4年ぶりの帰省で感じたこと
4年前と現在のギャップ
山梨-兵庫の距離とコロナの流行もあり、父方の祖母宅へはじつに4年ぶりの帰省になってしまった
4年前に帰省した時に向かったのは祖母宅ではなく病院だった
当時祖母は癌で入院していたのだ
明るく関西弁のマシンガントークの祖母の姿はそこにはなく、明らかに様相が変わっていた記憶がある
そこから4年はコロナの流行もあり1度も帰省することが出来なかった
2023年の年末、父が帰省することを聞き同行することを決めた
今回は病院ではなく祖母宅へ向かった
ギャップ…ギャップがすごい…
しかも良い方のギャップ…!
駐車場まで迎えに来てくれた祖母は
4年前の病院で見た祖母の姿からは想像できないほど元気元気!
若返ったのか?そう思うほどでした
うれしいつながり
離れて暮らしている祖母と私だが、ここ最近はまめに連絡をとっていた
なぜなら、祖母の手縫いの作品をマルシェ出店の際にアトリエアトリのブースで販売しているからだ
きっかけはお友達にでも配ってと送ってきた大量の巾着袋だった。
手作りとは思えないクオリティで、もったいないからと私のブースで売り始めたのが始まりだ
勝手に「Yoko’sFactory」なんてブランドっぽくしてみたり
こういうのが流行っている、こういう形のを作ってほしい、こういう要望があった、などを売上金と一緒に送ると、要望がそのまま形になって返ってくる
今もアトリエアトリのブースで販売している「お花専用バック」
これも祖母とのやり取りをする中で生まれ、改良されて
多くの方に手にとってもらっている
Yoko’sFactoryの視察
今回の帰省のもう一つの目的は「Yoko’sFactory」の視察だ
作品がどのように生み出されているのか見たかったのだ
そこで感じたことは下の画像のようにまとめ、ブースに掲示することにした
すでに作り溜めていた作品をもらったのに「帰るまでにもう1つ作ったるわ~」と鍋つかみを作ってくれたので、その様子をみさせてもらった
画像にもあるが、ここには書ききれないほどのこだわりをもって制作しており趣味の域を超えていると思った
きちんと仮縫いをし、時には糸をほどいてやり直す…
作品が出来上がったのは夜中の2時になっていた
普通のおばあちゃん?
祖母の才能を目の当たりにし、驚愕した半面
やはり普通のおばあちゃんだなと感じたことも
見せてくれたのは[スマホ用のノート]
孫や親せきに書いてもらったラインのやり方、スマホ教室で習ったことなどが書き込まれている
スマホの使い方に苦戦するのはやはり普通のあばあちゃんみたいでちょっと安心する
でも祖母はどうにか使いこなそうと、こうやって努力をしている
退院してから玄関の段差も登れないほど体力が落ちていたという祖母
「毎日スクワットと50回してんねん!」と、こちらも日々の努力で克服していた
今では徒歩1時間の距離にある手芸屋さんまで平気で買い物に行く
帰省した時も家族で1時間歩いて手芸屋さんへ
祖母お手製のサコッシュをお揃いで肩にかけて!
そこで私好みの生地を買ってプレゼントした(もっと作ってくれという圧力⁈)
元気の秘訣
この元気さ、挑戦しようという向上心、そして変わることのないこだわり…
この力はどこから湧き上がってくるのだろうか
(ここからは私の想像ですが…)
Yoko’sFactoryもそうだが
●帰省中、祖母宅には親戚がいつも通りな感じでやってきて(決して私たちみたいに特別で非日常という感じではなく)ご飯を食べていく
●ご近所さんは「いつも祖母に助けられてる」と、私たちにお土産まで用意してくださっていた
●電車が雪で停まってしまった時には孫(私のいとこ)と友達が泊まれるようにと祖母は布団を干し、新品のパンツまで用意していた
これらのように[誰かに必要とされている]という気持ちが
鍵であり原動力なのではないかと感じた
おじいちゃんおばあちゃんだからと、すべてをやってあげるのではなく
逆に頼ってみる
自分自身に置き換えて考えてみてもそうだ
頼られたりありがとうと言われると、なんやかんや言いつつやってあげたくなる
高齢者見守りサービスでも、すべてを私がやってしまうのではなく
自身でやってみたい、やってみようとする気持ちを決して壊さぬよう心掛けていきたいと強く感じた
祖母に感謝
2泊3日と短い時間ではあったが
家族との楽しい時間を過ごせ、みんなで美味しいご飯を食べ、祖母からのたくさんの愛情を感じる幸せな時間を過ごすことができた
祖母みたいなおばあちゃんになりたいなぁ~と強く感じたし
こういう元気あふれる日々を送れるように高齢者のサポートをしていきたいと改めて感じた
そして祖母のように誰しもが何かしらの才能を持っていると思う
その才能を生かし、生き甲斐・やり甲斐につながるようなサポートもできたら良いな~と考える年末でした
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