近頃は「心の声を聴くこと」よりも「身体の声を聴くこと」を大切にしている
巷では「心の声を聴くこと」がとても大事だとされている。たしかにその通りで、私もコーチング等を学ぶ中で心の声に向き合う重要性を体感してきた。
でも今は、「心の声」と同時に「身体の声」も、もっと聞いた方がいいんじゃないかと感じている。
今の私は、日々身体が変化している。昨日までの私と今日の私は別人である、と大袈裟ではなく感じながら生きている。こんなにダイナミックな変化は人生初で面白いけれど、自分の調子をこまめに確認しないとキャパオーバーすることもある。
そんな毎日を過ごす中で、「心の声を聴く」ことよりも「身体の声を聴く」ことを意識するようになった。
心の声に反射的に従いすぎちゃう自分
私は「何かやりたい!」と心の声が聞こえたとき、どうすれば実現できるかすぐに調べる性格で、勢いで最初のアクションをとってしまうことがある。未来に楽しみな予定が入っていることが大好きで、スケジュールが埋まっていくとワクワクするのだ。
例えば誰かが「京都に行きたいな」と呟いていいなと感じたら、すぐに宿とか観光地とか具体的に調べちゃって「そこまで本気ではなかったw」ということも起きる。
相手がいる案件であれば適度に抑制されていいんだけど、自分一人のやりたいことだと誰も止めてくれない。勢いで予約しちゃって後から「予定詰め込みすぎた…」と後悔することもある。
基本的に好きな性格ではあるし、殊更仕事においては褒められがちな特性なので、強化されてきたのかもしれない。アサインを受けた途端に具体のタスクに落とし込めるスキルは、一般的にそんなに悪いことじゃないのだ。
でも、身体の調子が日々異なる今の私にとって、この勢いがマイナスになってしまうこともある。
一度立ち止まって、自分の身体の声も聴いてみる
いつもの調子で好きなことを詰め込みすぎて何度か痛い目を見た私は、心の声に反応する前に一度立ち止まることを覚えた。
まさにタイトル画像のイメージで、頭の中ではぐるぐると思考が巡っていたとしても、行動する前に一度おなかに手をあてて「今日の私はいかがでしょうか?」と聞いてみるのだ。
すると「今日は多分やめた方がいいかもね」とか「この身体の感じだとここまではできるけど、ここから先は後戻りできるように予定を立てた方がいいかも」と、意外としっかり身体が答えを返してくれる。
つまり、別に身体の変化は予測不可能なわけではなくて、今まで身体の状態を見つめてこなかっただけなのだ。身体の変化は急に来るわけじゃなくて、実はじわじわと予兆を与えてくれていた。
もちろん数日以上先の未来のことはわからないのだけど、直近の未来については適切に判断できるようになってきた気がする。
判断できない先の未来に関しては、スケジュールを可変な状態で入れるようになった。キャンセル期日を予め確認し、日程が近づいてきて無理そうなら迷惑をかけないタイミングで適切に連絡をする。
そして大事なのは、予定通りこなせなかった自分を責めないこと。むしろ今は、状況に合わせてちゃんと判断できたことを褒めるようにしている。自分との付き合い方がちょっぴり上手になった。
きっと今までも身体に無理させてた
この体験を経て、今までもきっと身体の声を聞かずに無理させていたんだろうなぁと気づいた。
健康優良児として生きてきたから、ちょっと強行突破してもなんとか毎日過ごせていただけ。たしかに思い返してみれば、予定を終えて疲れ果ててしまう…ということは多々あった。(健康優良児ではあるけど、体力はそんなにない)
今回自分の身体が変化しやすい状態になって初めて、身体に向き合う必要性を感じられた。今の身体は特殊な状態だけど、年齢を重ねてきた自分にとって、この状態を脱した後も役に立つ考え方を身につけられた気がする。
「身体の声を聴く練習」としてのヨガ
とはいえ、今まで身体に向き合ってこなかった分、身体の声を聴こうとしても簡単にはいかない。そんな自分にとって、ヨガが身体の声を聴くいい練習になっている。
現在はこちらのオンラインヨガを受けているのだけど、毎日短時間でもレッスンを受けることで身体の変化に気づきやすくなった。
30分や60分のレッスンを毎日受けると考えると負担だけど、ヨガは大抵呼吸法から始めるので、最初の5分集中して呼吸するだけでかなり身体の調子がわかる。
毎日の自分の身体を知る。この経験を積み上げることで、もっと些細な身体の声もキャッチできるようになれそうだ。自分の心とも身体とも、まだまだ長い付き合いになるだろうから、ちゃんと会話できるようになれたらいいな。
ここまで読んでいただきありがとうございます😊