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50代で金融機関からITベンチャーへ。「未来の自分がどうありたいか」を考えた転職ストーリー

お客様の人事評価制度の構築から人材活用までをワンストップで支援するあしたのチーム。私たちはバリューに掲げる「Customer-Centric(常に寄り添い、最善を尽くす)」のとおり、全国の中小企業が抱える課題やニーズ、多種多様な文化に沿った提案を心がけています。

そのためにも大切なのが、自社においてもまた、多様な価値観・経験を持つメンバーがあふれる「人材の多様化」を進めることだと考えています。

そこで今回インタビューするのは、当社の人材の多様性を体現するメンバー。現在の日本では珍しく「50代後半での転職」を決意して入社した、セールスグループの湯沢洋一です。

転職動機からあしたのチームを選んだ理由、実際に働き始めたことで改めて感じられた会社の魅力について、お話を聞きました。

年齢や肩書きではなく「人」としての自分を見てくれた唯一の会社

──まずはこれまでのご経歴を教えてください。

1987年に大学を卒業し、2023年7月にあしたのチームへ入社するまでの36年間、金融機関一筋で働いてきました。その中でも30年以上携わってきたのが、法人のお客様を対象としたソリューションの提供です。退職前の最後の4年間は、籍を金融機関に置いたまま、関連会社であるシンクタンクとファンド会社で勤務しておりました。

──なぜ転職を考えたのでしょうか?

定年という、1つの節目が見えたことがきっかけです。2年後に60歳を迎えるタイミングだった2023年の時点で、今後の人生をどう生きようかと考え始めました。

大企業を中心に、定年延長の制度を進めるようになっていますが、私も元気な間はずっと全力で働き続けられる環境を求めていました。

考えるほどに「人生の中でもう1度新たなチャレンジがしたい」という気持ちが強くなり、転職に踏み切りました。その結果、あしたのチームに入社することが決まったというわけです。

──前職とは異なる、ITベンチャーを選んだ理由も気になります。

知人や友人からも聞かれるのですが、回答に少々困るんですよね……。一言で表すのなら、働きたいと思えた会社がたまたまITベンチャーだった、という答えになります。

──詳しく教えてもらえますか?

採用面接の内容がとても印象的だったんです。他の企業では、当然のように私の年齢や前職のキャリアについての質問が中心。ですが、あしたのチームの面接ではそういった質問がまったくなかったんですね。

それよりも「湯沢さんはどういう人なのか?」「この会社で何を実現したいのか?」という質問が中心でした。私という人間にフォーカスしてくれたことが嬉しくて、この会社は本当に人を大切にする会社なんだと思えたんです。

この話を家族や元同僚にすると、「湯沢さんがその会社に行きたいっていう気持ちがすごく伝わってくるよ」「そんな素敵な会社なら選ばない理由がないよ」と背中を押してくれました。

妻も「これからは多様性やリスキリング、ジェンダーの意識が問われる時代なんだから、あなたも新しい環境で挑戦しないとね!」と発破をかけてくれまして。面接を通じて、あしたのチームにすっかり惚れこんでしまったというわけです。

──湯沢さん自身、そういった「新しい時代」に向けて、という転職軸が最初からあったのですか?

後から気づいた、というほうが正しいかもしれません。年齢や性別、国籍、障害の有無などを問わず、誰もが活躍できる会社は今後伸びていくと思いますし、私自身の成長という視点からも大切なことだと感じています。

それに、せっかく転職するならまったく知らない領域に挑みたかったんですね。同じ専門領域に居続けると、変なプライドが邪魔をすることがあると思うんです。

人間的にもっと成長したいのであれば、今までと異なる環境に飛び込み、謙虚な姿勢を貫くことが大切になる。

そういう意味でも、あしたのチームに出会えて、本当に幸せだったと思います。

パートナーもお客様も、誰もが幸せになれる道を描く

──湯沢さんのお仕事内容について教えてください。

私は現在、セールス部門に所属しています。あしたのチームの営業スタイルは、お客様からの個別のお問合せに対して商談をするものと、パートナー企業からの紹介を受けて営業におもむくものの2つがあり、私が担当しているのは後者です。

パートナー企業には販売会社や銀行などさまざまありますが、仮に私の担当を「A銀行」としましょう。私はA銀行の取引先の中から、人事課題を抱えている企業様を紹介してもらい、その企業に対してサービスを提案します。

このとき重要なのが、ご紹介先の企業はもちろん、A銀行の成長にも貢献できるようなメリットを打ち出すこと。銀行には多くの提携企業があり、その中からあしたのチームを選んでもらう必要があるからです。

そのためにも、パートナーとの関係構築は重要なポイントです。銀行はセキュリティの関係もあって、オンラインではなく直接足を運ぶことになるのですが、単に毎日通って1時間、2時間と話せばいいわけではありません。

誰と何を話せば良いのかを見極めながら、資料を活用して提案し、気軽に声をかけてもらえるようにご案内をしています。

──日々の業務の中で、心がけていることはありますか?

日本の中小企業は全体の99.7%、330万社を占めています。そこを支えることが、働く人たちのことも含めて、みんなが幸せになれる道だと思っているんです。

これは私が仕事をしていく上で大切にしていることで、あしたのチームへ来て提案するサービス自体は変わりましたが、中小企業から頼られる仕事をしたいという志に変わりはありません。

私たちには人事評価制度の構築・運用支援という枠にとどまるのではなく、経営視点での課題解決までが求められると考えています。経営資源の最たるものである「ヒト」の観点から、お客様の事業成長に繋がるような伴走をする。そういった姿勢を大切にし続けたいですね。

──入社から半年が経ち、手応えなどは感じられていますか?

先日、初めての受注をいただきました。契約に至ったこと自体も嬉しかったのですが、その際にお客様から「人事評価制度を作ることに何度もチャレンジしてきたけれど、あしたのチームと一緒なら、湯沢さんと一緒ならきっと良いものが作れると希望がわいてきました」とメッセージをいただけたのが本当に嬉しくて。

入社時に仕事を通して成し遂げたいと思っていたことが、一つひとつ叶っているような実感があります。

入社して感じる、チームで成果を出すことの喜び

──入社後改めて感じた「働く場所としてのあしたのチームの魅力」はありましたか?

仲間同士の助け合い、チームプレーが一番の魅力だと思います。

個人的なエピソードになりますが、私は入社してすぐに、ITリテラシーが低いどころではなく、そもそもPCスキルが低いことに気づいてしまいまして(苦笑)。

Zoomの使い方にも不慣れですし、業務上必要なアプリが起動せずに戸惑ってしまうこともありました。そんな時に私がSlackでヘルプを出すと、人事や教育担当の方がすぐに色々とサポートしてくれるんです。業務に必要な知識についても、一緒に働くメンバーがいつも親身になって教えてくれました。

私は常々「どんなに優秀な人間でも、1人では決して大きなことは成し遂げられない」と考えてきました。人は誰かの支えがあってこそ、成果を生むことができるもの。年を重ねていくと、こうした当たり前のこともつい忘れがちになってしまうのですが、あしたのチームで働く中で、チームワークの大切さを再確認できました。

「みんなで一緒に成果を作っている」という喜びを日々感じられることが、私にとっては本当に大きな魅力ですね。

──最後に、湯沢さんが今後目指していきたいことについても教えてください。

あしたのチームには「Integrity(誠実に、正しい道を進む)」というバリューがあります。このバリューの重要性について、2024年の年始の挨拶で社長の赤羽さんも語っていたのですが、私自身も「誠実さ」を常に大切にしていきたいですね。

不誠実な姿勢が企業の不祥事などに繋がることが増えた昨今ですが、あしたのチームは、お客様に対しても仲間に対しても誠実であり続けようとしている会社だと感じています。

だからこそ、私も含めて多様なキャリア・年齢層のメンバーが集まり、お互いに敬意を持ち、助け合う企業文化が生まれてきたのでしょう。この文化をさらに発展させていけるよう、私もメンバーの一員として頑張っていきたいです!

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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