ハインツ・ホリガー
昨日聴いてきた名古屋フィルハーモニー管弦楽団を指揮したハインツ・ホリガー氏。
実はバリバリの前衛作曲家。
ドナウエッシンゲン音楽祭で現代音楽の音楽祭があり、その1950年から1990年までの傑作作品集でブーレーズ、シュトックハウゼン、クセナキス、ペンデレツキに並ぶようなすごい作曲家。
CD3枚目の三曲めに収められており、並びの作曲家を見れば錚々たるメンバーであるが知らん人の方が多いとは思う。
戦争で大量殺人を経験したヨーロッパ人が、戦後に「人間性」という概念を信じていいのか?と言うところから芸術や哲学が再スタートをしている。
音楽や文学や哲学は複雑にクリエイターが相互に影響を受け合っている。そんな音楽が明るく楽しいわけがない。眉間にスジをたてて聞き入るようなそんな音楽、と言うべきだろうか。洗脳を受けないと美しいとは思えないと、とそこまで言うか、と言う気もするが。
と言うわけで私は今日のハインツ・ホリガーも聞くつもりである。当日券ありますように。
ハインツ・ホリガーの習作II
ハインツ・ホリガーがモーツァルトのオーボエ4重奏曲に参加
ハインツ・ホリガーが自作の曲を振っている