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ソファが壊れた、オフィスチェアのケーススタディ チャンス到来。~熱海の崖に家を建てる【設計編】
今の家に住んで10年強。
そろそろ家電や家具が微妙に不具合を訴えてくるタイミングです。
今回は、ソファが壊れたことをきっかけに、憧れのアーロンチェアをケーススタディしてみたという話。
先に結論書いてしまうと、腰が痛くなくなりました。椅子の力ってすごいです。家で仕事をするならばもっと早く導入すればよかった。
熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
バキっと大きな音がした
ソファが音を立てたのは、ダンナがうちの猫様(メイちゃん)と2度寝していた朝のこと。
「バキ」
明らかに何かが壊れた音です。
見た目に違いはありませんが、ソファの真ん中部分に座ってみると、腰が沈み込みます。
スプリングが壊れたのでしょうか。
私が耳にした「バキ」という音は1回ですが、ダンナによるとその後も何度かしたそうで。このまま置いておくとさらにひどいことになりそうです。なんとかしなければなりません。
とても気に入って購入したソファですが、10年経過しているので、皮も何となく汚れています。汗と油の結晶?
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どうせなら、気になっている家具全部直してしまえ!ということになり、祖母から結婚祝いでもらった25年もののフリッツハンセン・ダイニングテーブルとイス
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天板が割れ汚れがしみ込んでしまいました。
おばあちゃん、ごめんなさい
そして、バリ島でお得!といそいそ購入したものの、船の輸送費と東京港からの陸送費で値段が3倍になってびっくりした20年もののサンルームのソファもメンテナンスに出すことにします。
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クッションもグデグデなので仕立て直し。
もともと、引っ越しのタイミングでメンテナンスしようと思っていました。少し早めではありますが、これは天の声。従うことにいたします。
修理中の問題
修理をお願いしたのは、フリッツハンセンの取り扱いが多いDECOBOCOさん。海外から家具を仕入れ、修繕して販売されているヴィンテージ家具屋さんです。
ある日曜日、家具を引き取りに来てくださりました。
まずは、「バキ」の原因を確認。
ソファーの下にファスナーがついており、そこを開けるとこんな具合になっておりました。
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真ん中の区画のスプリング留め金がすべて外れています。スプリングが外れるごとに「バキ」といったので、複数回、音がしたようです。
なぜスプリングが外れたのか、支えている木材が劣化したのか、金具の強度不足か、持ち帰って確認の上、修理していただくことになりました。
皮は張り替えるともう1台買った方がよいくらいお金がかかるとのことで、クリーニングをお願いすることに。
味のある汚さになるといいなあ。
フリッツハンセンのテーブルとイス、バリで買ったソファーも無事運び出し、いつものリビングダイニングががらんと広く感じます。
全部まとめて戻ってくるのは2か月後くらい。
その間、食事や仕事は簡易ローテーブルですまそうと計画していました。
ここで問題が発生したのです。
食事はなんとか持ちこたえているのですが、仕事がキツイ。
元々フリッツハンセンのダイニングテーブルとイスで仕事をしていたので、1時間同じ姿勢だと腰が痛くなっておりました。決してよいお仕事環境であったわけではないのです。
それでもローテーブルに比べると天と地ほどの差があります。
お尻にクッションを入れるとはいえ、正座は膝がきつい。あぐらにしてみたりポーズを変えてみますが、かえって足が痺れてジンジンします。
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1日目はなんとか乗り切りましたが、2日前からは集中力がもちません。
そのうち立てなくなるかも。
業務に支障がでそうなので、対応策を考え始めました。
仕事部屋セットをサブスクで。
「オフィスチェア」×「レンタル」でググるといくつもサブスク業者が出てきます。今回はCLAS。というサービスを利用して、オフィスチェアとテーブルをレンタルすることにしました。
問題は何を借りるか。
一口にオフィスチェアといってもピンキリです。こういったサイトで貸してくれる最高峰はアーロンチェア(1994年にDon Chadwick、Bill Stumpfらによってデザインされた、ハーマンミラー社の高機能デスクチェア)で、ひと月19800円。お安いものだとひと月1980円。10倍の開きがあると、もう何を選んでよいかわからなくなります。
ちなみに、「アーロンチェアのすばらしさを伝えたい」とNote AIアシスタント(β)さんにお願いしたところ、こんな回答が返ってきました。
アーロンチェアは、長時間座っていても疲れにくく、快適に作業ができることで有名なチェアです。その秘密は、人間工学に基づいたデザインにあります。背もたれの高さ、角度、腰のサポートなど、すべてが調整可能で、使い手の体型に合わせた最適な座り心地を実現しています。 また、アーロンチェアはリサイクルにも力を入れており、環境にもやさしい商品としても知られています。オフィスや自宅での作業に欠かせないアーロンチェアは、デザイン性も高く、幅広い層に愛用されています。
そもそも、椅子の座り心地って値段ほど違うのでしょうか。せいぜい2か月だから安いものでよいようにも思います。
一方で、憧れの商品が買うに値するか品定めする機会にするという案も。
熱海の崖の家にはお仕事部屋をつくろうと思っています。そういえばそこに入れる椅子を悩んでいたのでした。アーロンチェアはよさそうだけれど、椅子のくせに30万円もする。
頭ではオフィスチェアをケーススタディするチャンスだとわかっているのですが、微妙にケチな私はなんだかもったいない気もするわけです。
意思決定できず、膝が痛い日をもう1日重ねてしまいました。
ショールームで実機を体験
論より証拠。
ということで、ハーマンミラー社のショールームに行き、アーロンチェアとその他の椅子を座り比べてまいりました。
ショールームのお兄さんの丁寧な説明でわかったこと。
サイズが重要。深く座って膝の裏と座面の間に指2本くらい入るのがちょうどよい。私は身長165cmで女性としては大きい方ですが、それでも最も小さいサイズ「A」が最適。ちなみに、ほぼ同じ身長のダンナも同様。
ひじ掛けに肘をあてた時の腕の確度が90度になるようにひじ掛けの高さを調節し、この高さと机が同じ高さになるように座面の高さを調整すると首・肩が疲れない。
足の長さが足りない場合は、フットレストをおいて調整する。
単に椅子が回転する、背もたれが動くと楽なのかなくらいに思っていましたが、きちんと座骨で座ることで、首肩腰が楽になるということのようです。
他の有名椅子にも座ってみましたが、きちんとサイズが合ったアーロンチェアに座ってしまうとどれも物足りない感じ。
腰の痛みはしばらく忘れられそう
CLAS。では、一回り大きいサイズ「B」しか借りられないけれど、フットレストで調整すればなんとかなりそう。
サイズ「B」で快適ならば、サイズ「A」は絶対。
これは快適なおうちオフィスのためのケーススタディなのです。投資です、投資。
自らにそう言い聞かせ、清水の舞台を飛び降りるつもりで月19800円を支払うことにしました。
実際どうかって?
そりゃ、快適です。
フリッツハンセンのダイニングテーブルとイスでの仕事は腰が固まって立ち上がるのに一苦労だったのですが、そういうの全くありません。
たかが椅子、されど椅子、です。
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机は大きければ大きいほどいいと思っていましたが1200mm×600mmでも十分な大きさでした。
まとめ
ソファが壊れたおかげで、修理代に加え、オフィスチェアとデスクを借りるという余計な出費がかさんでしまいました。
でもこれもまたケーススタディ。仕事の効率もきっとあがるし、何より体によい。オフィス家具のレンタルって便利ということもわかりました。
何事も無駄なことはありません。
問題は、元のダイニングテーブルに戻った時に、椅子の違いに愕然とすることかな。さすがに今の家だとアーロンチェア、大きすぎて扱いずらいのです。
まあ、その時考えればよいですね。
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