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声かけで変わる物・人・空間
はじめに
私の鍼灸院でいつも行っている習慣があります。
それは、物や空間に声をかけることです。
ちょっと変な人みたいですかね…。
でも実際にやってみると、心地よく、なんだか守られているような気分になるのです。
ただ声をかけるだけなので、必要なものはなにもありません。
よかったらみなさんもやってみてください(^^)
場を整える習慣
私は朝、鍼灸院を掃除するとき、部屋の空間にむかって、
「今日もよろしくね。ありがとうね。」
とまず、声をかけます。
そして、空気をいれかえて、掃除をします。
鍼をのせる鍼皿と鍼を出すとき、
「〇〇さんが来られます。よろしくお願いします。」
と言います。
余裕があれば鍼を包装の上から包みこみ、温めるようにします。
そして、ベッドにも同様に声をかけます。
これが毎朝の習慣です。
モノに怒りをぶつけていた時代
私がこれらの声かけを始めた理由は、
物にも空間にも全てのモノに神様が宿っているというアニミズム的な思想が好きだからです。
私は恥ずかしながら、
「怒るとモノにあたる」という癖を持っていました(今もです...)。
怒りのやり場がないと、物を投げたり、強くドアを閉めたりして、まわりのモノにあたることがありました。
でも、それをやると、モノから応援されない気がします。
サッカーの試合で、絶対入ると思われたシュートがゴールのポールに弾かれて外れるみたいな、
スムーズに進めるはずのところが、モノによってつまずく、みたいなことがある気がします。
なんだかうまくいかないから、また怒りを溜める、の悪循環です。
そして、このむしゃくしゃした空気というのは人にも伝わるので、
昔の私は例え顔では笑顔をつくっていても、どこかトゲがあって、受け入れてもらいにくい、そんな人だったと思います。
今は以前に比べれば、それがよくなったように思います(当社比です)。
まとめ
物や空間に感謝の言葉をかけられるようになったのは、前に比べて心の余裕ができたからだ、と振り返ってみて思いました。
今、余裕がない人は、普段よく使う物や部屋に向かって、
「いつもありがとう」と声をかけてみるといいのかもしれません。
「いやいや、そんな余裕があったら苦労せんわ」という声が聞こえてきそうですが、「ありがとう」はたった1秒です。
その1秒を繰り返すことで殺伐とした空間がまろやかになるかもしれません。
ちょっと変かもしれませんが、気がむいたら試してください。
物や空間から「ありがとう」が返ってくること、請け合いです。
あすか鍼灸院:2015年長野市信州新町OPEN
あすか鍼灸室:2019年3月善光寺ふもとにOPEN予定