
専門学校生がアルバイト先で就職したいときのポイントと在留資格変更の注意点
こんにちは。
外国人ビザと雇用の専門家
中国語が話せる行政書士・社労士の大西祐子です。
今回は、専門学校に通う学生の方からいただいた「アルバイト先に就職する方法」と「専門学校を退学した場合の在留資格変更」についてのご相談をもとに、就職活動や在留資格変更の注意点を解説します。
◎アルバイト先への就職に必要な手続きとは?
現在のアルバイト先で正社員として就職したい場合、まず以下の手続きが必要になります。
○雇用契約を結ぶ
正社員として働くためには、アルバイト契約から正式な雇用契約に切り替える必要があります。
この際、以下の内容を雇用契約書に明記してもらうことが大切です。
・業務内容
・給与・手当
・労働時間
・雇用期間や雇用形態
契約書が不明確なままでは、後々トラブルになる可能性がありますので、契約締結前にしっかり確認しましょう。
○就労ビザの変更手続き
アルバイトから正社員に切り替わる場合、在留資格も変更が必要です。
「技術・人文知識・国際業務」など、業務内容に合った就労ビザへの申請を行います。
申請の際には、以下の書類が必要になります。
・雇用契約書
・雇用先の会社概要書類
・専門学校での成績証明書
・その他、在留資格に適合することを証明する資料
◎専門学校を途中退学した場合のリスクと注意点
専門学校を退学すると、在留資格変更において注意すべきポイントがあります。
入管法では、学歴や職歴が審査の重要な要素となります。
○学歴が要件を満たさない可能性
多くの就労ビザでは、大学や専門学校を卒業していることが条件となる場合があります。
途中退学してしまうと、学歴不足で申請が却下されるリスクがあります。
○在留資格審査が厳格化する
専門学校を退学した理由や、就職先の業務内容が専門性を伴うかが審査の焦点となります。
特に業務内容が単純作業とみなされると、ビザの取得が難しい場合があります。
◎専門学校退学前に確認すべき3つのポイント
退学前に、以下のポイントをしっかり確認することをお勧めします。
1.現在のアルバイト先で予定される業務内容が専門性を持っているか**
2.雇用契約書が正式に交わされているか**
3.退学後の学歴や職務内容がビザ申請要件を満たしているか**
〇次に取るべきステップ
具体的には、以下の手順で進めることをおすすめします。
退学前に専門家に相談する
専門学校退学が在留資格変更にどのような影響を及ぼすか、行政書士に相談してください。雇用契約内容を確認する
契約書をしっかり確認し、不明点があれば就職先に問い合わせましょう。在留資格変更の手続きを進める
書類の準備や申請手続きは、経験豊富な専門家の支援を受けると安心です。
◎最後に
専門学校生がアルバイト先で正社員を目指す際には、
労働契約や在留資格変更といった複数のポイントをしっかり押さえることが重要です。
また、退学するときは慎重に検討する必要があります。
迷いや不安がある場合は、ぜひ私たちのような行政書士にご相談ください。
一人ひとりの状況に応じたアドバイスを提供いたします。
この記事が、皆様の進路選択の一助となれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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