Loving Kindness: 自分も周りの人も幸せになる方法
Loving Kindness(ラヴィング・カインドネス)とは愛を持って優しい気持ちでいる事。そしてそれを想う事。それは人に対してでもあり、もちろん自分に対しても。
マインドフルネスでは「慈悲・慈愛の瞑想」というのがあって、こんな言葉を心の中で唱えていきます。(○○は誰かの名前を入れます。何人でもOK。)
「○○が幸せでありますように。」
「○○が安全で安心して暮らせますように。」
「○○が健康で元気でありますように。」
「○○の心が平和でありますように。」
等々。。。
これを①、②、③、④、⑤の順に唱えていきます。
①大切な家族や友人、ペットに対して。
大好きで思い浮かべるだけで笑顔になれるような人です。すでに愛を感じている存在なので、幸せを願うのはごく普通の事かもしれません。
②自分自身に対して。
これ、けっこう難しいと思う方も多いそうです。
私も最初漠然とはそんな思いは持っていたけど、心から願えるか?と言われたら、言葉を言うだけで心があまりついていってなかった記憶があります。
でも毎日続けていくと、不思議な事に自分に対しても心から願えるようになりました。願う事が当たり前になってきたのかもしれないし、自分の中の愛情が大きくなったのかもしれない。どちらにしてもとっても良い変化です。
※ポイントは①に対する気持ちをそのまま自分に対しても同じように願う事です。①に対して願った後に、①の人達も同じように自分に気持ちを向けてくれているんだなぁ。。。と感じるのも、けっこう自分に対して願いやすくなります。
③特別な存在ではなく、ニュートラルな(すごく好きでも嫌いでもない)感情を持った人達に対して。例えば、職場の人とかご近所さん、よく会う店員さんなど。
④苦手な人や嫌いな人、過去に自分を傷つけた人に対して。
これは難易度MAXです。たぶん皆さん心からできない!と言うと思います。私もはっきり言って心からはできてません。「なんでこんなやつに?!」と心が反発しますよね。でもできなくてもトライしていく事が大切だそうです。棒読みになろうと(笑)。そこで嫌な感情が生まれたら、気づいて受け止めてあげる。それでいいんです。嫌な感情があったっていい。ただそれをジャッジ(判断)せずに観察する。
そんな私もやっていくうちに、心からその人達の幸せを願えなかったとしても、思い出した時の怒りが少なくなったり、前ほど相手の存在が気にならなくなったように思います。
⑤この地球上の全ての人々と生き物達に対して。
自分の住んでいる街、国、世界という風に広げていきます。壮大でイメージできない場合は地球の全体像を見つめている感じでイメージするといいかもしれません。
私は毎晩この慈悲・慈愛瞑想を呼吸瞑想の後にやっています。心がちょっと落ち着いた時にやるといいと思います。思考がどんどん湧いてきて呼吸瞑想に集中できない時でも、この慈悲の瞑想には集中できるんです。ほっこり心が温かくなって幸せな気分で瞑想を終える事ができます。
もしまだ試してみた事がない方は是非試してみてください。すごくおすすめです!
最後に。この「慈悲の瞑想」って結局自分の為にしているんじゃないの?っていう声を聞いた事があります。
確かに。。。瞑想をしている時は私が幸せ etc. 願った事は相手は知りませんし、私が幸せな気持ちになっているだけですよね?
私は祈りのパワーを信じているので、少しスピリチュアルな方は入りやすいかもしれませんが、バリバリ現実主義の方はそう思う方もいるみたいです。
でも!この瞑想を続けて自分の中の愛が大きくなっていくと、自分にも他人にもたくさん愛をあげれるような人になれると思います。それは言葉や行動に必ず出るものです。そういう意味で自分も周りも幸せになれるという事です。
人は他人の幸せを願ったり、他人の為にお金を使った方が幸せになれるという研究結果もあります。
瞑想まではできないなぁ。。。という方。
試しに今日道ですれ違った人達に「良い一日を過ごせますように。」と願ってみてください。
自分が何を感じるか?良かったら意識してみてくださいね☆
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