ワークとライフ
私が20代の後半のころくらいから、「ワークライフバランス」という言葉をよく聞くようになり、30代前半の頃には「ワークライフインテグレーション」という言葉を聞くようになり、最近はいろいろな言葉で表現されますが、「仕事と生活」のバランスやブレンド加減は、話題になりがちですよね。
私はもともとインテグレーションという言葉を高橋俊介先生が使われているのを聞いて、そうそう「統合」だし、仕事とプライベートとか二極でもないし、自分の生き方という軸で括られていると思って生きてきました。
が、家事が嫌いなので、家事は後回しか人任せ。まぁ、インテグレーションしたいところですが、なかなかインテグレーションできるような時間の使い方ではなかったんだなと最近気づきました。
昨年、大病をしたことと、今年のコロナ禍のstayhomeにて、明らかに「時間」の使い方が変わったことが大きくあります。そして気づく。仕事中心の時間の隙間で家事をやろうとしていたので、うまくいかなかった。何より、仕事>家事だったので、明らかに時間の入れ方に大きな差がある。しかも仕事にまつわる「移動時間」「空き時間は外」だったので、目に見えない時間がかなりあった。今はそれが家庭内で消費される時間となったので、休憩を挟んだとしても時間が増えたように感じるのだ。
時間に余裕ができ、今までより「増えた」感覚になると、仕事以外のことをやろうという気になる。
しかも出張の日に晴れていたとしても今までは洗濯が干せなかったが、今は、毎日家にいるので、「晴れたら洗濯をする」というのが気持ちが良いことに気づいたのだ。洗濯が「快」に変わったことにより、やらなければならないことからやりたいことに変化した。
洗濯が苦痛ではなくなったことが今のわたしの大きな気づきである。そして洗濯がクリアできると、掃除もできるようになる。1日家にいると家の汚さが目につく。掃除機をかけたくなる。机の上を吹きたくなる。
今までは寝に帰ってくる家だった。明るいうちに帰ってこられなかったり、朝早く家を出るので、汚さに目を向ける余裕もなければ目が向いたとしてもそこに取り組む余裕が気持ちも時間もなかった。
もちろん今でも家事が得意になったわけではないので、できれば誰かにやってほしいとは思う。夫がいるときはかなりやってもらっている。しかし、平日は私しかいないので、「自分がやる」というのがだいぶ染み込んできた。
本当の意味で最近ワークとライフは統合されつつある。
が、今度は、仕事にもっと集中したい。という熱も出てくる。
家庭の中だと家事をしてしまい、なかなか集中して読書したり書き物するのが難しくなりつつある。オンラインミーティングの間は集中できるがそれ以外の隙間時間が集中できない。
そうなると、近場にコワーキングというかワークスペースがほしくなる。昼前から行って、夕方には戻って来られれば家事ともうまく両立できるよなーと。
あくまでも私の事例だけれど、人によって自分らしい、自分の心地よい生き方・働き方・暮らし方があるはずであり、どんな環境、どんな設備があれば実現できるのか、どんな時間配分だと快適なのか、自分と向き合うのが大事だなと。
これも一つのキャリアプランニングだと思うのだよ。
あくまでも自分基準の時間の使い方。
これが会社に時間や身体を縛られなくなったstayhomeの一つのよかった点だよね。
より「自分」を理解できていないと、自立していないと、今度は流されてしまったり、人から指示を受けないと何もできなくなってしまったりするので、より自立が求められる気もするけどね。
私もこの数ヶ月、試行錯誤しながら自分らしい時間の使い方を編み出しつつある気がしています。入浴する機会も睡眠時間も明らかに増えたし自炊する日も増えたので、健康的でもあるのもこのstayhomeのおかげ。
あとは自由に外出が選択できるようになれば、なお良し。その日までにある程度、自分の時間の使い方を工夫しておきたいと思います。
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