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「書く」を日常生活に取り入れたい

最近「今の気持ちを書き残したいな〜」という気持ちが湧き上がってくることが多々あります。

思い当たる理由はいくつかあって、多分1番大きなものは今の私が変化の真っ最中だから。毎日コロコロと考え方が変わり、昨日の自分を別人のように感じることもあります。その時その時の考えを忘れずに記したい、そんな想いがいつもどこかにあるのです。

でも、ちょっと書くことにハードルが。そのハードルを乗り越えるためにも、少し考えを棚卸ししてみることにしました。

書くを仕事に、は諦めた

2018年の冬。私はほぼ日の塾5期生として、ものづくりやコンテンツづくりに向き合う3ヶ月を過ごしました。ほぼ日の塾とは、簡単にいえばライター講座のようなもの。(正確にいえば、表現手法は文章だけではないので「ライター」講座ではない)

対談の編集、エッセイ、自由課題…と3つの課題に取り組む、濃厚な3ヶ月でした。作品の一例はこちら。

当時の私は社会人7年目で、仕事にも慣れてきて、何か新しいことにチャレンジしたいお年頃。同時にずっと同じ環境で閉塞感を感じており、何か社外で刺激を受けることが必要だと焦りを感じていた時期でした。

「社外からの刺激といえば副業か。普段仕事で文章も書いているから、副業ライターを目指してみたらどうだろう?」

そんな淡い考えを抱いていた時、大好きなほぼ日がタイミングよく受講生を募集しており、ご縁もあって参加したのです。

結果、めちゃめちゃ刺激を受けて、半年後には「このままじゃダメだ!」と転職を決意。人生を変えるきっかけになった貴重な学びの場でした。

しかし…受講時に抱いていた「副業ライターを目指してみたらどうだろう?」という思いは粉々に打ち砕かれました。心身を削って素晴らしい文章を書いている方々と出会って「あ。私は書くことを仕事にするのは、無理だな」と、悟ってしまったのです。

そこからしばらく、文章を書くことからは離れていました。

なんでそんなに書きたいんだろう?

でも冒頭でも触れたように、最近「書きたい!」という気持ちがむくむく湧き上がってきているのです。なぜだろう?

書きたい気持ちの根っこに向き合ってみると、幼い頃から抱いてきた「憧れ」を思い出しました。

さかのぼること20数年前。小学校高学年の頃、初めて家にパソコンがやってきました。当時の私はハリー・ポッターが大好き。原作や関連書籍だけでは飽き足らず、手に入れたばかりのパソコンを駆使して二次創作の小説やイラストを読み漁っていたのです。

パソコンという箱から永遠にコンテンツが湧き出してくる、あのワクワクは忘れられません。同時に、コンテンツを生み出す創作者に尊敬の念を感じました。夢中でパソコンに向かっていた10歳のあの頃からずっと、「内側にあるものを表現する」ことに憧れを抱き続けているのです。

この影響からか、今でも私が憧れている人って文章を書いている人ばかり。それもなぜだか執筆一本ではなく、複数持つ肩書きの一つに「物書き」とか「エッセイスト」が入っている方に憧れることが多くあります。

例えば、石田ゆり子さん。美しさはもちろん綴る言葉が大好きで、憧れの女性第一位。特に動物に関する愛に溢れた文章が最高で、本棚に大切に並べています。愛するものに対する気持ちをこんなに素敵に表現できるなんて!

そんなに憧れているんだったら、肩肘はらずに気負わず書いてみればいいんじゃない?「書くを仕事に」は諦めたけど、別に仕事として対価を貰わない文章だったら、書いてみてもいいんじゃない?

書きたい気持ちの根っこに向き合ってみたら、私にとっては出来上がった文章=アウトプット物に価値があるというより、書くこと自体=プロセスに価値がある。そう感じるようになりました。

「えいやっ!」ではなく、息をするように文章を

「書くこと」自体が気になり始めてから、いしかわゆきさんの『書く習慣』を手に取りました。

こちらの書籍の中にも、こんな言葉が記されています。

文章を書くたびに気合を入れて、全ての力を振り絞って「エイヤッ!」と書いていたのでは、エネルギーをものすごく消耗してしまいますよね。

いしかわゆきさん著「書く習慣」

そう。エネルギーを消費してしまうのです。でも、別に書きたいのはそんな方に力が入った文章ではないし。だったら負担にならないように、1日30分くらいで書ける範囲で、書くことを習慣にできたらいいなと思います。

この文章は1時間以上かかっちゃったけど、明日からはもっと気軽に。肩肘張らずに。憧れに、ちょっと近づけたらと思います。


‪ここまで読んでいただきありがとうございます😊