都内で観られるデジタルアート5選
こんにちは、@ARTです。
昨年発足されたデジタル庁により、毎年第1日曜日と月曜日をデジタルの日、毎年10月をデジタル月間として制定されました。彫刻や壁画のイメージが強いパブリックアートですが、実は最新テクノロジーを使ったデジタルアート作品も多く存在します。今回は都内で観られるデジタルアートを5つ紹介します。
【押上】チームラボ 隅田川デジタル絵巻 “The TOKYO SKYTREE mural”
デジタルアート集団チームラボによるデジタルパブリックアート。見慣れた東京都内の風景が絵巻風に緻密に描かれています。中央のディスプレイ部分では、自動車や人々があちこちで動き続け、上空からジオラマを眺め続けているような気分になれる作品です。もともと東京スカイツリーの1Fに設置されていましたが、現在は4Fエントランスに移設されています。
チームラボ / 隅田川デジタル絵巻 “The TOKYO SKYTREE mural”
【渋谷】ジュリアン・オピー People. 14.
渋谷セルリアンタワーの1F GMO本社エントランス付近に設置された作品。シンプルに描かれた人々が歩く様子がLEDディスプレイで表現されています。こちらもずっと眺めていて飽きの来ない作品です。
ジュリアン・オピー / People. 14. “People. 14.”
【渋谷】大友克洋 COLORS OVER SCRAMBLE
こちらは渋谷のスクランブルスクエアに設置された縦型ディスプレイで毎時0分と30分に放映される作品です。『AKIRA』で有名な漫画家・大友克洋氏によって、この作品のために制作されたアニメーションが歩く人の目を楽しませます。アニメーションでは、渋谷川の変遷や四季の移り変わりなどをモチーフに、無機・有機などのマテリアルが変化する様子が表現されています。
【六本木】宮島達男 カウンター・ヴォイド
日本を代表する現代アート作家・宮島達男氏によるパブリックアート作品。大きなデジタルカウンターが静かに命を刻みます。本作品は、東日本大震災後、作家の意向で消灯することが決まりましたが、イベント時など期間限定で点灯することがあります。
宮島達男 / カウンター・ヴォイド “Counter Void”
【新宿】Moment Factory 新宿カラーバス
最後に紹介するのは、世界的に活躍するデジタルアート集団 Moment Factoryによるパブリックアートです。JR新宿駅の東西自由通路で、毎時0分と30分にそれぞれ5分間光と映像による演出が行なわれます。普段は広告が放映されるスペースですが、この時間だけ空間全体が光に包まれ、異世界にワープしたような気分が体験できます。
以上、都内で鑑賞できるデジタルアートを紹介しました。
本記事では紹介しきれない作品もまだまだありますので、ぜひPublic Art Databaseからも検索してみて下さい。