声劇:「ウルトライレブンの憂鬱」ゲスト:Aimerさん(音声付き)
ウルトライレブンの憂鬱
作:モンブランパーク
取調官
「あなた名前は?」
ウルトライレブン
「モロボシ ブン」
取調官
「そして、怪獣を倒したウルトライレブン」
ウルトライレブン
「そうだ、地球を救ったんだ。それなのになぜ逮捕されたんだ」
取調官
「殺す必要があったのですか?」
ウルトライレブン
「何をのんきなことを。そうしなければ、地球は滅んでいたんだぞ」
取調官
「それは、まあ良しとしましょう。なぜ死体を放置したのですか」
「どうして、宇宙に捨てにいかなかったのです」
ウルトライレブン
「父のウルトラセブンも叔父のウルトラマンもそうしていたんだ」
取調官
「いつの時代の話ですか。昭和の時代の話でしょ。今、時代は令和ですよ。」
「宇宙に捨てていれば、国民からのあなたへの批判も少なかったはずです」
ウルトライレブン
「批判、なんで悪の怪獣を倒した、私が批判を受けなければならないんだ」
取調官
「死骸から異臭が漂い、半径50キロ以内の人が、住めなくなっているのです」
ウルトライレブン
「それは・・・」
取調官
「そして器物破損」
「あなたが、怪獣に投げられてビル2棟が全壊」
ウルトライレブン
「それは、しょうがないだろう。戦っていればそういうこともある」
取調官
「あなたが初めからメラトニン光線を使っていればよかったんです。」
ウルトライレブン
「戦う見せ場があった方がよいじゃないか」
「だって父のウルトラセブンも叔父のウルトラマンもそうしていたんだ」
取調官
「昔のやり方で、方法を変えられない。今は余計な動きなんていらないのです」
「ウルトライレブン。国民になんて呼ばれているか知っていますか?」
「老害イレブンです」
ウルトライレブン
「老害?体を張って助けたのに」
取調官
「殺人罪は、逃れるかもしれませんが、死体遺棄の罪はまぬがれないでしょうね」
「それと、器物破損で、おおよそ8億」
ウルトライレブン
「8億って。長野県の阿智村の税収より多いじゃないか」
取調官
「あなたの行動は、コンプライアンス違反でもあります」
「セクハラ疑惑がかかっています」
ウルトライレブン
「馬鹿な。セクハラなんてしていない」
取調官
「あの怪獣はメスだったのですよ。嫌がる彼女に抱きつき、押し倒しましたね」
ウルトライレブン
「メスだなんて知らないし。戦っているんだ仕方ないだろう」
取調官
「あなたと怪獣が戦っている動画が拡散されおり、セクハラだと批判が集まっています」
ウルトライレブン
「そんな馬鹿な」
取調官
「時代が変わったのです。受け入れなければ。正義の味方老害イレブン(笑)
共演者の
⭐️Marry Widow のひとりごと
Aimerさんのチャンネル⬇️
https://stand.fm/channels/5feef13f1f63b1cf68dfcc7f
⭐️お話しの中で、「阿智村」という長野県に実在する地名を出させていただいております。
自分たちの愛する「阿智村」をみんなに知ってもらいたいお二人の女性がスタエフの「ほっこり♨️あちラジオさん」。
ご縁を頂いていることもあり、地名を出させて頂いております🙇♀️
阿智村愛❤️のお二人の熱いチャンネル
チャンネル⬇️
https://stand.fm/channels/641005447cb02e02f59b8acb
声劇の音声です🙇♀️
お聴き頂けたら幸いです
#朗読 #声優 #カルチャー #詩 #創作 #クリエイティブ #恋愛 子育て
朗読フリー(声劇台本使用フリー)ですが、
下記の2つの#をつけてください。
#詩集ライフ (モンブランの言葉の国)
#作品名
よろしくお願いします