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自閉症の私が摂食障害になり風俗で働いて仕事を上るまで
精神病のデパート状態になるまでの話と、そんな不幸のループから抜け出せた話
自分の人生振り返るといろんなことがあった。ありすぎた。
まだ25年しか経ってないのに。
私は、人に頼れない子供だった。
幼稚園生の頃から、自分1人で対処しようと、大人に弱く見せまいと、立派に見せようと必死だった気がする。
小学生になって、人と違う容姿やみんなと違う家のルールからいじめを受けた。
小学生のいじめは限度を知らなくて。
深い傷が残った。
捨てられた上履きや汚された体操着を、誰かにやられたから買い替えてと、酷い目にあっている助けてと言えなかったのは親に失望されたくなかったからかもしれない。
中学生の時、女であることをお金に変えられると知った。
中学3年生で初めての自殺未遂をした。苦しい助けてと言う方法を知らなかっただけで、心の底から死にたいと願ったわけではない。
プレッシャーに負けたくない期待に応えられないのが辛い。
周りのみんなより自分が弱いって気づいたし、ただ、疲れて。
少し休みたかった。一旦足を止めて休みたかっただけだった。
高校生の時、自分の体に高値がつくことに気がついた。
親からもらった物の中でよかった物No. 1は身長とスタイルの良さ。
170cmある女は稼げるって分かった。
大学生の時、自分が狡猾であること、麻痺してることを理解した。
道徳心に欠けているのか、辛い時間に慣れたのか。
なんでもできた。自分が欲しいものを手にする為になら。
自分の倫理観が普通と違うって感じた。
初めてレイプされた日だって、泣いてクヨクヨしたのは数時間だった。
すぐに経験から学んでしっかりお金を手にして、それでそれに安心した。
お金が救いだった。
頼る大人がいない私が、学用品代に困り、摂食障害になって食費は毎月50万をゆうに超えて。
知識のなさから、癌にもなったし。
薬がないと不安に駆られて涙が止まらなかったし。
頼れる人もいない私にはお金が必要だった。
困っていた全てを親にも誰にも相談できずに、お金だけが私を助けてくれた。
ずっと惨めで、孤独だった。
食べて吐いて痩せた身体も、見せかけの愛も、堕落していく自分を甘やかすための愛も手にした。
ずっと不幸だったし、この先も不幸だと思ってた。
お金があっても幸せにはなれないし、どれだけ愛されても自分が受け入れられない限り、自分が今のまま堕落している限り幸せにはなれないと知った。
そんな私が、25歳になる少し前、
愛されることではなくて、自分を愛することを知った。
誰かに助けを求める方法も教えてもらった。
自分を愛して、誰かに助けを求めて、惨めじゃない普通の日常を手に入れた。
禁断症状みたいなものだってなかったわけじゃない。それでもあなたがいてくれた。
摂食障害なんて、一生治らないと思ってたけど、 治るまでに半年もかからなかった。
今でも上手に食事ができない時があるけど、そんな時は人を頼ることができるし。
私にとっての幸せとはお金でも外見の美しさでもない
奇跡みたいな出会いがあって。
自分が選択を間違えなかったことで、不幸のループから抜け出せたような気がしてる。
愛とか恋とかそんな簡単なものじゃなくて。
幸せは単純じゃないと知った。