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毎日腕立て伏せ100回の巻


ずいぶん長いことブログ(ワードプレスのほう)を放置していました。

弁護士の仕事が忙しいというのは言い訳で(実際忙しいのですが)、ある程度、交渉で説明したかったことが終わったので、次に何を書こうかなと悩んでいたまま時間が過ぎてしまいました(これも言い訳か…)

これからは、交渉だけに絞らずに、もう少し幅広い出来事や思いの中から、交渉の技術に使える!ってものを、日々なんとなく書き留めていきたいなーと。

さて、緊急事態宣言の影響で、外出せずに自宅でゴロゴロするしかない日が続いていますね。

ゴロゴロしても不思議なものでお腹は空きます。なんで何にもしなくてもお腹って空くんでしょうね。

しかも、いつも以上になぜか、お酒だったり、お菓子だったり、余計なものを食べちゃうから、運動不足かつ過食という、最悪のコースですね。

リモートで仕事しているときもこっそりお酒を飲む人が多いそうで、お酒の販売量が増加しているそうです。おつまみのブームもきそうですね。

自宅でできる運動なども流行っていますが、一度ソファにつけた重い腰(正確にはお尻)をあげるのは、なかなか難しいのではないかと思います。

自宅で運動なんてできないよ、ほとんどの方はそう思うでしょうし、実際できていないでしょう。

普段はジムに行く人も、運動癖がついているはずなのに、なぜか自宅ではできないですよね。

これって、なぜなんでしょうか。

ただの思い込み


結論から言うと、できないのではなくて、できないと思い込んでいる、ただの思い込みです。

そんな当たり前のこと言うなよ、って声が聞こえそうですが、実はこれは非常に重要なことです。

これまで、交渉についていろいろ書きましたが、その中で、一番何回も繰り返しているテーマが「バイアス」でした。

どんなに注意をしても、人は、これまで生きてきた中で身に付いたバイアス(思い込み)から逃れることはできませんし、何よりその存在に気が付くことがとても難しいのです。交渉では、このバイアスを取り除く、それができなくてもせめて気が付いてみようということを、何度も学びました。

これはなにも交渉に限った話ではなくて、日常生活のあらゆる場面で出てくる話です。

自宅で運動ができないというのも、単にこれまでそうしてこなかった、またはうまくいかなかった経験が、そう思い込ませているだけです。

じゃあお前やってみろよ、という声も聞こえそうですが、実は私は、昨年の12月1日から、毎日腕立て伏せを100回やっています(その他に腹筋なども少しやっています)。

もちろん最初から100回は無理でしたので、10回×10回を小分けにしてやったりしていました。

毎日腕立て伏せ100回をやろうと思った理由は、運動不足解消というのもありますが、一番の理由は、出来そうにないことを、誰にも監視されずに、継続して行うことができるか、最初に無理だろうなーと思った感覚(バイアス)を取り除けるのかという実験のためでした。

なぜ、自宅で運動は出来ないと思い込んでいるのか、そのバイアスの原因を分析すると、日常生活には必要のない余計な行為であること(つまり面倒であること)という点にあると考えました。

そうであれば、面倒だと思わないようにすればよいので、毎日、できるだけ決まった時間に、歯磨きをするのと同じように、日常生活の一部にすればよいのです。

ただ、ここまでは誰でも何となくわかります。わかっているけれどできない、だって、始めた当初は面倒な不要なことなわけですから。

そうすると、結局は、このバイアスを乗り越えて、まずはやってみるという意思の力の問題なんだということに行きつくわけです。

これまでやってなかったことを始めるときって、それがそれまですごく始めたかったことでもない限り、たいてい面倒です。

でも、やらなければいけないことだったら、重い腰をあげてみなさん始めるわけです。

それが、腕立て伏せだったらできない、なんて理由は本当は全くないはずです。

つまり、思い込みを捨てて、嫌々でもいいから始めてみる、ということに尽きます。歯磨きは面倒ですが嫌々毎日続けています。それと同じです(もちろん腕たせ伏せ100回を始める必要はありません)

まずは、身近なバイアスを除くことから始めてみましょう。

ではまた(^^)

illustration by hana jang

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