた姪っ子とささいなことで口論になったとき 松本まりかさん扮する優が「しあわせか?しあわせじゃないか?とか もはやどうでもいいから 問題はわたしか?わたしじゃないか?だから」と吐きます
先のトークで千原さんは優が一人で必死に生きている中で 追いつめられて出た言葉と言われていましたが わたしはとてもポジティブな言葉ととらえました
「自分である」こと それは「しあわせ」かそれ以上に大切なことだと思います
もうすぐ年末!このままいくと(ワタシの)今年のベストワードは
「わたしか?わたしじゃないか?だから」
この言葉になりそうです
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まもなく円盤化
来年1月10日にブルーレイ&DVDの発売が決まりました
映画館でみてナンボの映画でしたが千原監督が小さな画面でみる用にどんなシカケを入れてくるのか?楽しみで買おうかどうか悩み中です
アイスクリームフィーバー 特集 | 東映ビデオオフィシャルサイト (toei-video.co.jp)
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みていただいてありがとうございました♡
(映画の感想って大変ですね)
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