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MacBookPro、2年連続バッテリー修理の果て

滅多に使わないサブ機のMacBookPro。2022年W杯の時は深夜の試合を布団の中で観戦するのに役立ったが、年明けに気づいたら動かなくなっていた。

そしてそれを忘れて昨年またバッテリーが1%までしか充電されない状態になり、パーツの補償切れを無理を言って探して貰い、2度目のバッテリー交換。ヤマトが「パソコン宅急便」と言う専用の箱を持って仕事場まで来てくれてサクッと修理に出せるのでついつい気軽に利用してしまうが、後で調べると前回修理してから1年しか経っていない!

今年も12月上旬まで普通に動いていたのに、年を越したら1%。正月に帰省した長男のMacBookAirはサクサク動くというのに、動作も鈍いし電源を抜くと即シャットダウン。

これまでAdobeはサブ機で使えていたけれど、モリサワのフォントが2台目ダメで使用頻度が極めて低く、スマホで間に合ってしまうのも相まってもう次はないと思っていたのだけれど、

やっぱりたまに必要になる仕事がある。昨年モリサワのフォントもようやく2台目OKになったし(ジワジワ高価になっているけれど)、泣く泣くAirを注文することにした。見積も取って振込元の銀行まで入金し、あとは振り込むのみというところで、やっぱり悔しいのでAppleのサポートにクレームをつけるつもりでサイトを開いた。

昨年も辿ったトラブルシューティングから『はて、やったことなかったかも?」の「SMCのクリア」(Cmd+Opt+Esc+電源長押し)という滅多にやらない操作をしてみたが、変わりはなし。

だいたい言われることは想定しながらも、チャットサポートに繋ぐと「丁寧にお答えさせていただきます」お?と思った。出鼻をくじかれている。

2年連続でバッテリー交換を行ったのにまた1%になった、と伝えると、ハードウェアのテストをしてくださいと言う。これも初めて言われた操作だ。

Apple Diagnostics (旧称 Apple Hardware Test) を使って Mac をテストする
https://support.apple.com/ja-jp/102550

私のMacは古いIntelプロセッサなので、電源と一緒に「D」キーを押す。
途中Wi-fiへの接続を確認されるが、終始真っ黒な画面でテストが続く(3分程)。
程なく「バッテリーの修理」と、「修理までの間使っていても問題ない」と言う結果が表示される。やっぱり昨年と変わらない。

とここでチャットサポートの人が「電話でスペシャリストに繋ぐことができますがどうするか?」と聞いて来た。お??ぜひ!と答えると、すぐに固定電話にか細い声の男性から着信があった。

MacBookProの「このMacについて」をoptionキーを押しながら開くとシステム情報を開ける、画面共有をするのでAppleIDか電話番号を、と言われて少し慌てた。最初に連絡が来たiMacで受けてみたが、共有したいのはMacBookProの方なので、やり直して貰った。iPhoneでも出来るらしい。AppleID恐るべし。

結局商品登録はされているのに共有できなかったProの画面をiPhoneで撮影して、iPhoneの写真を画面共有した。こんな事が出来るんだ!(こわ)

そしてバッテリー情報の充放電回数が「6」!であることに、サポートの男性も絶句してしまった。(さらにその下には「修理サービス推奨」とある)1年間で6!これはきっと一昨年も似たような状態だったのだろう。バッテリーに充電されないのは、どうやらバッテリーのせいではなさそうだ。
バッテリーの寿命について検索すると一般的にも充放電回数は500回で劣化が始まり、1,000回で交換推奨だと言う(それが6!!!)

とは言っても2017年製のこのMacはとうの昔に保証期間を過ぎている。サポートの男性も申し訳なさそうに「私も2016年製のProを持っていますが、修理履歴を拝見しておりますのでこれはなんとお答えしてよろしいか…」「申し上げにくいですが、こちらには部品がないので民間の修理店にお持ち込みいただくか…」メインのiMacは4〜5年で買い替えているけれど、ノートはサブなので延命していると伝えると、「iMacをお持ちでしたらそうですよね」と同調してくれる。寒冷地に住んでいるので、いつも冬に調子が悪くなることなども伝え、リペア料金の高さを嘆いた。

サポートに「差し支えなければ」と住んでいるところなども聞かれ、この間、差し詰め四方山話。「この状態では下取りもして貰えませんよね」と話せば「お知り合いにお譲りいただくとか、電源を繋いでいれば使えますから」「そうか、次男に譲ろうかな」

そうして「これは申し上げにくいのですが、最近のMacBookAirは動作サクサクですのでお買い替えの検討を」と最後に言ってくるので「以前は積み増ししていたメモリが最近のAirは最初からありますよね」と伝えると「そうですよね、私もそうでしたが以前のものには思い入れがありますよね」と上手いサポート。そう、もう買い換えるつもりでいるのだけれど、ひとこと言いたかったのだ。

そうしてAppleの見事なサポートに丸め込まれ、先ほど振込完了しました。
少し調べ直して、今回の件で怖くなって入れていたAppleCare+は外したけれど。

私の住んでいるところからだと、Appleの正規サービスカウンターまでは車で1時間かかる。修理の中身もブラックボックス、予約が必要、金額は激高だから、ものすごく敷居が高かったけれど、四半世紀使って来て今回のサポートは受けたことがないサービスだった。Apple、さすがだなと思った次第。(そしてまた働けど散財…)


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