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駆け出しアクセサリー作家。二日間のハンドメイドマルシェ初出展を終えて【東京・マルシェ参加レポ|一日目】
こんにちは。
ハンドメイドアクセサリー作家atelier FilmergeのYOMIです。
前回の記事から少し時間が空いてしまいましたが、
2024年11月23日(祝土)と12/7(土)東京都・京橋で開催された 青空個展 てづくり市「アート&クラフト市 at TOKYO SQUARE GARDEN」、無事両日出展してきました。
今回はそのレポート記事です。(二日間参加してきたので、一日目と二日目に記事を分けて投稿する予定です)
「これから都内のマルシェに出てみたい」
「都内の小〜中規模マルシェってどうなんだろう?」
「屋外マルシェって実際どう?」
と思われているハンドメイド作家さんに向けて
何かの参考になりましたら幸いです。
初のマルシェ出店に青空個展を選んだ理由
今回私が何故青空個展さん主催のてづくり市に出展してみようと思ったかというと、ズバリ『開催頻度が高い』のと『出展料がお安め』だったからです。
青空個展さん主催のハンドメイドイベントは週に1回は必ず。多ければ2~3回以上。下北沢、自由が丘、新宿、根津、横浜などなど毎週どこかしらで定期的にイベントを開催されているので「そろそろ出展準備できたかも」という自分のタイミングに合わせて柔軟に予定を決められそう…と思ったからです。
出店費用は、今回私が出展した京橋のイベントですと1日3,700円(スペースの幅は1.5m×1.5m)レンタル什器もお安く、テーブルは500円、椅子は200円でした。
デザフェスや大規模ハンドメイドイベントは出展料だけでも1日1万円以上かかりますので、無名作家にはどうしてもハードルが高い。
周りの作家さんのレベルも、なんならお客様の見る目もとても肥えているイメージがありました。(勝手に)
そんな中、自分の作品が売れるイメージが全く掴めなかったので、まずは『マルシェイベントを知る・慣れる』感覚でお試し出展してみようと、今回のイベントを選んでみたという感じです。
京橋のイベントを選んだのは、たまたま現地視察に行ったのがこのイベントだったことと、スクエアガーデンという商業ビル同士の間の屋外ということで(出展料の割に高級感も雰囲気も良さそうなイベントでお得感があるな…)と感じたのが決め手でした。(二日連続で同じ開催地に出展したのは、日にちや出展ブースの違いによるデータも欲しいなと思ったからです)
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実際、青空個展さんのイベントの中でも京橋はかなり人気な開催地のようで
オンラインで申し込み開始からサーバーエラーで一時間ほど申し込みページと格闘の末、数時間もしないうちに枠が埋まってしまうという人気っぷりでしたので「どうしてもこの日に出たい」と思われる方は、申し込み開始からできるだけ早めに出展申請することをお勧めします。
※現在青空個展さんのHPがリニューアル中とのことで、出展申し込みも外部サービスと連携され状況は改善されているかもしれません(2024年12/16現在)今後ストレスなく申し込み出来ることに期待です。
【補足】二日間にわたり、夫も手伝ってくれました。
今回、慣れないイベント出展ということもあり
私の日々のワタワタっぷりを見かねて(?)夫も現地まで同行して手伝ってくれました。
都内在住で車のない我が家が出展参加するとなると、移動手段は電車等の公共交通機関のみ。
マルシェ自体が事前搬入不可なので、什器、作品、全て当日持参。
何かと心配だからと無駄に持って行きがちな心配性の私と「もう持ちきれないよ。これ要らない!減らして!」という夫の問答が何度あったことかと。笑
荷物の軽量化&最適化は今後の最重要課題です…!
◆1日目(11/23)当日レポート◆
7:30分頃
青空個展さんのHPにて当日の開催状況が更新されます。
雨天中止の場合もあるので公式HPやSNS等で
開催情報を確認してから出かけました。
(幸い当日は晴天。ただ『強風注意報』が出ていました)
すこし減らしたとはいえ二人ともカートとスーツケース満載の大荷物で最寄りのバスと電車を乗り継ぎ、無事会場の京橋駅に到着。
(カート持ちだと、駅の長い階段の上り下りができずエレベーターを利用する必要もあるため事前に乗り換え駅のエレベーターの位置を調べておくと当日が楽ですね!)
9:30
搬入受付開始。今回私はイベント開催1時間前の10:00頃に現地に到着。半分~2/3の出展者の方々が既に設営準備を進めていました。
受付にて『ブース移動』をご提案いただく
初めての受付。会場の本部にて、ブース出展料を現金で支払い領収書と出展許可証、販売者ステッカー(首から下げたり服に貼る)を受け取った際に
「もし良かったらなんですけど、本日キャンセルの方がいらっしゃってその方のブースに移られることもできますがいかがですか?」とブース移動のご提案をいただきました。
(当日、急遽私のブースの向かいに飲食店のコーナーが入った事でその影響を気にされてご提案下さったような雰囲気でした)
「ちなみにどの辺りですか?」と空きが出たブースの位置をマップで見せてもらうと…
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「空きが出たのは101のテント内ブースになりますね」
「101…101…えーっと」
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まさかの角テントブース
中央通りという大通りに面した角ブース。コミケでいうところの《お誕生日席》に近いかもしれません。
「いや、こんなに人通り多そうなところで初めての接客は不安しかない…!でも、チャンスでは?(葛藤)」とグルグル思考しながら夫の元に走って行き事情を説明。と
「人通り多そうだしめっちゃいいじゃん!」と言われ「だよね!」とブースを移らせていただくことにしました。(この選択が功を奏しました!)
11:00~販売スタート。ディスプレイ準備が終わらない。
このイベントは商業施設の一角で行うため、準備段階から通行人の方々もちらほら通りがかりに見物されて行かれます。(入場ゲートやアナウンスがあるわけでもない)
スタート前にお客さんが既に作品を購入されているブースもちらほら見受けられたので、出来るだけ早めに設営は完了した方が良いかもしれません。
私のブースはというと、当初想定していたディスプレイや什器が風の影響で急所変更せざるを得ず、ディスプレイの準備がかなり遅れてしまいました。
夫も手伝ってくれていたのですが、荷物のどこに何が入っているかも曖昧でうまく連携して設営できなかったのも反省点でした。
どうにか準備を終えるが、終始『風』に悩まされる…
スクエアガーデンは高層ビル同志の間のスポットなので
ビル風がとにかく凄かったです。
当日は有難くも晴天だったのですが、強風の予報があり。風が起こる度にどこかで悲鳴とともに什器が倒れる音が聞こえました。
この日は終始、風が出展者の方を悩ませていましたね(泣)
屋外イベントに出る際は、風は本当に甘く見ない方が良いと身をもって知りました。
風対策をそこまで考えていなかった私のブースも
時折強い風にアクセサリーが飛んで行ったり什器が倒れたり。
風で物が飛ぶことを常に気にしなければならず
接客に集中できなかったのが辛い所でした…;
ともあれアクセサリーが飛ばない工夫、重さのある什器を取り入れる等様々な改善点が見えてきました。
14:00
販売のピークタイムに初のお客様!
…そうなんです。11時にスタートして14時までの間売り上げはゼロでした。立ち止まって眺めてくれる方、なんとなく見ていって下さる方は沢山いらっしゃったのですが、どちらかというと家族連れの方が多くてお土産系、ぬいぐるみ系のブースは賑わっていたもののアクセサリーにはあまり関心がなさそうな方が多そうな印象でした。
ただ、14時以降は少し客層が変わり私のブースでも「どれがいいかな?」と明らかに〝購入目的〟で見てくださる方が増えてきました。
そんな中、遊びに来てくれたのは元同僚で何かとご縁のあるお友達ご夫婦でした!
ご夫婦の来店を皮切りに、お友達同士のご年配の女性二人。(今日の記念にとお揃いでピアスをご購入下さいました!)外国人のカップルの方、4〜5人の女性グループの方々。複数の方と交流をしながらお買い上げいただけました。
15:00
この頃にはうっすら陽が落ちてきて、通りを歩く方は多いものの、立ち寄られる方は〝まばら〟になってきました。
16:30
周囲では既に撤収する方もちらほら。お隣作家さんも「この時間帯は毎回もう売れないから、陽が落ちて撤収が大変になる前に片付け始める」のだそう。
17:00
イベント終了。一時間後には完全撤収となるので私たちのブースも17時には片付けを済ませて撤収しました。
【一日目のまとめ】
あくまでも11/23(土曜/勤労感謝の日)のお話です。
時期や季節によって同じ開催地でも毎回
同じではない事を前提としてお話しますね。
午前中はファミリー層のお客様が多かったです。
なのでアクセサリー出店の当ブースは苦戦しました;
逆に、ご近所ブースで可愛いぬいぐるみを販売されている所は家族連れの方を中心にかなり賑わっていました。
午後になると少し客層が変わって、お一人様、海外の方(カップル・お友達同士)日本の方が増えてきた印象で、私が最も一番売上げの多かった時間帯は
14:00~15:00の間でした。
立地の特徴・客層
京橋のお客層として特徴が顕著だったのはやはり「海外のお客様が多い」印象でした。
東京駅や皇居に観光に行く海外の方が多いのでしょうね。
その他日本の方で言うと、銀座周辺にお買い物に来た家族連れ、カップル、友人同士。比較的ご高齢の方も多かった印象です。
男性の比率もそれなりに多くて、ご高齢の男性お一人でお買い物を楽しまれているのも結構見かけました。
そう言った場所柄か「お土産」系の作家さんのブースは賑わっていました。それと、〝バックボーンがしっかりとした〟作家さんの作品もお客様の関心を掴んでいました。(◯◯という製法で職人さんが一つずつ素材を作っています、とか。)
アクセサリーで言うと「日本の桜モチーフ」はやはり人気で、海外の方のお土産需要で売れ行きが良いそうです。
このような需要を逆算して、対応した作品を豊富に揃えられると強いんだろうなぁ、と。
意外な所で【照明が大切】でした。
「暗くなったら使おうかな」位に軽く考えていた照明ですがこれが、屋外イベントでは意外と重要でした。
当日の私のブース(中央通り沿いのテントブース)場所は午前中は結構明るいのですが、13:00位になってくるともうビルの影で日光が当たらなくなりました。
品物が見える明るさは担保されているものの、通りがかる方の目に留まる工夫として明るいうちから照明が良い仕事をしてくれました。
使用したのはIKEAのLEDライト。(ちょっと急ごしらえで直接ライト部分が見えてしまったので次回以降はもう少しオシャレに見える工夫をせねばです)
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ブースに明るい部分があると、お客様の目線からも「あれなんだろう?」と素通りせずに立ち寄って下さる割合が増えたように思いました。
重要:朝ごはんはしっかり食べよう
ブース出展者様は基本的にお一人(か、二人)で参加されている方が多いと思います。素朴な疑問として
「お食事とかどうしてるんですか?」とお隣の方にお伺いしたところ。全く食べない、もしくは、お客様が居ないタイミングでササっと軽くつまめるもので済ませる方が多いとのことでした。
私は朝もバタバタしていて、食事はおろか水分すら
ほとんど摂っていなくて。
真っ白な顔でお客様対応していたなぁ…と振り返り反省しました…。
私は空腹状態で乗り物に酔いやすかったり、結構体調を崩しやすくなるので尚更のことしっかりと食べておく。こまめに水分や甘いものをつまむなど心がけた方が良かったです。(そんな私を見てか、ちょこちょことお菓子をくださったお隣さま…!本当に助かりました…!!)
【番外編】こんな方もいらっしゃいました
道案内を求める方
今回の私のブースが大きな通り沿いの角ということもあり、東京駅に行きたいんだけど…とスマホ片手に道を聞いてくる海外の方。
「ここのギャラリーに行きたいんだけど…」と、近くの施設の道を訪ねてくる高齢の方もいらっしゃいました。
都内在住とはいえ土地勘のない私は結構焦ってしまったのですがこういう方にサラッと対応できるように、周辺のランドマークの位置や大体の道は知っておくと慌てずに対応出来ていいのかなと感じました。
Squareの社員さん
当ブースで導入している決済端末の「Square」。
当日は現金払いよりも多くて大活躍しました。
(高齢の方でペイペイ決済でご購入される方、多かったです)
この日、男性の方がブースをご覧になっていて私に声を掛けてくださったのがまさかのSquareの社員の方でした(!)
私のレジ付近に置かれているPOPが古いバージョンで。QRコード決済に対応した新しいPOPがある事と、
オンラインで無料で取り寄せ可能な事をササっとご教授くださり立ち去って行かれました。こんな休みの日にまで現地視察でしょうか、ご苦労様です&ありがとうございます…。
英会話は必須
恐らく、この開催地の特色なのかもしれませんが
本当に海外のお客様が多かったです。
ご近所のブースの方はとてもスムーズに
英語でコミュニケーションを取られていて。
ですので、英語でのコミュニケーションを事前に
想定しておくのはとても大事だと感じました。
とはいえ英会話をマスターする必要は無くて。
(出来たら最高ですが)
通りがかりの外国の方にする挨拶や声掛け。
「こんにちは。〇〇のお店です」
「〇〇という素材でできています」
「ご出身はどちらですか?」
「気になるものは手に取って大丈夫です」
「ご自由にお試しくださいね」
「良い休日をお過ごしくださいね」
といった、テンプレートのフレーズだけ
事前にお話出来るようにしておくだけでも
お客様の反応や食いつきが変わります。
いきなりの英会話は難しくても、スマホの翻訳アプリで会話をすることもできるのでサッと準備して使えるといいのかな…と。
(ただ、私も翻訳アプリを準備していたのですが
通りすがりの方に使うタイミングがちょっと難しく
上手く使いこなせませんでした)
実際に、中国人のお客様が私の作品を購入してくれそうだったのですが
お相手の仰ることがうまく理解できず
「じゃぁいいわ」という感じで去ってしまわれたので
購入機会を逃してしまいました。反省。
【番外編2】近隣作家さんとの交流が楽しい!
今回ブース移動して幸運だったのは、終始お隣の作家さんと楽しく交流出来たことでした。設営前に「初出展なんです」とご挨拶したら、互いのショップにお客様が居ないタイミングでとても気さくにお声を掛けてくださり、初めての売り上げでは一緒に喜んで下さったり。
私の作品の今の悩みや売り方についても親身に聞いて下さり「私は雑貨販売だから…」と、別ブースで販売されていたお知り合いのアクセサリー作家さまをわざわざご紹介してくださり。(その方も本当に素敵な方でした…!)そのおかげでインスタのフォロワーも交流も増えました。
今までネット販売のみで作家のお知り合いがほとんどいなかった私にとっては、販売経験以上に有難く貴重な出会いでした。
一日目の売り上げ金額と振り返り。
今回の売り上げ合計金額は13,480円でした。
時系列の売り上げはこちらです。
14:00頃 知り合いのご夫婦/イヤリング/¥1.600
14:20頃 50代位の女性2名/ピアス/¥2.530 ¥2.640
外国人のカップル2名/リングとイヤリング/合計¥4,070
15;00頃 女性グループ/イヤリング/¥2.640
開始から14時まで立ち寄って下さる方はいるものの
ご購入に繋がらなくて「これは売上ゼロもありそうだぞ…?」と思っていた矢先、ちょこちょことお買い上げ下さる方が増えてきてめちゃくちゃホッとしました。
顧客数でいえば5名。
私のブランドの価格帯は1600円~3500円程度でしたので中間の価格帯の品物がよく売れました。
また、今回取り扱ったのは
・ハンドメイドのポリマークレイアクセサリー
・市販パーツ組み合わせの天然石やチェコビーズのアクセサリーの2カテゴリでしたが圧倒的にハンドメイドのポリマークレイアクセサリーの方が注目度が高かったです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1732496628-gRFIyrjt1lJXL5bzOdGBK2Y3.jpg?width=1200)
パーツ組み合わせ系のアクセサリーもまんべんなく見て手に取って下さる方も多かったのですが、
いわゆる〝どこにでも売ってそうなアクセサリー〟に見えていたかしれません。
「今日の記念に」と同じ色のアクセサリーをお揃いで購入して下さったり、私のつたない説明をしっかりと聞いて下さったり(お優しい…)同じ色でイヤリングとリングをペアでご購入下さった方もいらっしゃり。
(そういう選び方もあるんだな)と大変参考になりました。
準備期間や材料費、交通費や什器代を合わせるとまぁまぁな赤字ではありますが、当初目標にしていた出展費分はペイすることができたため初出展としては大満足な結果となりました。
売上げUPの伸びしろはたっぷりある!&ブランディングを軌道修正して次に生かすための具体策。
出展作家さまとも沢山情報交換(ほぼ私が受け取りまくりでしたが…)できましたし、今回の実体験からは本当に得るものが多かったです。
今までオンラインのみで半年以上販売をしてきましたがひたすら壁打ちのように作品を作り続けるより
リアルなお客様の反応を見ながらブランドの作品や
方向性をブラッシュアップしていく方が
より、早く着実に成長できるように思いました。
「お土産」を求めている方が多い
当日私のフォローとして同行してくれた夫が
開催期間中ブース全体を観察してくれていたのですが
今回の出店地では、
『お土産になりそう』な『統一されたわかりやすいテーマ』を持った
『バリエーション豊富』な作家様のブースがだったそうです。
遠くからでもパっと目につく小物(お洋服、鞄、ポーチ類)で感心を持って立ち寄られて、どういうテーマ、素材、製法で作られたものなのかを知り、様々なバリエーションの中から自分が必要としているものを選んで購入する
…という購入の流れなのかなと。
海外のお客様の場合はわかりやすく「日本らしいテーマ」のモノがお土産として好まれる傾向なので
お花モチーフを取り扱っている作家様であれば、
『桜』等が特に売れる傾向にあるそうです。
例えば、自分が外国人観光客の立場になって
どんなものが欲しいと思うかを考えてみると
わかりやすいかもしれません。
現状私のブランドはアクセサリーの取り扱いのみです。
ですので、アクセサリーに関心のない方は素通りになってしまいます。
ただ、ブースの一角に小物がちょっと置いていると
「お、色々ありそうだな。見てみるか。」
…と立ち止まってくれるきっかけになりそうだなと感じました。
ブランドの方向性にこだわりがなければ、布小物や置物などサイズや用途が様々な作品があると広く注目されやすくなるのかな?とも。あくまでも私の印象と想像の話ではありますが。
そして、作品展開と同じ位かそれ以上に
「世界観の統一」はかなり大事だと感じました。
ただ色んな作品があるだけでは「雑多な雑貨屋さん」になってしまいます。
そうではなく「核となるテーマやモチーフを明確に絞る」ことで
「〇〇の専門店」「世界観が濃いブランド」に見え
買う側も興味を示しやすくなりますし、提案する側も説明がしやすい。
わざわざ自分のお店で買う理由というのを詰めていくと良いのかなと。
「ポリマークレイで作っています」とか、
「きのこをモチーフにしたブランドです」とか
出来るだけモチーフの範囲を狭めつつも
商品展開は出来るだけ広くする。
私の場合は「自然」「癒し」「着想」をテーマにしているのですが、これだけではまだぼんやりとしているなぁと。
それでも、初対面の作家様に、ブースや私の雰囲気を見て「なんとなく“森”のイメージがある」と言っていただけたのは、なんとなく自分が表現したい世界観の片鱗に気付いていただけたようで嬉しかったです。
とはいえ私自身、森ガールとかそんな感じのコテコテの外見ではなくどちらかといえば個性を最小限にした外見でしたので、感性が鋭く想像力豊かな作家さんが成せる洞察眼なのなかと。
どんな方にも「〇〇の人」と記憶していただくには
ブランドイメージも私自身も煮詰めて凝縮していく必要があると感じました。
アート寄りの作家であれば
「自分は誰に対して何を表現したいのかな?」
販売者寄りの作家であれば
「購入者の方にどうなってほしい?どんな価値を提供できる?」という所がとても重要で。
「この素材が好きで、この素材の良さを伝えたい!」
という熱意をお持ちの方であれば、それが購入して下さる方の生活をどう良くするのか?というところまで鮮明に想像するとそれがそのままブランドの価値となりセールスポイントになるのかなと。
今後の自分のブランドをどう育てていくか、という課題に対してさまざまなヒントを得られた一日目のイベントとなりました!
ここまでお読み下さりありがとうございました!
(イベント二日目に続く…)
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