最高の夢人生 北原照久の世界 番外918 エレキの縁、つないだ命
世界的コレクターで、開運!なんでも鑑定団でお馴染みの北原照久さんの公認コラムニスト、Toru Hondaさんが僕の癌発症から闘病、北原さんとの出会いと交流などを、2018年の3.11、2年前の退院日に素晴らしいコラムにして下さった素晴らしい思い出です😊
最高の夢人生 北原照久の世界
番外918 エレキの縁、つないだ命
北原さんの周りには、難病の方や家庭的に大変な人もいます。宗教家でも、哲学者でも、医者でもありませんが、北原さんとのふれあいをきっかけに奇跡的な回復や著しい修復へ向かうケースがいくつもあります。今回ご紹介するのは、その一例。エレキギターの縁でつながった命のエピソードです。
横浜市在住の中村敦さん62歳。小学4年生のとき、ベンチャーズに憧れて始めたエレキ。メーカーに勤務しながら音楽活動を継続。バンド「BEATPOPS」を結成して数々の舞台で活躍。好きな音楽と共に充実した人生を謳歌していた中村さんに突然訪れた病魔。前途に思いも寄らぬ暗雲が立ち込めました。
始まりは2013年末の風邪症状。喉に異変を感じて受診すると、ガン細胞が見つかりました。すでにステージ3の肺腺ガン。心臓近くの動脈にガン細胞が乗っかっている状況で手術適応外。5年後生存率は15パーセント。あまりの厳しい現実に言葉を失いました。2014年春のこと。
その後、なんとか気持ちを切り替えた中村さん。心を折らず、希望を持って前向きに闘えば15パーセントに入れるんじゃないか。どんなに小さなことでもいい。少しでも楽しいことに目を向けよう。笑顔を絶やさずに家族一丸で乗り切ろうと誓いました。
こうして始まった闘病生活。その中で思い浮かんだのが北原さん。以前からそのポジティブでアクティブな生き方は憧れ。フェイスブックの連載、北原さんの「今日の言葉」に日々、触れるうち、一層前向きになれた中村さん。思い切って、北原さんにメッセージを送りました。
病状報告という形で始まったやりとり。フェイスブック上の友人となり、音楽やエレキという共通項で意気投合。2014年12月、メディアセンターで行われたテミヤンライブで初対面。「ポジティブ魂にターボスイッチが入って、より一層ガンと向き合う事ができた」と言う中村さんの病状は奇跡的な回復へ。
リンパや骨への転移はなく、大きかった体幹部のガンは消えました。今回は、肺から転移して生まれた右小脳の腫瘍。3月1日に開頭手術し、切除に成功。
手術の前後、入院中。大きな支えとなったのは、もちろん家族の力ですが、北原さんも毎日励ましの言葉を送り続けました。そこに貫かれる「万象肯定万象感謝」の考え。終始、北原さんに励まされ、病気になったことすら感謝。
術後、北原さんから「不撓不屈。良く頑張りました!」とのコメントをもらいました。どんな困難にもひるまず、くじけず。どんな状況にもニコニコ笑顔で明るく過ごしていれば、自己免疫力も上がり、運気も上がる。
大手術を迎える人とは思えないような明るい表情で当日を迎え、術後も入院中とは思えないくらい楽しげな様子で過ごしていた中村さん。このたび、無事退院へ。本当におめでとうございます。
もう一つ。北原さんからのスーパーサプライズ。何と、中村さんに今回頑張ったからとお宝ギターを惜しげもなくプレゼント。それは、「Terry & Blue Jeans custom YAMAHA TBJ CST」。山手の事務所に飾っていた「寺内タケシモデル」のお宝エレキ。今後は、中村家の家宝。エレキの神様が守り神。すごい励みになること間違いなし。
エレキの縁がつないだ命。近い将来、お宝ギターを手にした中村さんが北原イベントで元気に披露。そんな姿も目に見えるようです。
2018.3.11 本多徹