人生はじめての胃カメラを終えて
こんにちは。
今回は日記とは脱線して、人生初の胃カメラ体験を投稿します。
初めての胃カメラ体験。
つい先ほど、勤務先の定期健康診断で胃カメラを人生初体験してきました。
個人的にはいろいろなドラマがありましたので記録として残しておきたいと思ったのです。
わたしは「経鼻」といって、内視鏡を鼻から突っ込む方法を選択。
鼻を選んだ理由は、口より楽そうだな、の勝手なイメージで。
「胃カメラ」のイメージって、口から内視鏡通して"オエッ"じゃないです?どちらかで言ったら鼻の方が楽なんじゃね?と思った次第です。
(あとで調べてみたら、楽さで言えばわたしの判断は間違いではなかったみたいです。行く前に調べろよってはなしですね)
ということで、この投稿は「経鼻」を選択した場合の検査のながれと、検査の過程で感じたことなどを書いていきます。
人生初の胃カメラ。こわいですよね。
そんな方の不安が少しでも軽くなるお手伝いができれば幸いです(逆にびびらせることになったら、そのときはごめんなさい)。
#1 まずは胃カメラ以外の検査項目の消化
検査場所に到着。
定期健康診断なので、まずは例年通りの検査項目を消化していきます。
例年と違っていたのは、服を検査着に着替えた点。
検査着に袖を通した瞬間、
「あ〜齢とったんだな〜」とちょっと凹みます。
(34歳まで、着替えイベントは発生しませんし、周りの着替えている人・そうではない人を眺めてそう感じてしまいました)
突然ですが、"採血"がちょっと苦手な方へ朗報です。
胃カメラへの不安で、採血プレッシャー、軽減されますよってはなしです(というか胃カメラのプレッシャーで気にしてる余裕ないです)。
で、各検査を消化し、いよいよ胃カメラフェーズへ。
#2 無味無臭の液体&鼻噴射スプレー
胃カメラフェーズは別フロアへの移動からはじまりました。
この移動時間が緊張のピークです。
フロア到着後、名前を呼ばれ案内されるのは、
カーテンで仕切られた一畳くらいのスペースに、背もたれ可動式のマッサージチェアみたいな椅子がポツンとあるスペース。
「へ?こんなちゃちなとこでやるの??」
と拍子抜けすると同時に、
「そっか、今は技術の進歩やらで胃カメラもこんなカジュアル(?)にやれちゃうものなのかも!もしかして苦しさもカジュアルなんじゃね?(ニヤリ)」
と淡い期待を抱きます。そう、淡い期待、です。
椅子に座りちょっと余裕を出し始めた私に渡されたのは、無味無臭の白い液体。胃の中をきれいにする液体らしい。
多分これ
飲んだあとは、こんな機器でブシャーっと鼻に妙な液体を噴射されます。
この噴射される妙な液体、
「口に流れてきたら飲んじゃていいですからね〜」
なんて看護師さんから言われますが、
くっっっっっっそ苦いです!!!
吐き出すわけにもいかないので飲み込みましたが、せめて
「苦いけど頑張って飲んでね!ファ〜イト!」
くらい言ってほしかった。それくらい苦いです。
で、このあとはしばらく休憩しててくださ〜いと声がけがあり、そのまま放置されます。
#3 そりょそうだよね、処置室へ移動
休憩時間はたぶん5〜10分程度だったと思います。
休憩明けの声がけは
「は〜い、では処置室へ移動しますよ〜」
・・・・ですよね。カジュアルとかありえないですよね。
もう、THE胃カメラ。
胃カメラのための、胃カメラに特化した、全力で胃カメラするための処置室。
(看護師さんかわいかったけど、もうそんなこと気にしてる余裕はありませんでした
奥にはお馴染みのブルーの処置する服着て、当然フレームレスメガネをかけた先生(偏見)がスタンばってるわけです。
先生のスーパークール無表情で緊張度爆あがりします。
先生ー、ここはスマイルでむかえいれてー。
#4 いやいや、それ!管!太いって!!
ここからは待ったなしでことが進みます。
ベットに横向きになった体制でいくつかの説明を聞きます。
で、このタイミングで私の鼻から胃を突撃取材する内視鏡さん(以後、管と呼びます)とのご対面。
え?
先生?え??
いや、「ん?なに?」みたいな表情だけで反応しないでください。
管!くだ!!かん!!!
太いっていうか、ほぼ鼻穴と同じサイズではありませんか!?
「あ〜たしかに初めての人はこのサイズ感で驚く人多いね。でも大丈夫!スルスルっといくから!がんばりましょ!(ニコッ)」
なぜ笑顔〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
あとから調べて知ったのですが、経鼻は経口よりこの管サイズが大きくなるらしいです。
普通逆だろうって思いません!?(いやだから調べろよ、事前に)
もう覚悟を決めるしかありません・・・・。
#5 呼吸・先生をガン無視することがポイント
さあ、管の挿入が開始されます。
先生がおっしゃった通り、以外にもスルスルと入ります。
ただ、鼻穴サイズの管が鼻から喉をぐんぐん進むので苦しさはあります。
涙もでました。ただむせたり、吐きそうになったりはなかったです。
私が途中気づき実践したのが、呼吸をしっかり・ゆっくりすること。
管は通ってますが、片側の鼻穴はドフリーですし口呼吸もそこまで苦になりません。
なにより、ゆっくり呼吸すると身体から力が抜けて楽になるののでオススメです。
と、ここであの先生さまがまたもや信じられない暴挙をはたらきます。
なんと、私に対して会話を交わそうとしてくるのです。
「ここが胃で〜、うんきれい!」
「見えます?」
「十二指腸これ、見るのははじめて?どこか気になるところある?」
はーい先生!
今この状態の私(涙ダラダラ流しながら、リラックスを求めて必死に深呼吸中)に話かけ、あまつさえ返答を得ようとしているあなたの頭の中が気になりまーす!
と目で訴えるしかありませんでした。
もうほぼ無視です。
かすかに頭を動かして返事をしたことにして、その場をやり過ごしました。
#6 無事終了
こんな先生とのやりとりも、時間でいうと10分あったかなかったかくらいだったと思います。
私の臓器取材を終えた管は無事引き抜かれ、無事検査は終了しました。
看護師さんが
「お疲れさまでした!お上手でしたよ!!」
と声をかけてくださったとき、私の目からは大粒の涙が。
(管を抜かれる瞬間の"オエッ"の涙です)
先生は処置中とは別人のように、クールドクターに戻っていました。
先生、なんやかんや言ったけど、来年の定期検診もあなたに処置してもらいたい。いいファイトができたよ、またな・・・
無言でPC作業を始めた先生の背中にそんな無言のメッセージを贈りながら、処置室をあとにしました。
#7 さいごに
こんな感じでわたしの人生初胃カメラが終了しました。
ちなみに、処置後1時間は飲み食いすることができないので、この点は注意が必要です。
いろいろありましたが、やっぱり経鼻を選択したことは正解だったと思います。
これから人生初胃カメラを控えている友人から、経口・経鼻どっちがオススメ?と聞かれれば経鼻と即答します。
ただ、よりしっかり、ガチで検査したいなら経口がよいみたいです。
比較的年齢が若く、体に特に問題を感じず、あくまで定期検診の一環としてなら経鼻で問題ないと思います。
検査全体にかかる時間は想像より短くて、処置そのものもあっという間に終わります(10分程度)。
痛みは、管が鼻を通過するときくらいで、それ以降は痛みらしい痛みは感じませんでした。どちらかというと苦しさと、圧迫感を感じます。
処置への対処は、#5で書いたポイントをおさえさえすれば、スムーズに検査を終える事ができると思います。
私の場合、緊張との戦いや先生との戦いなど、なにかと体力を使う検査だったので、前日はしっかり睡眠をとって万全の体調でのぞむことも大事だなと感じます。
みなさんの人生初胃カメラ、なにごともなく無事完了することを、陰ながら願っています。
頑張ってください!!!
おしまい
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