退職者へおくる、退職する会社との関わり方と、良い転職のしかた
株式会社メタップスホールディングスの釣りバカVPoE、阿夛(@ataboy86)です。
現在は、「re:shine」というフリーランスのマッチングプラットフォームの事業責任者をやりつつ、VPoEとして開発部門の統括をしています。
今回は、現職、転職先の両方で好印象かつ良好な関係値作りをしていくために「良い転職のしかた」というテーマでまとめました。
1、良い転職の定義とは?
転職は、働いている上で多くの人に発生する「出会いと別れのイベント」です。
転職するにしても、大切にしたいのは「人脈」です。
業界は狭いですし、本人が望んでいなくとも、意外とすぐ繋がりができてしまうものです。
これらを踏まえて、私が考える良い転職は、「今の会社に応援してもらえること」と、「次の会社でパフォーマンスを出せること」です。
つまり、「今の関係を崩さず、新しい人間関係を作ること」が良い転職と考えています。
2、転職先で出来ること
転職してきた方が、前の会社と良好な関係で退職出来ている人は、シンプルに印象が良いです。
おそらくこの人は退職するとしても誠実に対応してくれるだろうなどという印象がつけられるからです。
現職、つまりは転職前の会社で出来ることをしっかりとやることが転職先への印象づくりにもなるので、しっかりとやり切ることがおすすめです。
例えば、意向が固まったタイミング(入社時期は事前に確約が取れていないことが前提)で自分が抱えてる仕事があと1ヶ月かかる場合があるとします。
「ここまでは責任を持って終わらせてから気持ちよく御社に入社したいので、1ヶ月待ってほしい」ということを伝えたときに転職先の担当者はどう思うでしょう。
これで悪い印象がつくことはまず無いと思います。
私の場合、「しっかりと自分の役割を完遂して来るという話か。いい人そう」と、好印象であることは間違いです。むしろ、「ぶった切ってくるのですぐ行きます」のような場合、心配になるものです。
3、現職で出来ること(転職決定前・転職決定後)
意外と現職を蔑ろにして、次の会社で出来ることを一生懸命考えることが多いように感じています。良好な関係値を保ったまま、会社を去ることは簡単なようで難しいのも事実です。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもあるように、旅立ちを良い状態にしておけばまた一緒に仕事したいという状態を保てますし、転職先で取引先になるかもしれないということもあるかもしれません。
そういうときに自分が役にたてると、転職先でも活躍できる簡単な手立てにもなり得ると言うことです。
では、今の会社で出来ることは何でしょう。
・上司にとって、可愛い部下であろう
・チームメンバーにとって、また仕事したい相手であろう
この2点は意識したほうがいいと考えています。
前段でも書いた通り、業界は思った以上に狭く、すぐに繋がりが生まれ、噂が噂を呼ぶものです。
具体的には・・・
上記2つは、上司の立場からすると大変助かる行動です。
転職を考えている方、転職を予定されている方はぜひ実践してみてください。
まとめ|退職をする上で考えてほしいこと
あなたには、上司がいると思います。
あなたはその上司やチームにとって必要な人、つまりあなたがいなくなることで少なからず負担がかかります。まず、悩んだときには相談しましょう!
「転職」という悩みは仕事につきものです。終身雇用の時代はとうに終わっています。
この手の話はもっとカジュアルに「こういうところがもっとやりたい」や、「今、こういうところが不安です」というような話しをすることを「情報」として相手に渡しておくことが重要です。その渡した「情報」をどう解釈し、対応してくれるかが上司の役割です。
その情報を渡さずに「転職します」というのは上司にとっても急な話になるので対応のしようがありません。
今、仕事に対して悩みや不安・不満があって、真剣に向き合ってくれない上司ならとっとと転職しましょう(笑)
転職が従来より重たい選択でなくなった昨今ではありますが、本人にとっても周りにとっても重要なことですので、ぜひ丁寧に良い転職が出来ることを願います。
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