骨の仕事 筋肉の仕事
立っているだけで 身体に力が入って
背中や太ももがガチガチ!
立っているだけで疲れてしまう人は筋肉で支えようとしていませんか
こんにちは
あなたの動きの可能性をひらく 踊るアレクサンダー・テクニーク教師ダンス・キラメキストのさちこです
踊るときにメインで使うのは骨と筋肉ですが それぞれ役割が違います”筋力が弱いからグラグラしちゃうし 姿勢が保てない”
もしそう思っているとしたら この先を読んでくださいね!
まず質問
あなたの身体を形作っているものは何ですか?
「骨」ですよね
身体の基本の形は骨で決まります
筋肉だけではスライム状態・・立てません
そう 立っていても座っていても 姿勢を支えるのは骨です
では骨のお仕事って何でしょうか?
●骨は「重さを支える」
これ 硬い骨の大事なお仕事です
一番上にある頭の重さを脊椎が支え
肋骨や腕も加わった重さも脊椎が支え
さらに骨盤に重さを伝えて胴体全体を脚が支えています
●骨は「動く場所と範囲を決める」
骨と骨が出会う場所が”関節”
そこで動きは起きます
動く場所は骨が決めています
関節の構造や形によって動ける範囲や方向(可動域)が決まります
でも 骨だけでは動くことができませんよね
そこで登場するのが「筋肉」です
●筋肉は「骨を動かす」
筋肉は関節をまたいで骨についています
収縮することで 距離を変える=動かします
一つの関節にはいくつもの筋肉がついていて
どれが働くかでこれから動く方向が決まります
収縮する速さで動きの速さが変わります
止めることもできますね(← ここ大事)
●筋肉は「重力に対して身体を起こす」
赤ちゃんの時の這い這いの姿勢から身体を起こして立ち上げる
これも筋肉の大事なお仕事です
収縮して関節を伸ばして 身体全体を伸ばして立てます
主に背面にありますね
でも 起こしすぎたら倒れてしまいます
だから行き過ぎないように引き戻す役目の筋肉もあります
これは主に身体の前側にあります
両方の力のバランスによって 身体は起きて立っています
両側の筋肉が より小さな力ではたらいているほど立つことは楽になります
関節にはほどよくゆとりもできて 動きやすくなります
それなのに・・・!
ついついやってしまう起こしすぎ
起こしすぎたら 倒れないように逆側ががんばります
そっちに引っ張られたら また倒れないように起こして
両側の筋肉はまさに必死な綱引き状態!
そりゃあ疲れますよね
「あ〜 立っているのって本当に大変・・疲れたぁ」
がんばれなくなると脱力・・・さらに姿勢が崩れます
それをまた力でがんばって起こして・・・エンドレス💦
身体を形作って 重さを支えているもの
それは「骨」ですよ(^^)b
骨ってけっこう太いし 大きいです
そして 支えの軸は真ん中にあります
自分の骨を信頼して支える仕事はお任せしたらどうでしょうか
バランスよく積み重なっていれば 力はぐっと少なくてすみます
なにより バランスって動けるから保たれるものなのです
力でギュッと支えていたら 骨は動けなくなっちゃいますよね
骨に支える仕事をお任せすると 筋肉は動くことに使えます
本来のお仕事ができるっていうこと
少ない力で立っていると楽だし 身体は自由に動くことができます
支える仕事は骨にお任せして もっと楽に立って踊りましょう♪
HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!