
Photo by
shima_photo
詩『ハートブレイク・フラワー』
割れたガラスを直しても
ヒビのせいで 自分の顔が歪んで見える
どんなポーズをとってみても
歪んだ私には似合わない
それでも
いつか きっと
中指立てた姿が似合う奴になるんだ
幸せを殺したいなんて
きっと君には分からないよ
二度と部屋から出たくない
君が外で走り回る間
私はベッドに入ったまま
君は言った 生きるのは最高だって
そんな言葉は信じてないけど
死なずに生きて夢を見るんだ
やっぱり君を諦めたくない
分かってる 分かってるんだ
君がこの先 長くないこと
私がこの先 うんざりするほど長いこと
それでも君が 今を生きると言ったから
雲に隠れた星たちが
今日も出てこようとしている
今日も私を導こうとしている
君が生きてるうちに 私もどこかに着くように
もう迷わないように 迷わないようにって
割れたガラスを直せない
日々の中で 自分の顔を忘れてしまう
君の写真を眺めてみても
涙の理由には届かない
それでも
いつか きっと
中指立てた姿が似合う奴になるんだ
大好きを殺したいなんて
きっと君には分からないよ
二度と部屋に戻りたくない
君が家で熱に入る間
私は嵐に吹かれたまま
君は言った つらいけど生きたいんだって
そんな言葉は聞きたくないけど
死なずに生きて夢を見るんだ
やっぱり君を諦めたくない
分かってる 分かってるんだ
君がどんなに 遠くにいるか
私がどんなに 君の場所から離れているか
それでも君が ここで生きると言ったから
闇に隠れた星たちが
今日も出てこようとしている
今日も私を導こうとしている
君が生きてるうちに 私もどこかに着くように
もう迷わないように 迷わないようにって