知らないと損!【介護老人福祉施設】と【介護老人保健施設】の違い3選
「介護老人福祉施設」と「介護老人保健施設」の各施設は
似ているようにも見えますが、実は全くな違いがあります。
介護老人保健施設が高齢者のリハビリを目的とした
短期間の入居なのに対して、介護老人福祉施設は、
一度入居すれば【終の都】として利用も可能なことです。
ここでは、それぞれの施設の違いについて詳しく解説します。
1 入居条件や費用について
介護老人福祉施設の入居条件は、65歳以上であり、
要介護3~5の認定を受けた人になります。
費用の目安は、月額5~15万円程度で、終身利用も可能です。
基本的には、寝たきりなどの緊急性が高い人が優先されるので、
それ以外の人は入居までに数ヵ月~数年待つことも珍しくありません。
介護老人保健施設の入居条件は65歳以上で、
要介護1~5の認定を受けた人です。
費用の目安としては、月額10~20万円程度となるでしょう。
介護老人福祉施設に比べると入居しやすいといわれていますが、
リハビリが主な目的なので、入居期間は原則として
3~6ヵ月までとなっています。
2 施設内の設備について
浴室やトイレ、食堂などの生活に必要な設備を中心に設計されているのが
介護老人福祉施設です。
また、居室面積は10.65平方メートル以上と決まっています。
居室のタイプも個室と多床室の両方があり、
各施設の実情に合わせてつくられているのです。
介護老人福祉施設と同様、介護老人保健施設にも浴室やトイレ、食堂などの生活に必要な設備がそろっています。
居室に関しても、個室と多床室の両方があります。
しかし居室面積は8平方メートル以上という決まりなので、
若干広さが違うといえるでしょう。
また、介護老人保健施設はリハビリが主な目的であり、
そちらの設備面でも充実しているのが特長です。
3 職員の配置について
介護老人福祉施設では、看護職員3名以上の配置が基本とされており、
入居者3人に対して1人以上の介護職員を配置して対応します。
さらに医師の常駐が義務付けられていないことも特長です。
介護老人保健施設は入居者100名に対して常勤医師1名の配置が必要。
介護職員25名、看護職員9名、ケアマネージャー1名の
配置も必要になります。
在宅を復帰としている老人保健施設の最大の特徴が
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士のいずれか1名の配置まで
義務付けられているのです。
4 まとめ
上記で挙げたように細かい規定や大まかな施設自体での
方針の違いが分かるかと思います。
家族の方で入所を考えている方も、介護職員として働く方も
ご自身に合った環境で入所・就職の参考にしてみて下さい。
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