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Finatext でエンジニアとして働き感じた4つのこと

株式会社 Finatext の証券事業でプロダクト開発を行っている土田です。 入社して既に9ヶ月が経とうとしていますが、これまでエンジニアとして働いてきた中で感じたことを書かせていただきます。内容は以下の4つです。それぞれ具体的に見ていきます。

  • 働きやすい環境

  • 幅広い技術に触れることができる

  • 挑戦を後押しし、組織全体で「正しく」実現する

  • Principle が心に染みる

※ 会社概要やエンジニア向け資料は以下を御覧ください

働きやすい環境

弊社には、柔軟な働き方ができる制度・環境が整っています。

私は現在長野県に住んでおり、フルリモートで勤務しています。弊社の働き方は「出社型」「ハイブリッド型」「リモートメイン型」の3つがあり、半期ごとに自分で希望を出して承認を得て決定しています。

働き方の種類

私のような地方在住でも「リモートメイン型」を選択できて大変助かっています。特に良い点だと思ったのが「自分で希望を出す」という点です。職種によって自動的に決まるのではなく、自分や状況に合った働き方を選択できます。 各々が「一番成果を出せる働き方」を決める裁量を持っています。

働く時間も柔軟です。私は小さい子どもがいるのですが、朝夕は保育園のお迎えがあったり、急な発熱で子どもを病院に連れて行ったりしなければなりません。その際も、会社全体に理解があるおかげで柔軟に対応できています。特に、経営層の方でも slack でひとこと声をかけて離席、ということが普段からあるので、会社全体にそういった雰囲気ができあがっています。おかげで子育てとの両立に対する心配事も減り、仕事に集中できます。

CTO がひとこと声をかけている様子

より詳しい「働き方について」は以下の記事も御覧ください。弊社の雰囲気もわかる内容になっています。

幅広い技術に触れることができる

弊社のエンジニアはチーム制を採っており、利用技術や開発手法はチームに裁量があります。また、設計、開発、テスト、デプロイ、運用、サポートまで、フルサイクルで担っています。そのため、アプリケーション開発だけでなくインフラ周りやデプロイフローの構築、テストチームとの協業など、ほぼ全域の技術に触れるチャンスがあります。

開発体制

Finatext エンジニア向け採用デック / We Are Hiring Engineers - Speaker Deck - p.14

実際に私も、今まで触ったことのない技術にいくつも触れてきました。概念や仕組みが全然わからないので、公式ドキュメントを見たり手を動かしたりしました。そして何より助かったのは、社内の知見を持った方々のサポートです。 times チャンネルに「◯◯がわからない」とつぶやくと、サッと教えてくださったり参考リンクをいただけたりしました。周りの方々に助けられ、今ではある程度扱えるようになりました。

サッと拾ってくださる

触ったことのない技術に「業務として」触れる、というのはエンジニアにとって大切だと思います。組織構造や業務内容によってはこういった経験は難しいこともあります。その点弊社は、上記のフルサイクルな環境に加えて多数のプロダクトを手掛けていることもあり、手を挙げれば幅広い技術に触れることができます。業務と両輪で自分の技術の幅も広げられるので、私にとってはうれしい環境です。

挑戦を後押しし、組織全体で「正しく」実現する

あるアイデアを思いついた時、それを実現するまでの流れが特徴的だったので紹介します。

開発を行っていると、「ここは冗長だな」「こういう設計に変えたら良さそう」と思うときがあります。そういうときは、以下の流れで物事が進んでいきます(あくまで一例です)。

  1. times チャンネルなどで思ったことを書くと他メンバーがリアクションをくれて、軽くブラッシュアップされる

  2. 案が固まったら Design Docs を書いて全体チャンネルで提案する

  3. 60分程度のレビュー会を開く

  4. 方向性が決まったら実際に活動していく

Design Docs には「それいいですね!」「この観点はどう?」などのコメントが付いて更にブラッシュアップされます。

Design Docs にコメントが付いている様子

レビュー会では、CTO やリードエンジニアを含め、エンジニア全体の直接的な意見交換が行われます。知見のあるエンジニアから「この観点は検討しましたか?」「◯◯も課題解決には向いてそうだけど、□□を選んだ理由はなんでしょうか?」などの質問もあり、提案時点よりもさらにブラッシュアップされた形になります。この流れを見ていて特徴的だと感じたのは、 「とりあえずやってみよう!」ではなく、必ず意見交換をして、より正しい方向に進めるよう組織全体で取り組んでいる 、という点です。

開発のアジリティが重視される中では、「とりあえずやってみよう。ダメだったらやり直そう。」という動きは良さそうに思います。しかし、正しい方向に向くまでにトライアンドエラーの回数は増えてしまいます。かつ、他メンバーへの共有も少なくなりがちで、ナレッジが溜まりにくい傾向があります。

その点弊社では、組織全体で意見交換をし、より正しい方向に素早く到達できるようにしています。また他メンバーの技術力向上にもつながっており、「こういう観点があるのか」「会社としてはこういう方向性なんだな」という知見を得られる機会にもなっています。 CTO からも意図的に「みなさんにはこういう観点で見ていってほしいです」というコメントもあったりします。これはとてもよい流れだと感じました。

周りの方々の技術力が高いと感じるのは、こういった文化が起因しているのかもしれません。

Principle が心に染みる

弊社には Principle (行動規範)があります。

この Principle ですが、私の中では今までにない体験をしています。「なぜか自然と行動の軸にしている」という体験です。

5つの Principle のうち一番好きなものは「Jibungoto」です。何か課題や障害があった時、これは自分じゃなくても良いかなと思うときがあるのですが、そのとき頭に「Jibungoto」が思い浮かび「主体的に進めよう!」と行動を切り替えています。

なぜここまで意識できているのか自分でも驚いたのですが、この機会に理由を考えてみました。理由は 「普段の仕事や生活と距離が近くて行動をイメージしやすいから」 だと思います。これは行動規範として重要です。抽象的でイメージしにくい言葉だと行動に移すコストがかかります。「あー迷った。どうしよう。」と思ったときにパッと思い出せてすぐに道筋を示してくれる、 Principle はそんな存在です。

周りの方々が体現しているという点も大きいです。 Principle の slack リアクションが付いたり、普段から会話の中に出てきたりします。すると単純に接触回数が増えるので頭の中に残りやすくなります。そして何より、体現している方と仕事をしていると気持ち良いですね。自分のやる気が引き起こされたり、ちょっと悔しくなったり、尊敬したり、応援したくなったり、そういった感情が湧き上がってくるのは良い環境だなと感じています。

今、大なり小なり迷っていることがありますか?一度弊社の Principle に従って方向を決めてみてください。それがもしポジティブな結果につながったとしたら、あなたと弊社は気が合うかもしれません。

ご興味あれば

より良い未来を目指して一緒に働く方を募集しています。働きやすく、自分の技術を拡張でき、組織全体でプロダクトに向き合い、価値観が合う。そんな環境に興味の有る方はちょっと弊社を覗いてみてください。お待ちしています。


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