新潮2023.9月号 感想 読んだものだけ

新潮9月号読み終わったー!
ということで、今回も気になるものだけ読みましたので感想書いていきます。
創作はだいたい全部読むことが多い傾向にありますね。逆に連載は途中から入りづらいので読まない傾向あり。

①テロと戦時下の2022-2023日記リレー
新潮9月号を買ったきっかけ。第一弾もあったようだが見ていない。朝吹真理子さん、國分功一郎さん、村田沙耶香さん、ラランド・サーヤさん、円城塔さん、桐野夏生さん、弘中綾香さん、柴崎友香さん、大貫妙子さん、高瀬隼子さん、土井善晴さん、最果タヒさんの分を読んだ。

・朝吹真理子さん
スピン5号での斉藤壮馬さんのエッセイで『TIMELESS』の話が出てきてそれきっかけで読んだ。

・國分功一郎さん
『暇と退屈の倫理学』だっけか、そういう哲学書を図書館で手に取り読んだことがきっかけ。その頃は哲学書に興味があった。

・村田沙耶香さん
『コンビニ人間』が芥川賞とったのがきっかけでお名前を知った。読んだ。1回目はうつ状態・適応障害と診断された時に読んで、共感を覚えながら読んだ(この頃発達グレーゾーンの判定もあり)
が、精神科に通わなくなってから読んでなぜか序盤で挫折。その後読み直したいと、どこへ行くにも持ち歩くも挫折。いろんな方の本の名刺のツイートに入っているのが信じられない。村田さん自身も好きです(柴崎さん、西さんとの鼎談も微笑ましく読みました。たまにわたしも村田さんの立場に回ることがあります。)

・ラランド・サーヤさん
ララチューンの中のラランド2人の雑談のコンテンツについこないだまでハマっていました。今でもYouTubeのオススメにララチューンの動画が出てきます。お二人の人柄・バックグラウンド・活動が好きです。ただコントとか漫才は、2020年度のM-1のネタ以降なかなかみる気になれません。なぜだろう。
エッセイ、ララチューンの該当動画をみたこともあり、あれのことだな、と笑えました。

・円城塔さん
今月号の創作で初めて作品を読み、日記リレーにも名前あったため読んでみた。この人は日本史…?歴史…?に詳しいのか、それとも理系なのか。まだよくわかっていません。

・桐野夏生さん
映画化した作品を読みたいのだけど、都度忘れてしまい読めていません。

・弘中綾香さん
テレビでよく拝見してました。色んなことをやってらっしゃるなあと思う。憧れますね。韓国語は自分も勉強中のため、親近感。

・柴崎友香さん
文藝2023秋号の鼎談で久しぶりに名前を見ました。関西弁だ〜

・大貫妙子さん
坂本龍一さんのエッセイにお名前が出てきたので読みました。やはり日記にも坂本さんと坂本さんのパートナーの方のお話が登場。

・高瀬隼子さん
まだ読めていませんが、いい子のやつを途中まで読んでてこれは面白いなと思ってるところです。芥川賞受賞、おいしいごはんが食べられますように、のやつは表紙に惹かれて読んだけど、途中読むのがしんどかったし、早退する人と自分を重ねてしまうところもありちょっとしんどかった。

・土井善晴さん
一汁一菜?のイメージ。あとよく好かれているイメージがあります。やはり食に関する記述も多かった。

・最果タヒさん
スピン5号での詩と往復書簡を読んで、少しだけ最果さんにハマりました。

②艱難辛苦の十三箇月/池澤夏樹
満州の戦時下でのお話。参考文献をもとに作られたフィクションだが、読みやすくリアルで引き込まれた。あとに作者の付記もあり、書き方に込められた想いなどが伝わる。

③存在しなかった旧人類の記録/円城塔
創作でありながら、簡単な論文でも読んでいるのかと思うような圧倒的、旧人類の記録。信じられないことが起こり、それがどうにも証明できないとき、オカルトは登場する。

④遭遇/小山田浩子
中華料理店、中華料理、それを食べながら話す男女二人と通夜を終えた人々の描写。物語の中に入り込める。

⑤『思い出すこと』より/ジュンパ・ラヒリ 中嶋浩郎 訳
なにが始まったのかと思った。全部あの詩人の人が書いてるのかと思ったが、解説で、最初の部分はラヒリさんだと知る。そりゃそうだ、じゃあなんでラヒリさんが作者になってんだってなるもんね。詩はやはり読みやすい、とわたしは思う。活字を読むからだと思う。今作でもそれを思えたのは、訳者と、詩人と、ラヒリさんのおかげかと思う。良い機会だった。

11月号は文學界が気になってます。買うかも?
以上です。


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