古代日本は女系首長軍団の存在も大きかった③(熱田神宮への違和感からのストーリー)
今回もトップ画像をクリエイターさんがシェアさせてくれるところ(@noteにある)からお借りしています♪ありがとうございますっ!!
「ニシキトベ」はじめ「〇〇トベ」をネット検索したり、本をポチってからのお話の前に。コチラの”古代縄文ロマンシリーズ”(笑)が初めての方は、ぜひ①と②もどーぞ!
ニシキトベや〇〇トベをググってみた
色々ググってみたら、どうも「〇〇トベ」さんとは、縄文や弥生初期の”女性首長”のことだ、と分かってきました。(ただし、日本の一部地域での呼び方のようです。他の地方では違う呼び方だったのでしょう)
某ネット大型ショッピングモール(特に書籍)のサイトで、「ニシキトベの復活」の書籍の情報をみていて、関連する本として出てきた他の本も気になり
まず最初にポチったのがコチラ。
こちらは、津名道代さんという方が書かれた3部作のうちの、3冊目です。シリーズの1と2も欲しいのですが、なかなかのお値段なので、ビビっときたものからポチっておりますw
津名道代さんは昭和初期のお生まれで、10歳くらいのときに猩紅熱で聴力のほとんどを失った方だそうです。出版された書籍や、この本を見て感じる限り、ものすごく情熱的で行動的な方なのだろうと推察しています。そしてきっと感覚がものすごく鋭いっっ!!!
こちらの「トベ達の悲歌」は、津名さんが探しえた「トベ」、延べ28名の彼女たちの生きた地を行脚し、当時の歴史を探り、たくさんの人にお話や地域の口伝を伺いながら、レポート的にまとめられた一冊となっています。
この本を読んで、内容がどうかよりもまず、とてもたくさんの労力を使って歴史を探ろうと動かれた津名さんへの敬意の気持ちと、津名さんや後世の人々(私含む)に何かを伝えたい、と思いを発しているトベたちやトベたちに関わった方たちの集合意識を感じる気がして、色んな気持ちが湧き出て、とても不思議な気持ちになったのでした。
トベとは
地域の村々が集まった、邑(むら)クニ(現在の郡や市ほどの大きさ)を統治する「ヒメ・ヒコ」統治体制の、ヒメにあたる女性首長の敬称が「トベ」でした。つまり「トベ」は、渡来系・父系族「天つ神」の制覇で終わる大和大乱時の、敗者側「国つ神」族(=先住母系族)の女性首長としてのみ、史の表層に表れます。
「トベ達の悲歌」はじめに、より。
「トベ達の悲歌」によると、トベ達は大きく二つのグループに分かれます。
①「天つ神」(神武東征軍)を迎え撃って、罪あるものとして殺された
②東征軍がほぼ制覇していってからは、政略的に娶られる(政略結婚)など
熱田神宮と真敷刀俾(マシキトベ)
上記の書籍「トベ達の悲歌」の第6章:初期大和王権と縁組みする「トベ」たち、という章があり、その中に「5:尾張・美濃先住豪族の「トベ」と景行期、というのがあります。
そこに、真敷刀俾(マシキトベ)の記載もありました。真敷刀俾(マシキトベ)が「尾張大印岐(おわりおおいき)」の娘、であるということはネットでも出てきていたのですが、その尾張大印岐とは、「トベ達の悲歌」によると古え(いにしえ)の松炬島(まつごじま)の豪族、とあります。
松炬島は、現在の星崎あたりでは?とあります。当時は陸がもう少し小さかった、というか海面がもっと高かったので、熱田神宮の場所のすぐ側まで海があったと言われています。なのでつまり
あのあたり(熱田あたり)一面海だった
らしいですw(今では想像つきませんがw)
古えの松炬島だったのでは?と言われているあたりに、「星宮社」(名古屋市南区本星崎町)があります。ご祭神は「天津甕星神(あまつみかぼしのかみ)」。
また、周りが海だったせいもあり、塩の作り方を教えてくれた神さまを祀っていたりもするらしい。
熱田神宮が小さな半島のさきっちょに存在しているのが分かる資料を見つけました。
https://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000023/23018/02honpen2.pdf
この下のデジタル地図での青い部分は、その昔ほぼ海だった、とみてみてみると、また面白いです。(全体左手、緑の部分の一番下部が、熱田です。完全に半島のさきっちょになっております)。
熱田神宮も真敷刀俾(マシキトベ)さんのご先祖さまに縁がありそうな松炬島だったのでは?な場所の星崎も、海の側。そして、「星宮社」に祀られるのは、星の神さま。
天津甕星(あまつみかぼし)とは
天津甕星(あまつみかぼし)は、日本神話に登場する星の神である。別名、天香香背男(あめのかがせお)。星神香香背男(ほしのかがせお)、香香背男(かがせお)。
~中略~
「カガ(香々)」は「輝く」の意で、星が輝く様子を表したものであると考えられる。神威の大きな星を示すという]。平田篤胤は、神名の「ミカ」を「厳(いか)」の意であるとし、天津甕星は金星のことであるとしている。(ウィキペディアより)
津名さんが書くには。
天津甕星神(あまつみかぼし)とはどの星を指す名か。諸説あるー1.隕石 2.金星 3.北極星etc.
しかし、やはり、天の真中にあるが如く、動かぬ、北極星だろうとわたしはおもう。その星を指ししめすごとき星座「北斗七星」も、その信仰の圏内に入る。(「トベ達の悲歌」846ページより抜粋)
金星も気になるけど、北極星と北斗七星の方が、わたしはより気にはなります。そして、今年本気で占星術を勉強し始めた身としては、縄文の女系のネタを読んでいて星のことや星の信仰が出てくるとはビックリ仰天( ゚Д゚)&嬉しくてムナアツになったのでした(*^▽^*)
実は私の父(約20年前に他界しています)は生前、中華料理の調理師をしていたのですが、日本海側の小さな漁村出身で、海が好きでした。父の里に帰って、一緒に海に行った時「ちょっと潜ってくる」と言ってちょっとどころか1時間くらい陸に上がってこなかった父。(小さい頃の記憶なので、もしかしたら30分くらいだったのかもしれないけどw)。死んだんじゃないか?とドキドキ心配していた私をヨソに、両手いっぱいのアワビやサザエを取って戻ってきました。家が貧しかったから、中学生くらいの頃から海でアワビやサザエを取って家計を助けていたそうです(大人になってからはギャンブル依存症になってしまって、経済的に家族や親類に迷惑をかけてしまうことになりましたが)。
そんな父の実家のお話を、好きなブログ仲間のまぐぶろさんという方とお話する機会があったときにお話したところ、「きっとお父さんの家系(漁師)は海に出ていることもあって、星も見ていただろうね。(夜に方向の確認などに)。今亜矢子さんが星に惹かれているのも、何か繋がってくるものがあるね」とお話してくれたことも、思い出したのでした。
真敷刀俾(マシキトベ)さんの家系は海に繋がる。海人族の一つなのか・・?
真敷刀俾(マシキトベ)さんの思い(あやこ妄想)
「トベ達の悲歌」の一部を読んで(900ページあるので、まだ読了していないですw)、真敷刀俾(マシキトベ)さんはものすごく複雑な気分だったであろうと推察しました。
自分の女系の血を残したい。でも、征服者側を好きになれない。ちなみに旦那さまの乎止与命(おとよのみこと)は、ご本人かあるいは乎止与命(おとよのみこと)さんのご先祖さまが、葛城から尾張に移ってきているようです。(各種情報ヨリ)。
「トベ達の悲歌」より
谷上刀俾は「尾張(連)八世・倭得玉彦命」と婚姻したことは確かなようだ。ところで、この「尾張(連)」は、東海地方への尾張へ移るのは、十一世建稲種(宮簀姫=みやすひめ、の兄)のときだと、『旧事紀』はいう(『書記』では、十一世はその父・乎止与(おとよ)で、彼の時に移ったとする)。すると「尾張八世」倭得玉彦は、まだ大倭葛城(の高尾張)に住んでいたといえる。ならば近江の刀俾とのこの婚姻、尾張氏自身が東海へ移る足掛かりとなったかもしれない。(831ページより)
※谷上刀俾:近江胡宮(おうみこのみや@滋賀)あたりにいたと考えられるトベのお一人。
※尾張十一世、建稲種(たけいなだね):熱田神宮本殿、ご祭神の一柱。父は乎止与(おとよ)、母は真敷刀俾(マシキトベ)、妹は宮簀姫(みやすひめ)。
※高尾張・・・・「タカオ」ってシンクロが最近あったのですよwwwだからビックリw
宮簀姫(みやすひめ)とヤマトタケル
真敷刀俾(マシキトベ)さんが決めたのか、親が決めたのか、真敷刀俾(マシキトベ)さんは葛城出身の尾張一族の乎止与(おとよ)さんと結婚しました。そして建稲種(たけいなだね)と宮簀姫(みやすひめ)を生みました。
真敷刀俾(マシキトベ)さんは(わたしの妄想では)、例え名前などや巫女的な立場が残らなくても「女系の血は残したい」と思っていた部分があったように思います(自分の夢の感覚からです)。
それが、残らなかった。その無念。それが、夢での叫びだったのかも、と思っています。
宮簀姫(みやすひめ)は一般的には子どもがいないことになっていますが、ホツマツタエでは「タケタ」と「サエキ」という二人の息子がいたっぽい記録になっています。(この「タケタ」さん、どうも山梨あたりにご縁があるようで、武田信玄に繋がったらおもしろすぎるんだけどww←わたしのただの戯言ですw)
どこかでみた一説では、「タケタ」さんも「サエキ」さんも、弟橘媛(夫、日本武尊=ヤマトタケルのために、入水した伝説で有名な、おとたちばなひめ)の子、となっています。
私の完全に個人的な感覚なのですが、宮簀姫(みやすひめ)は
・熱田神宮創建のころに殺害された(女系を断絶するため)
または
・子どもはもったが男児。結果女系は断絶となった。(ヤマトタケルとは政略結婚だったか、1か月くらい一緒に過ごした時期があるようで、最終的にはまぁまぁ仲が良かったのでは?と思っています→女系を残すならば、他の縁を持ってもよかったが、宮簀姫(みやすひめ)が先だったヤマトタケルを結構好きで、そんな気分にならなかったのでは?と推測しています。)
わたしとしては、後者を強く感じています。なぜなら、真敷刀俾(マシキトベ)さんが何を持ってしてでも、血を残したい!と思っていたのをうっすらと感じるからです。もし娘が殺されるようなことがあるのなら、どこか誰にも分からないところへ逃がして、私が殺されるわ・・・!そのくらいの気持ちを感じないでもないのです。(あくまで私の感覚なのですが)。
※ちなみにヤマトタケルさんにはたくさん現地妻(?って言い方いいのか?笑)がいます(そして古代は現地妻が山ほどいたり、女性がいろんな方の種から身ごもるのも当たり前に近かったようです)
こんな情報に触れると、熱田神宮も今までと違う見方で感慨深く参拝できるようになりますね♪♪
今見たら、密を避けるためか!年末年始(2020~2021)の一番混雑する時期に駐車場閉鎖、となっています!ビックリ!Σ(゚Д゚)
本当に、2020年(もしくは2021年も?さらには数年後まで?)、歴史の教科書をある意味彩りそうな時期になっていますね!(※この記事を数年後に見た方へ。今現在はコ〇ナ騒動の2020年ですw)
熱田神宮と真敷刀俾(マシキトベ)さんに強く感じるものがありながらも、そして最初にポチったのは「トベ達の悲歌」だったけれども、どーーーしてもアレが気になりました。そう。
ニシキトベー。
結局、「ニシキトベの復活」をポチりました。そしてたくさんの気づきがありました。その辺りのお話はまた次回に。。。
オマケ1:「トベ達の悲歌」で気づいたこと
「大祓詞(おほはらへのことば)」は、ケガレを祓うというか、スッキリするのにうってつけで(うってつけw笑)、毎日に近いくらい奏上しているのですが、トベのお話やらを見てふと思ったのです。
祓うのは、旧勢力を祓うor殺されたとか追いやられた旧勢力の怨念を祓う
and/or
旧勢力を祓うためにたくさんの命を殺めた新勢力側のケガレを祓う
って意味だったのではないか?ーと。
そうすると、その意図で作られたとしたら、それを、少なくとも千年以上、コンビニより多い神社で、年に何度か奏上されてきた。神社によっては毎日奏上しているかも(奏上するような神主さんが常駐する神社はコンビニより少ないでしょうがw)。
でも、その”奏上されてきた、してきた集合意識”というエネルギー体はかなり莫大だと思うのです。それは、する人の意図によっては、
旧勢力の封印
をし続けることになるのだな、と。
だから、わたしは奏上する時の意図を変えることにしました。もはやこの時代に生きる私は間違いなく、旧勢力・新勢力、両方のDNAがあるはず。ならば、過去にどんなことがあり、どんな意図があろうとも、「全てのご先祖様のおかげで今のわたしがあります」という「大感謝のことば」として、奏上することにしました。
”安国とさだめまつりて”は、新勢力が「(日本の地域を)一つの平和な国にしようと平定して」という解釈ですが、
(色々あったでしょうが)今わたしは(心の)安国で暮らしています
という気持ちを込めて、奏上しています。そして、祓えの時に出てくる祓戸大神四神(はらえどおおかみよんしん)のセオリツヒメさま、ハヤアキツヒメさま、イブキドヌシさま、ハヤサスラヒメさま、それらは、自然の営みも表していると思っています。
水が流れて(セオリツヒメ)、河口に向かい(ハヤアキツヒメ)、海の奥から土の中へはいり(イブキドヌシ)、土の中で微生物が分解してくれる(ハヤサスラヒメ)。
その、自然のサイクルへの感謝を込めながら、奏上しています。
大祓詞
https://www.ne.jp/asahi/poko/apple/ooharae.html
大祓詞に関する気づきをfacebookでつぶやいたら、お友達さんたちが色々連鎖的に気づきをつぶやいてくれまして、大国主さんに対する新たな気づきもあったのですが、それはまた後日。
自分の気づきは自分だけのものではないと感じる、今日この頃です。なんでも、ちゃんと調べてキチンとまとまってからでないと投稿しない方がいい、って思っていたのですが、わたしの気づきが誰かの気づきに繋がり、すごく連鎖していくのを感じています(風の時代ぽいw。上下なくフラットに協奏、共走)。
下に紹介している松村潔先生の動画のどれかに「何かのメッセージが来るときは、自分や誰か特別な一人に来るのではなく、集合意識に情報が来ている」というようなことを言ってあることがありました。まさに、それを実感している毎日です。なので、中途半端でも、なんでも、バンバン気づいたことや拾ったことを発信していこうと思っている、今日この頃なのです。
土の時代は、ピラミッドのトップの人のために、トップや社会の何かを築きあげるために、大勢の人が自分自身の個性関係なく、動いていた。
風の時代は、一人一人それぞれがパズルのピースを持っており、それを持ち寄って、みんなで何かを組み合わせる。それはピラミッドではなく。そんな時代の幕開けを感じます。
オマケ2:北斗七星
わたしが好きな発信者兼、占星術の重鎮でらっしゃる、松村潔先生の動画で北斗七星のことを語っているもの。(内容は9割、意味が分かりませんw←そして私にとってはそれがいつものことなのですが、その「分からなすぎ」が楽しくて、時々やっぱり松村先生の動画を観てしまいますw)
あぁ、全然意味が分からない・・(笑)
そして楽しいw(←アホなワタシですw)
世の中に自分が理解できないことや、知らないことがまだまだ山ほどあるって、なんか楽しくないですか?
まだまだ死ねないわっ!
みたいなw(わたしだけ?w)
今回も読んで下さりありがとうございましたっ♡
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