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《今日の新譜》鍵盤打楽器とベース四重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ

《今日の新譜》鍵盤打楽器とベース四重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
彼がイタリア旅行から受けた影響を感じられる名曲をどうぞ。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/0Gwz4-Hey9M
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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鍵盤打楽器とベース四重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
Polka Italienne
S.Rachmaninov

編成はGlock.、Vib.、Marim.、St.Bs.です。Glock.はXylo.に変更可能です。
金管五重奏版、サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
ラフマニノフによる彼らしくない軽快な音楽を、ぜひお楽しみください。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

セルゲイ・ラフマニノフは1873年生まれのロシアの作曲家。「イタリアン・ポルカ」(ポルカ・イタリエンヌ Polka Italienne)は
4手のピアノ連弾用に書かれた軽快なポルカです。
ラフマニノフが1906年から1909年の旅行中に、滞在したイタリアでの辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって作曲されました。
最初は連弾用の作品でしたが、後に自身がトランペットのパートを書き加え、4手のピアノ連弾とトランペットという珍しい編成になりましたが、
現在演奏されるのは連弾版かソロ・ピアノ用の編曲版です。変ホ短調で始まり、中間部では変ホ長調に転調します。
同年秋から1909年にかけて、家族とともにドレスデンに滞在したラフマニノフは、ドイツに向かう途上でイタリアを経由し、そこにも短期間滞在しました。
イタリアの街での辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって『イタリアン・ポルカ』は作曲されました。
“イタリアン”と言うほどイタリア風ではなく、むしろロシア風の哀調を帯びていますが、 曲調は軽快で、まるでディキシーのような楽しさに満ちています。
ラフマニノフは1900年の春にも、ひとりでイタリアを旅行しています。
この時期はニコライ・ダーリ博士の暗示療法によって自信を回復し始めた頃で、 博士に献呈されたピアノ協奏曲第2番は、この年から翌年にかけての作曲です。
夫人のナターリア・ラフマニノフと「イタリアン・ポルカ」(4手連弾)を合奏した楽しくくつろいだ雰囲気のプライベート録音も残されています。

また同じ時期に作曲の『2台のピアノのための組曲第2番』では、
終楽章にタランテラというイタリア、ナポリの舞曲が置かれています。
そんなところにも、彼がイタリア旅行から受けた影響をみることができます。

ポルカはチェコ北西部ボヘミアの山岳部を起源とする民族舞踊で、ウィーンの宮廷で大流行しました
ヨハン・シュトラウス2世(兄)とヨーゼフ・シュトラウス(弟)、スメタナなどによってが多くのポルカが書かれました。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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