モグサで絆創膏!?
当院でお灸をするとき、
「お灸って何でできてるんですか?」
という質問をうけることがあります。
「ヨモギを精製したモグサでできています。ヨモギの葉の裏のフワフワな部分がモグサになっているのですよ。」
と説明します。
すると、「へー!ヨモギなんだ!モグサって草があるのかと思った」
と言われる方もおられます。
意外と知られていないモグサ。
実はお灸だけだはなく、日常のさまざまなことに役に立つアイテムです。
モグサの絆創膏の効果
今回オススメしたいのが「モグサの絆創膏」。
絆創膏と同じように傷口にモグサをはります。
・ヨモギは「止血のビタミン」とも言われるビタミンKを豊富に含んでいるので早く血が止まります
・殺菌効果もあるので、バイキンの繁殖を抑えてくれます
このようなヨモギの有効成分が傷口から浸透するので、早く、きれいに傷が治ります。
モグサの絆創膏のつくりかた
1.傷の大きさに合わせて、モグサをとります。小豆くらいの量で大体は大丈夫です。
2.傷口にモグサを貼りつけます。血がでている際は、血でくっつけるようにします。
3.皮膚につけることができるテープで貼って、固定します。
とても簡単です。
切り傷だけでなく、火傷にも効果があります。
ヨモギの成分が多く残っている、荒モグサを使用します。
点灸用の上質もぐさはむきません。
やってみたいけどモグサが手元にないという方は、
ヨモギの葉をつんできて、もんで、同様に貼りつけて使えます。
日本中、どこにでも、生えているヨモギ。
その成分が体のケアに役立つなんて、本当にありがたいですよね。
ぜひ活用しましょう。