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仰ぎ見た高架の透き目に寒の晴

かんはれ…冬の晴天のこと

高架下を通ることにした。
車の対向ができないくらい狭くて地元の人間以外は使わないような道だ。
あまり高くはない天井のせいで圧迫感があるがなぜか少し居心地の良さも感じた。

15分毎にこの高架に電車が走る。

ちょうど電車が通りかかりそうなので立ち止まると、規則正しく大きな音を立てて私の上を通過した。

電車が走り去り、再び高架の隙間から光りが差し込むと私の右目を照らし、その先に澄んだ空が見えた。

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