世界最多の受賞歴を誇る、フランス生まれのボードゲーム
コンセプトは「6歳の子どもと、80歳が出会って5分で遊べるボードゲーム」。世界で最も多くのゲーム賞を受賞した秀作。
▶️ Quarto!
「あなたはこの心理戦を制して、勝利することができるか!?」
過去40年間に登場したボードゲームの中で、世界で最多の受賞歴を持つ、知る人ぞ知るフランスで生まれたボードゲームが、この「Quarto!(クアルト)」です。
この「Quarto!」がなぜそれほどまでに支持され、数多くの賞を受賞してきたのか。それは、大人も子どももすぐに遊べるわかりやすいルールでありながら、勝敗は相手が選んだコマによって決まる先の読めないスリル感。そして、勝つためには論理的思考力をもって、相手の心理を読みながらゲームを進めていく。その奥深さにあります。
コンセプトは「6歳の男の子と、80歳のおばあちゃんが出会って5分でプレイできるゲーム」。「Quarto!」は発売以来、世界中のボードゲームファンを魅了し、学校の教材としても採用されています。
「Quarto!」のルールはとてもシンプル。4×4の16マスの盤上に、タテ・ヨコ・ナナメ一列に4つコマを並べたら勝ち、といういわゆる4目並べゲームです。
これまでの4目並べと違うのは、コマの色、形、高さ、穴の有無の4つの特徴のいずれかで一列を揃えなければいけないということ。さらに、このゲームの奥深いところは「盤上に置くコマを自分で選べない」という独自のルールにあります。
囲碁やチェスのように自駒と相手駒にわけて対戦するボードゲームと違い、この「Quarto!」は形の異なる16個のコマの中からお互いにひとつずつ選び、渡し合いながら並べていきます。
自分のコマは相手が決める、相手のコマは自分が決めてゲームを進めていきますから、負ける時には自分が選んだコマで負けるということになります。
そして勝つためには、自分が負けないコマを渡す必要がある。コマを相手に手渡す際の攻防と心理戦が「Quarto!」の最大の魅力です。
相手に有利にならなように、しかし次に自分の番になった時には有利に進められるコマを選ぶ論理的な思考力。ゲームの局面を俯瞰して見極める集中力と、相手の出方を考えながらコマを選択する心理的戦略力。
そして、対戦相手とのコミュニケーション能力が鍛えられますから、ご家族や友人同士はもちろん、ビジネスの現場においてレクリエーションツールとしてお使いいただくのもおすすめです。シンプルなルールで短い時間で決着がつきますから、小学生くらいのお子さんから高齢の方まで、ハンディキャップを設けずに同じ条件で遊ぶことができるのも「Quarto!」の魅力のひとつです。
「Quarto!」のルールはとてもシンプルです。
「Quarto!」は、ラテン語で「4つ」という意味を持つボードゲームです。色、形、高さ、穴の有無という4つの特徴を組み合わせた16個の異なるコマを使って、同じ特徴を持つコマを先に4つ並べて「クアルト!」と宣言した者が勝者となります。
コマの特徴は次の4つ。このいずれかの特徴で一列揃えることが勝利の条件となります。
コマの特徴1:色(白色・黒色)
コマの特徴2:高さ(低い・高い)
コマの特徴3:形(丸い・四角い)
コマの特徴4:穴(穴あり・穴なし)
自分のコマと相手のコマを色でわけて対戦するのではなく、白、黒の色の違いも一列揃えるための特徴のひとつなのです。
4つの特徴が頭に入ったら、実際に遊んでみましょう。
はじめにコマをすべてボードの外に置いたら、先攻と後攻を決めます。先攻のプレイヤーは、16個のコマの中からどれでも好きなコマを1つ選んで、後攻のプレイヤーに渡します。受け取ったプレイヤーは、ボード上の好きな場所にコマを置きます。
次は、後攻のプレイヤーが残りのコマの中から好きなコマを選び、先攻のプレイヤーに渡します。ボード上の空いているマスにコマを置いて、相手のコマを選ぶ。という要領でゲームを進めていきます。
ボード上にコマを置いていき、タテ・ヨコ・ナナメのいずれか1列にコマが3つ並んだら要注意。コマの特徴が揃っていないかよく見て、相手に渡せるコマを見極める必要があります。
上の写真の場合、一列が揃う特徴はなんでしょう?どのコマを相手に渡せば負けることがないか。また、次に自分のターンになった時に有利になるコマはどれか。相手はどのマスにコマを置くだろうか、と先の展開と相手の心理を読んでコマを選びましょう。
この列のコマに共通するのは「穴が無い」という特徴です。穴が無いコマを4つ目に置いて「クアルト!」と宣言したプレイヤーが勝者となります。
もし、揃っていることに気づかずに宣言しなかった場合、コマを受け取った次のプレイヤーが「クアルト!」と宣言すれば勝ちとなります。お互いに気づかずにゲームが進んだ時は、後から気づいてもその一列は無効となってしまいますから、見逃さないように注意してゲームを進めましょう。
たとえば、上の写真のようにリーチしている特徴が2つ重なっている時は相手に渡せるコマがさらに少なくなります。この場合は「穴なし」と「高い」の2つの特徴を持っていますので、それ以外のコマを選ぶ必要があります。
基本のルールに慣れたら、上級ルールにもチャレンジしてみましょう
ここからは上級ルール、難易度がぐっと上がります。タテ・ヨコ・ナナメ1列に揃えるという基本のルールに加えて、上の写真のように隣り合う四角形状に4つコマを揃えても「クアルト!」の条件です。
4つの特徴を頭の中で整理しながら、直線上だけでなく四角形状にもコマの特徴が揃っていないか見極めなくてはいけません。通常のルールを覚えて勝てるようになってきたら、是非チャレンジしてみてください。
「Quarto!」は、相手から選び渡されたコマのみを使って勝たなければなりませんから、リーチに気がついても相手から欲しいコマが渡されるとは限りません。もし、相手も同様に気づいていたら負けないコマを渡してくるでしょう。
いかに相手に気づかれないように局面を進めていくか、そして自分自身も見落とすことなく、負けないコマを渡し続けられるか。対戦相手の次の行動を予測し、同時に残りのコマ数で先の展開を読む力が勝敗を分けるのです。
明快なルールで奥深い。短時間で勝負が決まるので、何度も繰り返し遊びたくなるボードゲームです。
詳しい情報と購入はこちら「Quarto!」
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