見出し画像

NHK大河べらぼう"謎の少年"唐丸の正体を徹底考察

※この考察は、NHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」のネタバレとPRを含みます。


毎エピソードごとに強烈なインパクトを残しているNHK大河べらぼう。

第4話では、蔦重(横浜流星さん)といつも一緒にいる唐丸(渡邉斗翔くん)が絵の才能を発揮するシーンが描かれました。

唐丸の存在感が一気に増しましたよね!

そして、べらぼうはじめ化政文化を研究している私としては、この描写にピンとくるものがあったので、

今回は謎の少年・唐丸の正体をがっつり考察していきたいと思います!

唐丸とは?

公式サイトでは、以下のように紹介されています。

次郎兵衛の店、蔦屋で蔦重と共に働く謎の少年。

(公式サイトhttps://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/blog/bl/pLR1xRJMDl/bp/pMjWl4Gxn2/)より

他のキャラクター紹介と比べても、不自然なほど短い紹介文になっています。

唐丸は今後、重要なキーパーソンになっていくのは間違いないでしょう。

渡邉斗翔(わたなべ とわ)くんのプロフィール

【大河べらぼう】第1回「ありがた山の寒がらす」まとめ

唐丸を演じる渡邉斗翔くんは、実は大河初出演ではありません。

べらぼうの前作「光る君へ」にも出演している売れっ子子役です。

さっそく渡邉くんのプロフィールを調査してみました。

誕生日:2012年12月11日

所属:クラージュキッズ

2022年から本格的に活動を開始

あまりプライベートな情報は出回っていませんね。

渡邉くんはまだ12歳なので、人権や心を守るためにも、事務所や親御さんが情報をセーブしているのかもしれません。

そうだとしたら、周りの大人たちに対しても好感度が上がりますね。笑

渡邉くんの演技には、クセがなく、とても自然で爽やかな印象を感じました。

子役が子どもらしい演技をしすぎて嫌味っぽく感じる時は多々あるかと思いますが、渡邉くんにはそれがないのが魅力です。

このまま順調に、大物役者になってほしいですね!

有力なのは2人

【大河べらぼう】第4回「『雛形若菜』の甘い罠(わな)」まとめ

私が今回の説として挙げるのは

唐丸=北斎説と写楽説

第4話では、礒田湖龍斎(鉄拳さん)が描き上げた大切な絵が水で濡れて滲んでしまったシーンがあります。

そこで唐丸は、別の紙に丸ごと模写するという神技を発揮!

おそらく今後、絵師か職人として活躍していくのではないかと思いました。


唐丸=葛飾北斎説

『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』

まずはじめに

唐丸=北斎説

実際の蔦重は1750年生まれ、北斎は1760年生まれ。

二人は10歳差です。

そして物語における蔦重の年齢は23歳。

唐丸は、蔦重が吉原の大火事で保護した記憶喪失の少年なので詳しい年齢もわかっていませんが、

唐丸演じる渡邉くんは12歳なので

見た目的に約10歳差というのは納得できますね。

さらに北斎は、子供の頃から絵を描くのが好きで、12歳から貸本屋の丁稚として働き、14歳からは木版画の版下彫りをしていたとされています。

12歳で貸本業…しかも丁稚というのは、唐丸がもし蔦重の耕書堂を手伝うとなると、物語の設定と非常にリンクします。

また北斎も、前半生の記録はあまり残っていないので”謎の少年”とされてもおかしくないですね。

しかし現実の北斎は、幕府御用達の鏡磨師であった叔父に養子として迎え入れられて育ったので、記憶喪失といえど少々強引かとも感じるので難しいですね。

葛飾北斎のキャストは発表されていませんが、葛飾北斎の師匠・勝川春章に前野朋哉さんが選ばれたことは発表されているので、

北斎のキャストが発表されないのは、北斎=唐丸だからではないかとも考えられます!

あと個人的に思うことは…。

べらぼうのOPで、後半に葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』と『凱風快晴』が異常に目立っていることが気になります。

北斎が富嶽三十六景を描いたのは70歳を超えてからなので、蔦重はその時すでに亡くなっているのですが、

このOPに、蔦重から北斎(唐丸)に受け継がれた情熱が表現されているとしたら、北斎の作品が大きく目立つのも納得の演出かと思っています。

唐丸=東洲斎写楽説

次に有力なのは、

日本人なら一度は見たことのあるであろうこの絵。

東洲斎写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」です。

こんな有名な作品を生み出した写楽の正体は、実は明らかになっていないんです。

あまりの手掛かりのなさに、「写楽は存在しない説」までささやかれているほどです。

写楽に関する詳しい話は以下にまとめてありますので、読んでいただけると嬉しいです。

話を戻しますが、

唐丸が、絵をを時間を忘れて描き写す→楽しそうに写す→写楽。

というメタファー込められている気もしますし、

出自が不明な点が東洲斎写楽の共通点と合致します。

もし唐丸が写楽だったら物語的にもすごく盛り上がりますよね!

他の絵師の可能性は?

ネットでは、喜多川歌麿ではないか?

という考察も巻き起こっています。

しかしながら、それはいささか立証不足なので詳しく解説していきます。

喜多川歌麿役はすでに決まっている

蔦重がプロデュースした絵師の一人として有名なのが、美人画の大家・喜多川歌麿。

唐丸を蔦重がプロデュースするのではないかという憶測がありますが、

喜多川歌麿を演じるのは染谷将太さんだと公式が発表しています。

まとめ

いかがでしたか?

今後の唐丸に目が離せない展開になってきましたね!

べらぼうはアマゾンプライムでも見ることができます!

みんなで一緒にべらぼうを楽しみませんか?

気になる方は公式SNSもチェックしてみてください!

▶公式X(旧Twitter)アカウント

▶公式Instagramアカウント

今後も、「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の情報や考察を発信していきますので、気になる方はぜひチェックしてくださると嬉しいです!

私たちは化政文化にインスパイアされた現代的音楽を制作しています。
ぜひ聞いてくださると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!