ユダヤ人としてのアドルノとアウシュビッツ
友達の私に遺した文章
「西洋形而上学が正・反・合の弁証法のスタイルをとることにより、常に肯定的実践(すなわち進歩)の思想をうながし、西洋近代を導いてきたことは我々非ヨーロッパ人の想像以上に強固な事実であるようだ。非同一的なものの抹殺によるイデオロギーが理性を利用するとどういうことになるのか。これが徹底化された形で示されたのがアウシュヴィッツなのである。形而上学を最も栄えさせたドイツ人によってこれが成し遂げられたことを無視すべきではない。
この虐殺は単なる野蛮とは異なる。
徹底したイデオロギー(一民族を完全に地上から抹殺すること)に貫かれたものであり、作業として殺人工場が機能したのである。」
続きはこちらです。よろしければ是非