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#2.01|凸凹次男診断への道

警報級の大雪とのことで、夜中に何度も目が覚めては窓の外を確認するが、雪雲は遅れているらしくて明け方5時まで何も降っていなかった。が、2時間後には一面銀世界!で、慌てて飛び起きる。次男が受診する初めての病院までは車で片道45分かかる。

山を降りて平地に出ると、明らかに雪の振り方が少なくなり、程なくみぞれから雨になった。初めての病院は患者にお年寄りが多く、大きいけれどひっそりとしている。最初に事前問診という形で家族歴や生育歴を聞かれ、さらに待つこと1時間半。大画面テレビやネットから流れる北京オリンピックの日本選手の結果が思わしくない。

12時近くなってようやく通された先生は、口調がきつい感じの初老の女医。
フランクな感じだけれど、ちょっと苦手かも。診断までには何回も通う必要があるけれど、「通えますか?」と最初に念を押された。ここで後に引く訳にはいかない。「発達の場合は年齢が上がるに従って軽快することが多いですよ」とは言われたけれど、今次男は進級がかかっている。

15分ほどのやりとりの後、継続検査となった。(兄の話をしたところ「発達の方には美術系の人が多いですよね」という話にもなった。)

次回はカウンセラーさんが両親にだけ生育歴を聞きたいと、来週水曜の予約となった。雪が心配で早々に戻って来た後、夕方担任からも電話があり経過報告。仕事場に戻るとこんなネット記事が目についた。

もちろん次男はこんな出来の良い子供ではないけれど、記事の中の視聴者からの声の

運動会のダンスを覚える事や道徳の感想文を書くときは、皆のスピードが早すぎてついていけないし、理科や算数はゆっくり過ぎてつまらないです。
全てのスピードを皆と合わせようとするととても疲れます。

というくだりが、次男の置かれている状況に近いなと思った。オーダーメイドとまでは行かないまでも、「平均的」教育の限界が垣間見える。私自身も小学校よりも塾(中進予備校)の方が断然楽しかったし、「発達」に限らず辛い思いをしている子供は思いのほか多いのかもしれない。

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