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5/16放送分【あの時にタイムスリップ】

生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています(詳細は自己紹介)。最新版は週1回、過去分は随時アップ中。21年度の目録はこちら

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20/05/16 放送分
「笑顔で始まり、笑顔で終わる」
萬浪佳隆 先生

講座の中で2つの問いかけがありました。

「団扇と扇子の違いは知っていますか?」
「打ち水と焚火のことを考えて みてください 」

この問いかけの瞬間、私の頭は講座を離れ、戦後10年ほど経過した大阪市内の市営住宅での生活へタイムスリップしていました。

夏の打ち水、冬の焚火が日常的に有った時代です。夏になればステテコ姿で打ち水をするおじさんが横を通る人に声を掛け、かけられた方も何か返事をしていました。冬は「たき火」の歌にあるようにサザンカが咲いていて、登校途中に焚火があり、おじさん達の間からすこしだけ手をかざし、ほっこりした気分で学校へ向かった事等を思い出しました。

確かに人情があり、人と人が一言かけあい、そしてつながり、思いやりが生まれる日々でありました。その根底には講座で出てきた、今より闊達な笑顔で始まり笑顔で終わる日々があったことも思い出しました。

この3カ月ほど、突然全世界的規模で起こったコロナ災害の中、一方でオンライ化が一挙に生活の中に広がりました。人と人の接触を避け、3蜜禁止が続き、これまでに無い価値観が拡がりました。そんな今だからこそ、あの時の打ち水、焚火に代わる現代版の仕掛けを編み出す必要があるのではないか、とヒントを得ました。

そしてボート普及活動の中にも、人との触れ合いやこころ温まるスポーツ感動話があるのではと改めて思いました。時間をかけて掘り下げる必要を感じています。

本日も新しい気づきをいただき感謝。

20/05/23
アストロケン

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HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。

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