心で触れて、めぐりを創る
1.はじめに
このnoteは、現在10ヶ月のコーアクティブリーダーシッププログラムに参加中の私が感じていることを記したnoteです。最近、私の中にテーマとして立ち現れて来たキーワードが「還元」。この体験が自分だけのものだけでなく、どんな形であれ、誰かの何かになればという想いが芽生え、リトリート毎にnoteを書くことにしました。今は、4回のリトリートのうち、2回目のリトリートが終わった時点です。
(前回のnoteは、様々な方に読んでいただき、たくさんのご感想も頂きました。改めて、読んで下さったみなさん、ありがとうございます。)
2.まだまだ絶賛ど真ん中
早いもので、リトリート2が終わってから、10日程が経ちました。リトリート1で涙は使い果たしたと思っていましたが、私にとっては、それを上回る体験となりました。
そこには、体験したことがない深遠な愛の海が広がっていて、その海の中で、私は今までに体験したことのない位の大きな自己受容をはじめてすることが出来ました。自分の中に深く強固な呪いの様に存在し続けた思い込みの核に触れた時、嗚咽をともなう涙が溢れ出し、やわらかくゆっくり溶けていきました。
日常に戻ると、さらに感情もどんどん動き出し、毎日忙しいです。腰とお腹がねじ曲がるほど笑ったり、胸が痛くなるほどキュンとして苦しくなったり、これまで以上に人の話を聴いて涙が溢れます。誰かと目を合わすことが出来ること、目の奥につながりを見て、歓びを感じます。
心臓がどくどくと動いている音を感じて、その度に、生きていると思うのです。リトリートから帰って来てからは、ずっと身体が温かく、身体の変化も感じる日々です。
リーダーシップから戻ってくると、沢山の方に、「リーダーシップどう?」と声をかけいただき、嬉しく思う一方で、言語化が難しく、ヤヴァイよ…とひたすら語彙力の無い言葉ばかりを使っています。色々な感情とともに、絶賛ど真ん中でありますが、そんな今だからこそ書けることを、自分の言葉で書いてみようと思います。
3.エサレンマッサージについて
今回の話をする上で欠かせないと思ったので、私がご提供しているエサレンマッサージについて、簡単にご紹介させてください。
エサレンマッサージは、カリフォルニアにある世界初のグロースセンターと言われているエサレン研究所で誕生した独特のロングストロークで全身を統合するマッサージです。
Healing Artとも呼ばれており、身体だけでなく、心にも触れるマッサージとされています。エサレンマッサージは、施術者の一方的な行為ではなく、他者に触れることを通じて、同時に自分自身も触れられている。そのような相互作用の関係性の上で成り立つという前提から、「施術する」という言葉でなく、「セッションする」という言葉が使われています。
エサレンマッサージは受ける瞑想と言われており、その体験は、受け手によって様々です。深い癒しが起きたり、ビジョンが見えたり、触れられることによって気づく自分自身への発見があったりします。私自身は、バリで受けたエサレンマッサージのセッションの中で湧いたビジョンが、現在の「人生の目的」になっています。
エサレンマッサージの中で重要な要素が、アウェアネス、プレゼンス、そしてコネクションという3要素です。セッションの中で、気づきをもって(アウェアネス)、今にいて(プレゼンス)、自分と相手とその場とつながる(コネクション)。
セッションでは、この礎の上に立ち、触れさせて頂いています。
3.相手から創る
さて、話をリトリート2に戻すと、今回のテーマは、「相手から創る」でした。このテーマを元に、様々な体当たりな体験が用意されていましたが、私にとってのハイライトの上位に入る出来事が、休み時間に起きました。
それは、リトリートの中盤、お一人の方にマッサージにリクエストを頂いたことです。とても左肩が辛い状態で、5分だけ触れてもらえないかというリクエストでした。その時、私の中には少しのためらいが生じていました。
即答はせず、お相手の顔、そして目をぐっとみました。すると、心底伝わってきたのです。
その瞬時に、お役に立てることがあるのならば、私にやらせて欲しいという気持ちが自然と湧き起こりました。
簡易ではあるものの場のセッティングをしている時、私は、どんどんと神聖な気持ちになっていきました。それは、エサレンマッサージの準備をしている時の気持ちと全く同じものでした。
その5分間は、生涯忘れないでしょう。
呼吸を合わせて、エネルギーを感じて、ともにいた瞬間。なんて美しいのだろうと心が震えました。身体は、命はこんなに美しいのか、と。
触れさせてくれて、頼ってくれて、使ってくれてありがとう。そんな感謝の気持ちが湧いて来ました。
緩んで、
ゆっくり少しずつ痛みも和らぎますように。
足の裏からから始まり、身体をつなげ、めぐらせていくタッチで、その時のベストを尽くして、触れさせて貰いました。
あの時のタッチ、手順、感覚。
今も手に取るように覚えています。
「相手から創る」の学びに溢れた5分間。終わった後は、内側から歓びがどんどん溢れて来て、命が喜んでいました。
4.最も自分が変わったと感じた瞬間
リトリート2から帰ってきて、私が最も自分の変化を感じたのも、エサレンマッサージのセッションでした。
ファーストタッチ。
触れた瞬間に、自分の変化を感じました。相手とのつながり感がこれまで経験したことが無いレベルで深く感じた時でした。
ああ、これだ。
感情が動いて、うっすら涙が浮かびました。
なぜ、こんなにエサレンマッサージに魅了され続けているのだろう。私の中にずっとあり続けた問いへの答えが、このリトリート2を通じて、分かった気がします。
私がエサレンマッサージをしたいと思っていた理由はこれだった。自分のエゴを手放して、心を開いて、相手とつながりつつげる。
まさに、相手から創る。
リトリート2明け最初のセッションを受けてくれたよしさんは、初リアル対面ながら、好奇心いっぱいにセッションに臨んで下さいました。
よしさんに触れると、力強さや情熱、探究心が更に伝わって来て、その気持ちに重なりながら、唯一無二のダンスを一緒に創ることができました。エサレンマッサージは、ギバーとレシーバーが、ともに創るダンスです。今日はどんなダンスを踊りましょう?と心で聴いて、触れて、一緒に踊ることが何より楽しいです。
終了後、よしさんの体験をじっくり聴かせて貰う時間は、至福の極みでした。よしさんは、セッションの体験をイラスト付きで描いてくれました。これを見る度に、そうだったね、こんな感じだったねと、愛おしくセッションを思い出すことが出来ます。
5.今、願っていること
リトリート2が終わった今、沢山の方にエサレンマッサージを知って頂き、一緒にダンスをしたいという気持ちが、不思議な程に高まってきています。
あなたと
繋がれますように。
めぐりを創れますように。
今この瞬間を共にできますように。
生きる歓びを一緒に分かち合えますように。
そんな願いを胸に、これからも丁寧に、
心から触れることを続けていきます。
そして、ご縁ある方とご縁のあるタイミングで、ご一緒できたら嬉しいと思っています。