見出し画像

インプットが足りない、できない、やるせない

 「私、インプットが足りていません。」

 本日の話題はそれに尽きます。
 近頃、とにかく自分の中にある「言葉」が極端に減った気がするのです。

 例えば綺麗な景色や素敵なものを見たとき、自分の中に言いたい意見があってそれを相手に伝えたいとき、思い描いた物事が言葉になって出ていかない感覚があります。
 考えているのに喉でつっかかってそれが言葉にならない……みたいな。
 自分の言いたい言葉、意見、表現したいものがスムーズに言語化できなくて、自分の中の想像力みたいなものが外に広がっていかないなぁと常日頃思っていました。

 最初のうちはアウトプットが下手くそになったんだと考えていたのですが、どれだけ自分の中で言葉に出す訓練を積んでみても、思っていることをなるべく人に話すように心がけてみても、その違和感は変わらないまま。
 なんでだろうかと考えている間に、私はインプットが足りていないんだということに気づいたのです。

 思い返してみれば少し前まで、私はスポンジのように物事を吸収していたように思います。
 何の物事もコンテンツも、雑に自分の中に取り込んだって、脳のリソース的に受け入れる余裕がありました。
 とにかく楽しそうなら見てみる、面白そうならやってみる。それで合わなかったらバイバイすれば良くて、新しいものに触れることを恐れていませんでした。
 けれど最近の自分を思い返してみれば、自分に都合のいい言葉ばかりを受け入れ、今まで経験してきたことをなぞり、そうやって守りに入っていたような気がします。
 前回の私の記事でも幼い頃に読んだ銀河鉄道の夜を読み返してみたことを書きましたが、そういう昔をなぞることには手を出しやすいのに、全く新しいものに挑戦しなくなっています。最たる例ですね。
(それはそれで学びがあってよかったのですが……)


 そればかりか、楽しそう、面白そうと思うものがあっても、それを見たり感じたり挑戦することに必要な自分のリソースに目が行ってしまって、行動に移さないことが多くなりました。

・この場所楽しそうだから行ってみたいな。
 でも行ける日にちと翌日の仕事内容を考えたら疲れすぎちゃうだろうから行かないでおこう。

・この本面白そうだな。
 でも内容が濃くて考えることも多そうだから今日読むのはやめよう。

・この曲演奏してみたいな。
 でもマイナーな曲で楽譜を探すのも手間取るだろうし音数も多いから大変だしやめておこう。

 こんな感じです。
 変に経験を積んでいるからこそ、そうやって先読みして自分の心身に影響の少ない選択をとるようになっていました。

 でもこれって自分の中に新しい要素を取り込まないことと一緒で、頭に酸素を回したいし息も吐きたいのに、全く吸っていないような状況になっているのだと気が付きました。
 自分の頭の中に持つ言葉は今まで触れてきた言葉の積み重ねですから、自分の中だけで完結させていれば乏しくなるのも当たり前。
 私がアウトプットするときにスムーズにいかない理由は、きっとこれなんだと思います。

……だから私は決めました。
今年は今まで諦めていた色々なことに挑戦してみます!

 行きたいと思っていたところに行ってみよう。
 月に1冊でもいいから新しい本を読んでみよう。
 出たことのない演奏会に出てみよう。

 たくさんインプットできたらまたこのnoteでアウトプットできたらいいなと思っているので、私が達成できたかどうか、皆さんに見守ってもらえれば嬉しいです。
 本年も引き続きよろしくお願いいたします。


つぶやいたひと:建設営業部 みーさん

いいなと思ったら応援しよう!