11/28放送分【ボートが育んでくれた”おおらかな心”】
生涯学習の場として土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています。2018年からスタートして4年。noteでも公開することにしました。過去分もアップ中。
──────────
20/11/28 放送分
「逆境に弱い人 逆境に強い人」
加藤諦三 先生
本日の講座はアメリカのスーザン・コバサ教授が提唱する「逆境に遭遇したアメリカの経営者の研究」の紹介でした。
要約しますと
困難な事実(逆境)はそれを解釈する側(人)によって異なる。
困難を自分に対する挑戦であり、力を試す機会到来と解釈する人がいる。一方で別の人にとっては、同じ困難が鬱を誘引し打ちひしがれてしまう結果を生んでしまう。
逆境に強い人の心の基盤には、本人が意味あると思う事(仕事、地域、友人、家族等)とのつながりを大切にしていることが共通としてある。
とのことでした。
私自身50歳の時の逆境遭遇の事を思い出しました。
バブル崩壊、企業再編、リストラの大波の中にあって、30年弱勤めていた会社に区切をつけて新しい仕事に挑戦することにしました。その時に入社以来の同期の友にではなく、大学卒業以来30年ぶりに再会できた関西圏のボート仲間達と間に「意味ある繋がり」を感じ、救われた経験です。
以来、私にとって「意味ある」関係としてボートで青春を過ごした人達と共にすることが貴重な時間となりました。この気持ちが芽生えるに至った理由や変化を伝えたくて、文章訓練を開始しました。「感動エッセイ」と名付けましたが、書き上げることはなかなか難しく、今だに助走路にも出られていないのが現状です。
この話は、加藤先生の講義から想起させていただきましたが、私の場合は、自然の中でのボート競技が育んでくれた「おおらかな心」が流れているのではと気付きました。いままで意識下にあり言葉にしにくいこの心の状態こそ、感動エッセイの題材の一つとして掘り下げみようと思いました。
21/12/07
アストロケン
10/3放送分【迷惑をかけて生きること】<前 次>12/4放送分【ボート青春が吸収した自然の恩恵】
HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。
https://hat-kobe-rowing.jimdofree.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?