【第8話】子どもを病気にさせる"毒親"の特徴2つ
その①:
自分の思い通りに動く子どもを
"良い子"、
動かない子どもを"悪い子"
とみなす親
親が自分の基準や期待を
子どもに求めようとして、
期待外れだとそれが許せず、
怒りをぶつけてしまうというパターンである。
この構造の特徴は、
親側の基準や期待を一方的に
子どもに押しつけて、
それに応えたら「良い子」と評価するが、
応えられなかったら「悪い子」とみなして
罰を与えるという構造だ。
(中略)
虐待は身近な存在であり、
家庭は「押付け」と「評価」の収容所である。
その②:
「子どもを叱らないで甘やかしていたら、余計手が付けられなくなるのでは?」と心配する親
質問には、その人の考え方が表れるものである。
この質問の場合も、
その人が当然のこととみなしている
前提が示されている。
まず、一つ目の前提は、
「叱らないこと=甘やかすこと」
だとみなしている点である。
つまり、この親の中には、
叱って厳しくするか、
甘やかして好き放題にさせるか、
のどちらかの選択肢しかない。
そして、二つ目の前提。
それは、
「悪いことをするから叱るのであり、
叱らなければ、もっと悪いことをする」
という思い込みである。
叱って厳しくするだけでもなく、
甘やかして好き放題にさせるだけでもない、
その中間の選択肢が存在するのである。
本人の主体性を尊重しつつも、
助けが必要なときには、すぐ手を差し伸べる。
ときには、叱ることも必要だが
それは、あくまで本人を危険から守るため
であり、そんな場面は、
そうやたらとあるわけではない。
(岡田尊司医師 著 愛着障害の克服より)
「どうしてこんな夫婦関係に
なってしまったのか?」
根本的な原因を探るべく
読み漁っていた家族問題に関する書籍たち。
様々な本を読む中で
最も衝撃を受けた一冊と
その内容がこちら↓
〇子どもを病気にさせる"毒親"の特徴〇
(岡田尊司医師著 愛着障害の克服より)
特徴①:
自分の思い通りに動く子どもを"良い子"、
動かない子どもを"悪い子"とみなす親
特徴②:
「子どもを叱らないで甘やかしていたら、
余計手が付けられなくなるのでは?」と
心配する親
(※書籍「愛着障害の克服」では「毒親」という表現はされておりません。問題を抱える子どもを持つ親の特徴として、上記のような例が挙げられています)
…………え?
この考え方の
一体何が悪いの?
大人の思い通りに動く
子どもが"良い子"で、
動かない子どもは
"悪い子"
って
当たり前なんじゃないの?
だって
子どもはなんにも
分からないでしょ?
なにも分からない子どもは
間違って当然。
それを正すのが
大人の役割なんじゃないの?
間違っているのは子どもで、
正しいのは大人のほう。
だからこそ、
子どもは、大人が設ける
"正しい"基準
に合わせて
生きて当然であるし、
だからこそ私自身
「正しい大人」から
○(丸)が貰えるよう、
子どもの頃から
必死に頑張ってきたのに…
この考え方こそが
毒親の特徴ですって!?!?
「やっぱり私の考え方、
変なのかもしれない。」
夫の不眠症をきっかけに
今まで当たり前だと思ってきた
自分の考え方が、
実は当たり前ではない、
いや、むしろ
変
であるということに気が付いたのは
2022年の夏頃のことでした。