早生まれ VS. 遅生まれ
冬来りなば 春遠からじ。
そして
春来りなば 私はひとつ年齢を重ねます。
私は春に生まれました。
いわゆる早生まれです。
それも、ギリギリの早生まれです。
あと少し遅く生まれていたら学年が違っていました。
ものごころついた頃から、
「あらぁジェーンちゃんは早生まれなのね」
「小学校に上がったらしばらく大変ね」
などと、周りの大人から言われたのをなんとなく覚えています。
そうか。なんかようわからんけど私は大変なのか。
子ども心にそう感じていました。
小学校の入学式の日に同級生と一緒に撮った写真は、私のほうが明らかに体が小さいです。
自分ではよくわかりませんでしたが、しばらくの間は同級生より背が低かったと聞いています。
でも、安心してください。早生まれのお子さんを持つ親御さんたち。
私は
あっ!
という間に同級生に追いつき追い越しましたから(背は)。
生まれた日の数ヶ月の違いなど、長い人生の中ではほんの一瞬です(多分)。
とは言え、早生まれと遅生まれでは大人になってからいろんな面で違いがある、という意見もあるようです。
いわく、
プロスポーツ選手は遅生まれの人のほうが多い。
とか、
小説家は早生まれの人のほうが多い。
などなど。
※いずれも私がネットでみた情報ですので、根拠は定かではありません。気になる方はググってみてください。
後者を調べてみると、確かにビッグネームが確認できます。
村上春樹、大江健三郎、三島由紀夫、横山秀夫、湊かなえ、山崎豊子、赤川次郎、東野圭吾、遠藤周作、大岡昇平、田辺聖子、林真理子、などなど(敬称略)。
なるほど。私が好きな作家さんの名前もあるのが嬉しい。
もうひとつ、特に女子において早生まれが優位性を感じる点があります。
それは、同級生の中で歳をとるのが遅い、という点です。
多感な中学生くらいから、私はこの点においてのみ同級生にうらやましがられていました。
それは今なお続いています。
ですが、私の唯一とも言えるこの利点を脅かす存在がありました。
小学校からの友人の中にひとりだけ、私より更に遅く生まれた人がいるのです。
5日ほど。5日も。
この5日間のなんと長く感じることでしょう。
私はもうx歳になったのに、A子(仮名)はまだx−1歳なのか。
許せねぇうらやましいです。