フロー体験とFAKE【グルミク】

フロー体験って知ってますか？

「フロー」という隠喩は、苦もなく行動できる感覚を多くの人が表現したものである。

『フロー体験入門 楽しみと創造の心理学』　p.40

つまり、「スッとできる」感覚のことです。

音ゲーでパーフェクトを取るときは大体、この感覚を感じているときです。

今までも感じていただろうけど、本格的に意識し始めたきっかけはグルミクという音ゲー。

グルミクの収録曲に『FAKE』という曲があります。
ダライアスの曲のアレンジ。

FAKEでパーフェクトを取れたとき、スッとできる感覚に気がついた。

今までパズルを試行錯誤して解いてたのに、ある日解き方が全て分かった感じ。
必死にやってきたけど、今日だけは余裕でこなせる感じ。

よく「音ゲーは寝て起きたら上手くなってる」と言うけど、この感覚が証明してる。

その後も『幻想のサテライト』や『HOLY WORRY』のような高難易度曲のパーフェクトを取っていったけど、全てフロー体験が発動してた。

どうやったらフロー体験は発動するんだろう？
答えは目標設定にありました。

『FAKE』をやり込んだのは「段位認定」というモードで、確実にフルコンボを取らなければいけなかったから。

…ではなくて。
「あと少しでできそう」と感じたから。

もう少しで手が届く！
あとちょっとでイケそう！

こう感じるときって、自分の実力と目の前の目標のレベルが一致しているときのように思う。

実力 > 目標ならすぐに手が届き、飽きる。
実力 < 目標なら全く手が届かず、飽きる。

でも実力 = 目標なら飽きないし、何度も挑戦する。
ギャンブルと同じ気はするけど。

フロー体験に至った経験と至るまでのきっかけを書いてみたけど、仕事とかにも応用できそう。

ソシャゲから学べることもあるんだね。