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voice_watanabe
会話の断片「プチフェチ」
「菓子折とかに入ってるクッション材を、プチプチって潰すと気持ちいいだろ？」
「まあ、暇つぶしには良いかもな」
「スマホでメールしてる時って、これもカチカチ
って同じ感覚なんだよな」
「何が言いたいんだよ」
「これらをまとめて、プチフェチって名付けたわけだ」
「そのプチフェチがどうしたって？」
「いや、彼女が完璧なプチフェチでさ」
「えっ、そうなの？」
「ああ。会ってるときも、ずっとスマホでプチプチしてるわけ」
「最近の若い子には多いからな、そういうの」
「それだけじゃないんだ。スマホをしまったかと思うと、今度はバックの中から、あのクッション材を取り出して、プチプチって始めるんだぜ」
「そんなの持ち歩いてるのか？」
「そうなんだよ、変わってるだろ？」
「あー、分かった」
「何が？」
「それはプチフェチじゃなくて、単におまえといると退屈なだけさ」
「おまえ言いにくいこと、さらっと言うよな」
「(^o^)」
