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閉ざされた妊娠への道(妊孕ヨガ月と花ブログより)

行き過ぎた食事療法をしてしまって、私のように精神的な変化を感じる方っていらっしゃるのかな?と今でも思います。
私、今ではファンタジー好きがすっかり戻りました。アニメとかSFとか好きです。でもあの頃はホントに、ニュースやドキュメンタリーにしか興味がなかったんですよね。食事ってすごいかも。

(ここからが転載)
私は子どもを産むことで自分を救おうとしていました。
それはひどい罪悪感、挫折感をベースに成り立っていて、純粋に子どもが欲しいという思いから離れてしまっていたことに気づくのはだいぶ後でした。

生理が来ないということは、基礎体温の波もなく、子宮の中のふかふかのベッドも作られていないので、妊娠するはずもありません。
でも私の中では病院に行くという選択肢はありませんでした。
私は西洋医学に頼らず、自力でどうにかしたいと思ってずっとがんばってきたので、そのスタイルを崩す気にはなれなかったのです。

でもどれだけ食事療法をしても、ヨガをがんばっても、めちゃくちゃ健康なのに生理が来ない。
これは私にとってはとても苦しい状況でした。
でもがんばり続けるしかない。かといっていつまでこのままなんだろう?
先の見えない不安がずっとのしかかっていました。

この当時のことを振り返ってみると、「誰にも頼れない」「がんばるしかない」という気持ちがあって、周りの人たちを信用せず、自分ひとりで頑固になっている状態でした。
自分の中で飲食や服の素材、掃除用具などいろんなものにこだわって、なるべくオーガニック、自然に近いものを選択していました。
でも化粧っ気がなくなり、女性らしいふわっとした部分とか、優しさとかかわいらしさとかは失われていて、とにかく機能性重視、健康重視でした。

あとメンタル面で不思議だったのが、子どものころから大好きだったSFやファンタジーの映画やドラマが、バカバカしく思えて見られなくなっていました。
自分でも「何かおかしい」と感じました。
あくまでも自己分析ですが、これは食事制限が関係していたんじゃないかと思っています。
書くと長くなるので省略しますが、私の食べていたものは体を引き締め温める「陽性」のエネルギーが強いものばかりだったんです。
陽性というのはどちらかというと男性的なエネルギーです。感情より理性、夢や希望よりも現実主義、みたいなイメージでしょうか。
体のためにと思ってやっていたら、がんばりすぎて体と心のバランスがおかしくなっていたのかもしれません。


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